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頭護貴人の編集履歴

2024-11-23 16:33:35 バージョン

頭護貴人

とうごたかひと

頭護貴人とは、『がっこうぐらし!』のキャラクター。

「水も食料も有限だ 生き残る者は選ばれねばならない」

おまえは違うというのか」

概要

頭護貴人とは、『がっこうぐらし!』のキャラクター。


武闘派リーダーをしている男子学生

金髪に染めており、釘バットを武器として活動している。


元は他の武闘派・サークル(自堕落同好会)と同じく聖イシドロス大学の学生。

パンデミック発生時は同大学内で日常が崩壊していく様子を目の当たりにした。


性格

常に最悪の事態を想定して行動するという徹底的現実主義で、作中でも度々高圧的な行動を取り、生き残るために様々なルールを決め、武闘派を纏め上げていた。

会議などでは神持朱夏、戦闘時においては城下隆茂と組んで行動している姿も描かれる。



関連タグ

がっこうぐらし! リーダー 釘バット


武闘派メンバー

頭護貴人 神持朱夏 城下隆茂 高上聯弥 右原篠生


サークル(自堕落同好会/くっちゃね友の会)・その他

出口桐子 光里晶 喜来比嘉子 稜河原理瀬 青襲椎子






以下ネタバレ注意



















「おまえらか……」「俺が憎いか……」













「くそっ」

「何のために俺は生き残った」

「何のために俺は殺した!」

「生きるためだ! 生き残るためだ!」







その本性は自分が生き残る事だけしか考えていない自己中心的な人物。上述の現実主義者としての振る舞いも武闘派を纏める為の方便に過ぎず自分にとって役に立たない人間を次々と排除していき更に大学で生活していく内に自分は生き残るべき選ばれた存在だと思い込むようになり、次第に自分と対立しているサークルのメンバー等を見下すようになる。また思い通りにならないと、感情的になったり自分が作ったルールも自分が対象になると拒絶したりするなど終盤では己の命さえ助かれば周りがどうなろうと知らんと言わんばかりの身勝手さが顕如になって現れていた。(とはいえ、己を選ばれた存在と称し、この世界は自分のためだけにあるなどと思い上がる人を殺めようとしておきながらいざ自分が殺されそうになると必死で命乞いをするなど他のメンバーも身勝手な面はあるのだが)


また、自分の安全を優先する傾向があり基本的に自身の安全が確保されてなければ一人で行動する事は殆ど無く、学園生活部やサークルの襲撃の際は自分が参加した作戦に優先的に多くのメンバーを同行させており、場合によっては自分は出ず他メンバーに戦闘等をさせている事もある。


活躍

大学に来た学園生活部を隆茂と共に追い回すもサークルのメンバー達に邪魔されて引き返す。その後メンバーを呼び出し学園生活部の件で問い詰めるも彼女達とのいざこざを指摘され高上聯弥に責任を押し付ける形で終わらせる。その後彼女達の物資の提供とと情報の共有を求めるも失敗に終わる。その後武闘派メンバーを集めて学園生活部の件で話をし、彼女達から外の情報を手に入れるのと残りの資源をなるべく長持ちさせるよう、「リソースの一元化」を企む。しかし、しばらくして彼女らと唯一接触した武闘派の高上聯弥がゾンビ化してしまい、その一件で武闘派は疑心暗鬼に陥る。


これに対して貴人は「高上がゾンビ化した原因は学園生活部にある」という推論を口実にサークルや学園生活部の面々を拘束するも隆茂が帰らず、更に自身の体に異変を感じるようになっており徐々に精神が不安定になっていく。

その後サークルのメンバーに高上の件で問い詰めるが、ゾンビ化させた原因の理屈が次々と論破され、苛立ちが爆発した結果、桐子の胸ぐらを乱暴に掴み彼女達一方的に犯人扱いし解毒剤を要求する等他の武闘派にその精神不安定さを暴露してしまうばかりか見かねて諫めようとした朱夏の手を払った後の呼吸の異常性から自身に感染の疑いがあることが発覚してしまい武闘派のルールに則って篠生が対峙するも死にたくない一心から逃走する。


逃げた先で美紀と鉢合わせし高上の件で詰め寄るも空気感染の事を知り、さらに不安定に。しかしその事実を否定し彼女がゾンビ化の解毒剤を持っていると思い込み要求するも、この時既に発病していることが美紀に露呈してしまい逃げられ、これまで排除してきた人々の幻覚を見てしまう。

追い詰められた貴人は美紀から解毒剤を奪う為に大学の門を開けてバットを叩きつけて音を鳴らしゾンビをおびき寄せて襲わせると言う暴挙に及んでしまう。


大学のゾンビパニックに学園生活部やサークルが対処している所に、車に乗って襲撃しクロスボウ突きつけて美紀に尚も解毒剤を要求し記事冒頭の台詞で自身の思想を突きつけるが美樹から「生きていれば」「それでいいんですか?」と反論され激昂した挙げ句彼女を射殺しようとするも、篠生に腕を刺され口論の末逆上した挙げ句素手で彼女に襲いかかるも返り討ちあった上完全に見限られてしまい、他の面々にも囲まれ、自身の立場が既に崩されたことに気付き逃走。

その後「墓」の辺界で彷徨うところ更に幻覚と幻聴に襲われるが自身が決めたルールすら拒絶し最期まで足掻こうとする。そこに神持朱夏が現れ今後の事を話し合うも「俺は選ばれた」という言葉に自分こそが選ばれた存在であると思っていた彼女は反論して背中を突き飛ばされ墓に落下した挙句体に火を点けられ死亡した。


余談

武闘派のリーダーとして振る舞っていたが組織の結末を鑑みれば無能と言って差し支えない。

例として上げると

  • メンバーが戦闘員に偏りすぎている
  • 物資の調達は同じコンビニでしか行った描写しかない
  • 役に立たないと判断すれば友人ですら切り捨てる(しかも仲間を大学から閉め出す際は隆茂や高上にやらせて自分の手は汚さない、しかもその時の表情は罪悪感は感じられない物であった。(胡桃ですらやむを得ず隆茂を死に追いやった時は泣き崩れる程だった。))
  • 水や電気等のインフラや食料庫の確保は戦えないと言う理由で切り捨てた人間が行っている(この結果戦えず価値の無いと捨て置いていたサークルの立場が対等に近い物になってしまっている。)
  • 空気感染等のリスクを全く想像していない上で隔離体制は完璧だと言っている
  • 学園生活部やサークルに掛けた容疑も碌な調査もせず襲撃した結果光里晶に反論を受けたり出口桐子に論破された際は碌に言い返せず言葉を詰まらせてしまう醜態をさらす
  • 事がある度自分の事は棚に上げて他人に責任をなすりつける事が度々ある。上述の高上の件だけでなくその高上がゾンビ化し始末した時も自身が決めたルールに則ったにもかかわらず篠生が美紀を射殺しようとしたのを阻止し口論となった時「高上は」「お前が……」と彼女一人に罪を押し付けようとしたり(これにはさすがに普段は大人しい性格の彼女も「うるさいっ」と声を荒らげていた。)
  • 自分が楽しむ為に意味も無く仲間を暗殺する危険人物に気付かないばかりか自分に次ぐ地位に据える

と、思慮の欠ける言動が見られた。

その結果十数人はいたであろう武闘派のメンバーは学園生活部が来たときには五人しかいないと言う体たらくであった。


戦闘能力が高い人間が優遇される武闘派だが、貴人自身の戦闘能力はお世話にも高いとは言えない。と言うのも

  • 基本的に貴人の戦闘方法は複数人による数の暴力で相手を制圧するやり方を多用したり人質を取り自分が安全かつ有利な状態で自分の考えや目的を押し付ける等、言い換えれば自分一人では自分よりも弱い相手に武器を使って強迫する事しか出来ない。
  • 本来なら遠距離の攻撃手段としても威圧目的としても有効なボウガンが貴人ではなく戦闘能力の一番低い高上が優先的に使っており彼がいなくなった後は朱夏が使用しており貴人が使った時は自分が追い詰められて勝手に使った時のみである。これは取り回しの問題もあっただろうがおそらく射撃の腕前は彼等に大きく劣っておりリーダーであっても彼等を差し置いて使うことが出来なかった事が考えられる。

人には色々言ったり要求等を行うが、大半が自分の事を棚に上げている事が多い。いくつか上げると

  • 新しい発見物は分かち合う約束をしたにも関わらず自分はドローンを複数持っていたが使いもしないで自分達の倉庫に隠していた。この約束はサークルがインフラや食料庫を見つけた際自分達も使いたい為決めたと思われるが、使わない物でこれだからおそらく食料に至っては食料庫の物を分け合う時最悪数をごまかしていた可能性もあり得る。(それを見透かされていた可能性もあり貴人が学園生活部の物資や情報を要求した際は光里晶に物資は学園生活部の物であることを理由に拒否され情報も出口桐子にはぐらかされる形で失敗に終わっている。)
  • 稜河原理瀬を尋問した際「仲間が増えた分俺たちを間引こうとしたのではないか?」と言ったり、明らかに聞く価値も無いと言わんばかりの態度をとり揚げ足を取るときにしたり顔で「図書館にひきこももってるやつがよく言う」と語っているが前者は自分達がすでにそれを行っており後者も物資の調達が上手くいかず人手が足りなくなってからは巡回と身体検査は他のメンバーに丸投げしており自分は殆ど安全な場所で指示を出すだけになっておりハッキリ言って他人をとやかく言う資格は無い。

このように自分は上っ面だけはリーダーとして取り繕って他者は見下し高圧的な態度を取っているが自分の失敗は認めようとせず自分のルールや責任を一方的に押し付け自分はそれを拒否するという身勝手な振る舞いをし続けており、こういった責任感の欠片も感じられない言動のせいかサークルのメンバーだけでなく武闘派の中にもあまり信用されていない描写が見られ、これらの所業や追い詰められた際の際の暴走が結果として武闘派が分裂、崩壊すると言う結末を辿る要因となった。

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