『仮面ライダーストロンガー』に登場した、ブラックサタンの大幹部。正式には「タイタン」なんだけど、紛らわしいし、ほぼ定着してる名前なのでこれを本稿で用いる。「地底王国の魔王」なる異名を持つ。
マグマの能力を持つ「改造火の玉人間」。パワーアップする前の「一つ目タイタン」時代から火炎技を特技とし、リボルバータイプの「タイタン破壊銃」や、パワーアップ後は、目玉を外して火球にするファイアーボールなどの技を用いる。
人間態のサングラスと正装で決めた「謎の紳士」の姿も印象的であった。
仮面ライダーシリーズきっての卑怯な幹部として有名。ヨロイ元帥よりは可愛いが。
部下を見殺しにする、人質を取る、敵を買収しようとするなどは朝飯前。その悪辣さは、雇われ幹部だったジェネラルシャドウすら嫌うほど。この2人の個性の違いがとても面白かったのも事実。
そのやり方は、ストロンガーだけではなく、タックルや立花藤兵衛すら嫌い、最後の最後に、ストロンガーを罠にかけようとしたのだが、素行が悪すぎて、誰も信じなかったので失敗した(一応、ストロンガーは死ぬ前に握手してやって、それが罠だったんだけど、失敗。おやっさんが「だから言わんこっちゃない」と言ったのだが、城茂自身が策士なので先刻お見通しだった)。
ここまでヒールに徹した幹部はなかなかいない。かつ、作中では憎らしいほど強い(まともにやれば)。
まあ、策を弄するからタイタンらしいんだけどね。
ストロンガーがそれぞれ、一つ目タイタンと百目タイタンを破ったのも、彼の特性と弱点を見抜いたからである。
『仮面ライダーSPIRITS』では魂がない状態で登場、デッドライオンが悲しんでいた。