概要
ライブアライブにおいて、初期に選べる7つのシナリオのひとつに存在する西部編に登場する無法者集団・「クレイジー・バンチ」の指揮官として登場。もとは第七騎兵隊の兵士だったが、インディアンのスー・シャイアン連合軍との戦いで騎兵隊が壊滅した際、生き残ったらしい。ディオは15人の戦闘部隊を始めとした賊徒を率い、黄金を目当てにゴールドラッシュで栄えたサクセズ・タウンと言う街を脅かしていた。保安官もいるにはいたが、あまりにも強力な彼らを懐柔することしかしなかったため、息子のビリーに蔑まれていた。
そんなある日の事、旅のガンマンであるサンダウンに配下のならず者の小悪党パイクを懲らしめられ、彼を倒そうと差し向けた刺客も、サンダウンと決闘中だった賞金稼ぎのマッドドックに射殺されてしまう。可愛い子分をいたぶられ、殺されて怒り心頭のディオと子分達はサクセズタウンに攻撃をかけるべく、夜明けを狙って突っ込んだ。
だが、マッドの提案で保安官や町民が仕掛けた罠が炸裂して戦闘力が減った(わざと減らさないで難易度を上げた戦いも楽しめる)クレイジー・バンチはサンダウンとマッドを相手に戦う事になる。ここでの脅威がディオの必殺技であるガトリング射撃で、射程範囲に入ると即死する恐るべき技である。
得意のガトリングで大暴れしたO・ディオだったが、最強ガンマンと腕利き賞金稼ぎのタッグの前には敵わず、組織ともども滅びたのであった。
ディオの正体は…
サンダウンとマッドの銃弾を浴びて息絶えたディオの亡骸は決戦後、皆の見ている前で黒い馬に変わって走り出した。それを見た保安官が思いだしたのは、壊滅した第七騎兵隊の悲劇だった。騎兵隊はインディアン軍に倒された際、一頭の馬だけが生き残っていたと言う。その時の兵士達の無念が憎しみとなって馬にとりつき、ディオを生んでいたのだった。
その後、サンダウンはマッドと決闘をするが、その際の行動でエンディングが変わる。マッドを倒さずに済んだ場合、彼はサンダウンのせいで逃げてしまった馬の代わりに、なんと荒くれ馬に戻ったディオを愛馬として登場する。ライブアライブにおける大半のボス(オディオ)が滅ぼされているのに対し、救いのある珍しい例でもある。
最終編で
オルステッドが各シナリオの悪役を操る魔王オディオのシナリオでは最強の存在。サンダウンとマッドにガトリングを一発ずつ見舞うだけで999ダメージを叩きだし、ほぼ無傷で圧勝可能。ただし、ヒーロー側では鬼門と言える存在で、サンダウンを育てていなかった場合はアイテムを投入しまくり、装備を強化しないと勝てないが、ハリケンショットを覚えていればまず勝てる相手である。