プロフィール
※:プロフィールの大半が漫画版GXで公開されたもので、アニメ版でのプロフィールは未公開。
概要
「遊戯王GX」に登場するキャラクターでオシリスレッドの一人。
乗り物(ビークロイド)デッキを使用。
カイザーこと丸藤亮の弟である。
容姿は、小柄で幼い外見が特徴で鼻眼鏡をしており、水色の髪で左右に髪がはねている。
前髪は兄の亮に似ている。
ちなみに目つきは前作「遊戯王DM」の主人公である武藤遊戯に若干似ている。
当初は優秀な兄との差に悩む、自分に自信のない気弱な少年だったが、主人公の遊城十代との出会いを経て色々な経験をし、着実にデュエリスト、人間として成長を重ねている。
しかし、お調子者の側面があり、デュエルで脇が甘かったり、慢心して調子に乗ったり、尊敬している相手以外には毒を吐く一面がある。また、ティラノ剣山との舎弟分争いは冷静に聞くと非常にアブナイ。
遊戯王GXのレギュラーメンバーキャラの中で唯一、3つの寮すべてに所属したことがある生徒である。
当初は実力も知識も前田隼人と大差ない位に低く、
- 対戦相手が武藤遊戯のレプリカデッキを使いこなしていたとはいえ有翼幻獣キマイラ1体に負ける
- 2年進級時には何度も見ている十代のE・HEROの効果さえまともに理解しておらず、進級できたこと自体が不思議な位に知識も実力も最底辺
という、レッド寮の典型例と言わんばかりの最低の落ちこぼれどころか素人同然のレベルだった。
特に慢心癖は2年次のジェネックス開催まで引きずっており、それによって何度もしっぺ返しを食らっていた上にすぐにいじけてしまう有様。
それでもそれを徐々に克服し、遂には亮から譲り受けたパワー・ボンドも使いこなすまでに成長している。
サイコ流継承者・猪爪誠とのデュエルでサイバー流デッキに自らのビークロイドを組み合わせた新たなるデッキを使い勝利した後、兄からそのデッキを譲られた。
これにより、事実上サイバー流の継承者に当たる。
↓左からオシリスレッド、ラーイエロー、オベリスクブルーの所属時の翔
漫画版GX
ほぼ別人。
本作でも十代を「アニキ」と慕っているのは変わらないが、慢心が目立ったアニメとは対照的に対戦相手に同情して勝ちを譲ってしまうほどのお人好し。
亮はその優しさがデュエルの世界で足を引っ張ると懸念しており、アカデミアに来ることには密かに反対していた。
また頭もよく、作中で行われたテストでは名前を書き忘れて暫定0点だったものの、問題そのものは問題なく解答し98点という好成績を収めている。
肝心のデュエルの腕前はと言うと、作中参加した対戦は1勝4敗で負け越し。ただしこれは相手が悪かったのが大きく、
- ドローパワーに加えて単純にデュエルそのものが強い十代
- 大型のドラゴン族を手足の如く操る万丈目
- 闇のカードであるプラネットシリーズを持つデイビット、ヨハン
と強敵揃い。
相手の盤面から伏せカードを推測して手を打つ、自爆特攻から勝ち筋を作り出してフィニッシュを決めるなど、戦い方そのものは非常に実践的である。
また、劇中唯一攻撃力4000の切り札「極戦機王ヴァルバロイド」を持っており、カードパワーもかなり高い。
使用デッキ
ビークロイド(ロイド)
機械族で構成する、乗り物モンスター群。コンボ性が高く、トリッキーな戦い方ができる。
漫画版ではビークロイドではなく、オリジナルのロイドモンスターを使用。
サイバー・ダーク
兄の亮から受け継がれたデッキ。
墓地のドラゴン族モンスターを装備して、高い戦闘能力が得られる。
タッグフォースにおける丸藤翔
PSPのゲーム作品タッグフォースでは、レッド時代、イエロー時代、ブルー時代でストーリーが分岐するなど、なかなかに優遇されている人物。
レッド時代はユーフォロイド・ファイターやアーマロイドガイテンゴーなどアニメ初期や漫画で使用したデッキ。
イエロー時代はジャンボドリルやステルス・ユニオンを中心とした、光の結社・ユベル編で使用したデッキ。
ブルー時代はイエロー時代のデッキを強化したものに加え、サイバーダーク系を揃えたアニメ後期のデッキを使用。
ただ、パートナー時はいずれも無難なビークロイドデッキなので、サイバーダークを使わせたいなら自分が使うかデッキ編集を行うこと。
とはいえ重量級ビークロイドの火力はかなりのものなので、アニキより初心者向けとも言える。