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編集者:ノーマルQ
編集内容:セブン怪獣の記事埋め込みなど

ワイアール星人

わいあーるせいじん

『ウルトラセブン』に登場した宇宙人。この記事は後述するチルソナイト808や生物Xについても取り扱う。

データ

別名生物X、植物宇宙人
身長1.8~150m
体重100㎏~1万3000t
出身地ワイアール星
スーツアクター佐々木孝吉(人間大)、春原貞雄(巨大化)
人間態松本朝夫

概要

第2話「緑の恐怖」に登場。

地球人を自らと同様の植物のような怪人・人間生物X(怪生物X)に変身させ、鼠算式に増殖させる事で地球を侵略しようとした植物型の宇宙人。

身体は細長い蔦状に変化させて移動したり、逃げる相手に絡み付いて動きを封じたりする事が可能。

人間態から元の姿に戻る時はチルソナイト808が緑色に光り、手から緑色の金属で覆われた後身体が蔦状に変化して人間型になる。

チルソナイト808という金属の塊に宇宙ステーションV3の隊員・石黒達男を閉じ込め、電子頭脳を内蔵した小型のチルソナイトで石黒に変身して地球に侵入した。夜になると元の姿に戻り、後述する能力で生物Xを次々に増やしていった。

しかしチルソナイトが破壊された事で人間態を維持できなくなり、箱根へ石黒の妻を連れて行く途中の列車内で正体を現した。駆け付けたダンウルトラガンで撃たれるも巨大化し、セブンと戦闘になる。ニードル光線で怯ませ押さえつけるも、セブンは穴を掘って脱出してしまう。そのままセブンに襲い掛かるも最期はアイスラッガーを投げられ、縦に真っ二つにされて死亡。遺体はエメリウム光線で焼却されてしまった。

星人が死亡した事で生き残っていた生物Xは全員元の人間に戻る事が出来た。

その後、小説『ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント』によれば、出現後に百日咳に似た症状をもたらすウイルスが確認されたとの事で、異常物質を見つけ次第、防護服を着たGUYS治安部の職員が一帯の消毒を行う決まりが出来たと言う。

能力

身体から特殊な液体を吹き付けて人間を一定時間後に生物Xに変化させる。巨大化すると全身から緑色のニードル光線(麻痺光線)を発射する。言語能力は不明で、石黒の姿では流暢に話すが怪人態では怪音を発するのみで終始無言だった。

植物モチーフでは珍しく、火炎が苦手という訳ではない様子(石黒の姿で喫煙している為)。

人間生物X(怪生物X)

身長1.8m
体重100㎏
人間態大村千吉

星人の液体によって全身が緑色の金属で覆われた後、星人と同じ姿になった人間。夜間に活動し、人間大の星人と同じ能力を使用できる。洗脳されているのかは不明だが、少なくとも人語は話せない様子。星人が死なない限り元の姿には戻れない。

チルソナイト808

ワイアール星で産出される金属で、地球には存在しない。とても頑丈でセブンの透視でも内部を確認できない。星人は同型の金属を2種類用意し、大型に石黒を閉じ込め、小型に電子頭脳を内蔵して石黒に変装した。大型は隕石のように石黒の自邸に落下し、小型は送り主不明の小包として詳細不明の郵便配達員(演:鈴木和夫)によって石黒邸に届けられたのを石黒に化けた星人によって部屋の机に隠された。大型は石黒(星人)を送り届けたダンによって回収され、小型は電子音を出しているのに気付いた石黒邸の家政婦によってウルトラ警備隊に通報され、駆け付けたダンによって叩き壊された。小型が破壊されるのに連動して大型も破壊され、閉じ込められていた本物の石黒は無事に救助された。

余談

  • 植物の怪人だけあって、名前の由来は「葉緑素(YouRyokuso)」らしい。
  • 劇中でウルトラセブンの名前が初めて呼称されている。
  • 設定では150mもあり、セブンに出てくる怪獣・宇宙人の中では最も巨大である。だが、映像ではセブンより少し大きめな位で、サバを読みすぎな気もする。恐らく蔦状態になった時の全長の間違いと思われる。
  • 蔦で覆われた人間型の身体の所々に鏡の破片が付着しているデザインは空洞感を出す為だが、デザイナー曰く失敗だったらしい。
  • 人間大のスーツアクターを務めた佐々木氏は第2話の助監督。スーツアクターの手配を忘れたため責任を取る形で自身が演じた。
編集者:ノーマルQ
編集内容:セブン怪獣の記事埋め込みなど