概説
白色人種が有色人種(非白人)よりも上位で優れているという思想であり、そのような価値観の人達のことを白人至上主義者(white supremacist)と呼ぶ。
なおこれは、有色人種が抱く「白人コンプレックス」とは異なり、白人自身が持つ思想である。
白人至上主義者の中には「White Pride」と書かれた刺青を入れる者までおり、その種の刺青はアメリカ本国でも危険人物扱いされるような、社会的に大変受け入れがたい刺青とされる。
なお、反移民感情と白人至上主義は異なり、白人至上主義者は白人の移民を歓迎することもある。しかしながら移民に有色人種が多いことや有色人種の犯罪率の高さなどから反移民感情と結びつきやすい。
ただ、白人という指標は時代各々であいまいでアメリカでは第一次世界大戦前ではアイルランド系(白人)、第二次世界大戦開戦前ですらドイツ系イタリア系(白人)も非白人扱いされていた。
これにはWASPという建国以来アメリカに住んでいる白人が真の白人という思想があったためである。