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前後のストーリー

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超える想い今回夢咲き鳥

予告

所長のお嬢さんが職業体験に挑戦!

だけど選んだのはSKIPじゃなくてテレビのリポーター。なんだか寂しそうな所長。

そんな時、古代怪獣ゴメスが現れて……えっ! シトロネラアシッドが効かない!?

次回、ウルトラマンアーク『受け継がれるもの』

走れ!ユウマ

あらすじ

ヒロシ所長の娘が職業体験に挑戦するという。

だが選んだ職種はSKIPなんかじゃなくて、テレビのリポーター!?

その姿に、普段は見せない父親の顔を覗かせるヒロシだが、少し寂しげな雰囲気も……。

そんなとき古代怪獣ゴメスが現れるのだが、なんだか様子が……

え? ゴメスが空を飛んだ!?

概要

オニキス案件に加え、ヘルナラクによる幽体怪獣騒動も終結し、一応の平和を甘受するSKIPの面々が何気にテレビに視線を向けると、職業体験でテレビリポーターを体験する伴ヒロシ署長の愛娘・伴ツグミの姿が映った。

慣れない業務に悪戦苦闘するツグミの姿に、ユウマ達は微笑ましく見るも、当の伴署長だけは複雑な表情で見ていた。

数日後、ツグミが再びテレビリポーターとしてTVクルーと共に行動していると、前日に出現したゴメスが同地に向かい侵攻を開始した……が、何故かゴメスは重力を無視するように上空を飛翔して

ゴメスの弱点である〈シトロネラアシッド〉も効果がないのも合わさり、石堂シュウが「ゴメスに擬態した宇宙怪獣ではないか?」と推測する最中、遂にゴメスらしき怪獣は市街地に到着し、その余波でツグミに瓦礫が迫り、伴署長は娘を守ろうと動いた。

ユウマは急いでウルトラマンアークに変身し伴父娘を救助すると、すぐさまゴメスらしき怪獣と交戦するが、それは意に介さず侵攻を続けた。

最終的にゴメスらしき怪獣がアークによって倒されるや、その正体である宇宙生命体スペッキオの姿が露呈された。

防衛軍がスペッキオのデータを得るべく活動する中、伴父娘は言葉少なながらも確かな絆を認識した。

解説

いわゆる『家族回』にして、伴ヒロシ署長が主役の『父親回』に相当するエピソード。

また、同エピソードはニュージェネシリーズからの常連監督ではなく、新監督をメインに据えた今後のシリーズを占う、文字通り試金石ともなるエピソードである。

序盤は『ウルトラマンX』の神木正太郎隊長のエピソードのように、父子のスレ違いと突如現れた怪獣から市街と我が子を守る王道展開だったが、登場したゴメスが空を飛ぶ、バリアを展開する……等々、従来の個体ではあり得ない能力を多々披露した末に、実は地球怪獣に擬態した宇宙怪獣だったオチを見せた。

初登場となったスペッキオも、高い戦闘力とプリズ魔を思わせる非生物の形状に加えて、極めて精巧な擬態能力を併せ持つため、古参ファンから「以降の作品にも使いやすい新規怪獣が現れた」 に類する好意的な評価を受けている。

一方で、ドラマパートでの伴父娘やSKIPメンバーの遣り取り、ゴメスに擬態したスペッキオの無機質かつ不気味な侵攻などの演出が好評な一方、アークとスペッキオのバトルパートは……

  • 変身バンクなしで登場するアーク
  • まるでサンダーブレスターのように、手にしたオブジェを武器代わりに振り回すアーク
  • アークは首を何度か捻ったものの、最後の決定打以外はほとんど無意味だった
  • その決定打の攻撃も、事実上アークアイソードの滅多斬り=必殺技を使わない
  • そもそも「ゴメスではない存在」と認識し苦戦したにもかかわらず、最初から最後までギャラクシーアーマーを使わない(無論、メタ的には塩試合にしない意図があるのは分かるが、既に危機的な状況である以上、戦力の出し惜しみにも見える以上は不自然なのも事実である)

……等々と、反比例するようにおざなりな演出が目立ち、視聴者の中には「ドラマパートは120点、ゴメスの侵攻パートは100点、バトルパートは0点 とする厳しい評価も散見される。

敢えてフォローするなら、バトルパートよりドラマパート重視の回は『ウルトラマンティガ』のゴルドラス回の様な前例が既にあるので、そこまで不自然ではない。

また、ゴメスSPには光線技が悉く無効化され、そもそも光線メインのギャラクシーアーマーでは無駄に体力を消耗するだけで分が悪く、メタ的に言えば前話を含めアークアイソードの活躍の場が減るのを避けたかったとも考えられる。

関連タグ

ウルトラマンアーク

戦士の背中9年前の作品のエピソード。こちらもチームの隊長とその娘の関わりを描いたストーリーで、今回同様にゴメスが登場している。