マリーンカップ
まりーんかっぷ
船橋競馬場で行われる地方競馬のダート重賞競走(JpnⅢ)。
概要
1997年創設。
JRA(日本中央競馬会)のダート重賞競走と地方競馬の中央交流ダート重賞競走で構成されるダートグレード競走の一つとなっており、全国の地方競馬の所属馬とJRAの所属馬も出走が可能である。
現在はサッポロビール株式会社が優勝杯のスポンサーを務めており、競馬番組表などでは「サッポロビール盃 マリーンカップ」というサブタイトルが追加された表記がされる。
前身は4歳(現表記3歳)牝馬限定の準重賞「マリーン・カップ」。準重賞時代は1,700mの距離で争われ、ケーエフネプチュン、マキバサイレントらが優勝馬に名を連ねている。
1997年に4歳(現3歳)から10歳(現9歳)までの牝馬限定の賞金別定の中央・地方全国指定交流の重賞(統一GⅢ・南関東GⅡ)競走、マリーンカップとしてリニューアルし、開催回数は「第1回」とされた。競走距離も100m短縮されて1600mとなった。
2001年からは出走資格を3歳(旧4歳)以上牝馬に、2004年からは負担重量をグレード別定に変更された。2011年は東日本大震災の影響により開催中止となり、代替開催も「実施に適する日程がない」として執り行われなかった。
2024年のダートグレード競走の整備に伴い、開催時期を9月下旬に変更。また出走条件も3歳牝馬限定に、負担重量も定量となり、競走距離も1800mにそれぞれ変更される。さらに本競走の優勝馬にはJBCレディスクラシックの優先出走権を付与される。JRA所属馬にとっては上半期の関東オークスと並ぶ3歳ダートティアラ路線の大きな目標レースとなる。