概要
「感嘆符疑問符」と呼ばれ、名前の通り感嘆符(!)と疑問符(?)の役割を同時に表現する約物である。
なお、これを一文字で表すと「‽」となり、「インテロバング」と呼ばれる。「!」か「?」と入力して変換すると出てくる。また、スペイン語などに使用される逆感嘆符や逆疑問符のように、インテロバングもさかさまにしたものが存在する。(⸘)これは、インテロバング(interrobang)の綴りを反対にして、"gnaborretni"と呼ばれる。
また、海外では「?!」(疑問符感嘆符)と逆になっていたり「??」とされる事もある。
pixivでは、見た瞬間、一瞬思考停止させられるような何かに出くわしたというニュアンスをもたらされる絵に付けるタグである。
入力
横書きの文章を書く際は、ただ単に「!」と「?」を並べて入力するだけである。
縦書きの場合、特にWordの場合は半角英語数字の「!」と「?」を入力し、「書式→拡張書式→縦中横」という操作を行うことで「!?」となる。
Unicodeでは、これを1文字分で表現した「⁉」もある。環境によってはこちらの方が縦書きに使いやすいかもしれない。
漫画等における『!?』
漫画では驚きと疑問を表す表現として、約物ではなく単独で使用されることが多い。
主にキャラクターの驚きの表情と共にフキダシに単独で「!?」と書かれている。
またライトノベル(特にバトルものやコメディ)でも手軽に驚きを表現できる方法として比較的よく用いられる。
某動画サイトにおいては、動画中に珍妙な容姿の人物が登場した時や、何か驚愕の展開になった時などにこぞって「!?」弾幕が張られることがある。
マガジンマーク
上記とは別に、読者の注目を集めたいコマに対して、フキダシや驚いたキャラクターの表情無しに「!?」と写植する表現方法が存在する。
1990年代の『週刊少年マガジン』では、上記の表現方法がびっくりするくらいの多くの作品で使われており、作者も内容も違う漫画同士でもとりあえずこの表現だけは共通するので、当時からパロディとしてよくネタにされていた。
作者無関係に編集部が勝手に写植していたのではなどと言われることもあるが、週刊誌の漫画制作は編集者込みでやるのが普通なので、各作者も了承済みだったのだろう。
由来は『特攻の拓』と言われている(他にも諸説有る)。同作品で有名な「ケンカの話の時間だ!コラァ!!」でもこの表現が使用されている。
特に藤沢とおるの漫画では高確率で発生し、見開きページの真ん中に「!?」と書き、強いインパクトを読者に与えている。
また『金田一少年の事件簿』では読者へのヒントや伏線が仕込まれているシーンに多用されている。
こうした経緯から、この表現方法における「!?」は漫画ファンからは主に「マガジンマーク」の通称で呼ばれ、現在では『マガジン』掲載作品以外の漫画でも多く見られる表現となっている。
パロディウスだ!における『!?』
コナミのシューティングゲーム『パロディウスだ!』における『!?』は、パワーアップメーターが『!?』に合っているとき、パワーアップボタンを押すと、今まで装備してきたすべてのパワーアップがキャンセルされてしまう。
パロディウスだ!では、ルーレットカプセル(パワーメーターがルーレット状態になる)もあるので、注意しなければならない。
検索不可能な文字
YouTubeに!?という動画があるが、タイトルで直接検索してもヒットしないため「おすすめからしかたどり着けない伝説の動画」として海外勢から注目を集めている。しかし、概要文の「こんな地点でダッシュしても届かないからたぶん実用性は南無」で間接的に検索すればヒットする。
関連タグ
週刊少年マガジン マガジン 特攻の拓 GTO 仮面ティーチャー !?シリーズ