概要
ういろうとは和菓子の一種である。が、「ういろう」という和菓子は実際、かなり多くの地域で造られておりしかも製法が地域によって異なる事から、此処では名古屋銘菓として知名度が高い尾張のういろうについて記載する。
尾張のういろうは米粉に粗目の良質な砂糖を添加して練り合わせ、蒸し器で蒸して製作する。粗目の白糖以外でも黒糖や果糖などを添加される事もあり、他にも味のバリエーションとして小豆あん、抹茶など、様々な物が加えられることも多い。
ういろうが尾張の銘菓として有名になった背景には、青柳や大須ういろ製のういろうがキオスクで気軽に購入出来るようになったという点があるのだが、一方でこの両社が製作するういろうは味に於いて決して芳しくないので、地元民としては他のキチンとした老舗での購入をお勧めしたい所である。
(薬のような味がするういろうは実在する……)
本物のういろうは米粉と粗目砂糖だけで造られている事から味も素朴でもっちりして腹持ちが良く、生菓子として申し分ない性質を持ち合わせている。
地元民お薦めのういろう屋
・山中羊羹舗
名古屋市中区大須にある老舗。味は白糖の白、黒糖の黒、抹茶の三種類。サイズは一竿と1/3竿の二種類が選べる。
※尾張以外にお住まいの方も気軽にお薦めのういろう販売店を挙げて下さると嬉しいです。