白血病

はっけつびょう

白血病とは、血液の異常が起こる病気の一種。

概要

血液の成分の１つであり、免疫担当細胞である白血球が異常増殖する病気である。

この増殖した白血球は正常なものではないため、病的な白血球が増えることで正常な造血細胞の働きが悪くなり、貧血になったり、異常な白血球が内臓に悪影響を与えたり、免疫力が低下したりする。「血液のがん」とも称される（但し医学上の厳密な定義としてはガンとは異なる）。

倦怠感や出血傾向などの自覚症状が出る場合もある。

白血病は主にがん化した細胞のタイプから「骨髄性」と「リンパ性」、病気の進行パターンや症状から「急性」と「慢性」に分けられる。その為、様々なタイプの白血病があるためその推移などは細かい違いがあるが、いずれにしろ放置しておくと死に至ることもある病であるため専門家に診せることが大事である。

原因はウイルスによるもの、放射線障害によるものなど様々だが、原因が不明なものも多数ある。また病状の進行具合も種類等よりかなりの差があり、短期間で亡くなってしまうケースから比較的ゆっくりめのものまで様々である。

原爆の放射線障害による疾患でよくある病気の一つでもあり「原爆症」の１つとしても扱われる。

抗がん剤による化学療法や、造血幹細胞移植、臍帯血移植などが行われる。

上記の通り多様なタイプがあるため、使う薬なども多岐にわたり、治療法はその状況に応じて様々な組み合せのものが行われる。

昔はフィクションにおける不治の病の定番設定でもあったが、最近は医学の進歩により寛解し、吉井怜などのように社会復帰する人も少なくない。

基礎研究や治療薬の開発の進展など、非常に進歩の早い分野でもあるので「数年前に手の施しようがなかったタイプでも寛解する」のもざらである。

最先端の専門家に診てもらうことを強くお勧めする。