概要
フランスでは、ブルターニュの大半でブルトン語、低バスクの一部でバスク語、ルシヨンでカタルーニャ語、ニース辺りでイタリア語、コルシカでコルシカ語、ロレーヌ東部とアルザスでドイツ語、最北端のダンケルク辺りでオランダ語も使われる。ベルギーでは北部でオランダ語が使われるが、北部でも上流階級ではフランス語を母語とする事がある。スイスではドイツ語を使用する地域が多く、フランス語は西部の州で主に使われる。
ヨーロッパの外でも、現存する海外領土(タヒチなど)や、旧フランス領が多い西アフリカなどで使われている。
元はローマ帝国時代のラテン語ガリア方言から変化したもので、同系統のイタリア語やスペイン語とはやや似ている。ただし、標準語が北部のパリの言葉から発生したため、イタリア語やスペイン語との違いはそれなりに大きい。
英語と共通の単語が多い(フランスのノルマンディー地方の領主がイングランドを支配していた時期があったため)が、英語とは違いラテン語発祥なので文法や言語体系が大きく違う。フランス王国は西ヨーロッパ最大の大国であったため、18世紀にはヨーロッパの共通語のような地位にあった。英語がヨーロッパの外で幅を利かしている21世紀でも、英語を公用語とする国がヨーロッパの大陸部分に存在しない事もあり、ヨーロッパ内部では広く通用している。
SoundHorizonやローゼンメイデンなどのサブカルチャーでもしばしば使われる言語だが、いざ喋るとなると発音も読み方もややこしい。英語と同じように考えないほうがいい。
だけど喋れるとすごくかっこいい。
一例
- ボンジュール(こんにちは)
- ボンソワール(こんばんは)
- オーヴォワール(さようなら)
↑「ル」はほとんど発音しない。
単語の最初に「h」がつく場合、「h」は発音しない。
語末ではない語中に「r」がある場合、ぶっちゃけうがいのように喉を鳴らす発音をする。
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東北弁 …北奥羽方言の鼻音が似ているという話もある。