概要
CV:小倉唯
千里山女子の3年生。大会では先鋒を務める。
「一巡先を見る」という強力な能力があるものの、その中身は病弱で可愛らしい女の子である。
キャラクター
性格は真面目で物静か。でも策士的なところもあって、結構毒舌。
病弱なこともあって、基本的に自分から騒ぐようなタイプではない。
中学生(千里山中学校)の頃から竜華、セーラと仲良く麻雀を楽しんでいたが、高校に入ってから2人はスタメンに選ばれるほどの実力になり、怜とは実力差が付き距離が出来てしまった。
しかし、ある時倒れて生死の境を彷徨い、病気から復帰した後は「一巡先を見る」能力に目覚めて一軍に昇格し、1年下のフナQも含めた4人で卓を囲むようになった。ただ能力こそ強力だが本人の麻雀の腕自体はあまり良くはないとのこと。
そして千里山女子は体の弱い怜のため、普通は二軍のやるような身の回りのことをスタメンがサポートする「ときシフト」を組み、一丸となって全国優勝を目指す。
関係
退院こそしたものの虚弱体質なようでよく竜華に膝枕をされている。二人は特別仲良しで、他人に身の心配をされた時は怜が「病弱アピール」をし、それに竜華が突っ込むのが日常風景。阿知賀編単行本のカバー裏ではメンバーの脚についてコメントしており「ひざまくらのソムリエ」と化している。
麻雀
「一巡先が見える」という特異能力を持つ。つまり一巡先の卓上の出来事を予知できるため、振り込む可能性はゼロに近く、また上がり牌も見ることが可能。そのため攻防一体でスマートな打ち手。
能力を最も活かしたのが「立直一発」であり、怜のトレードマークにもなっている「リー棒を垂直に立てて立直宣言し、リー棒が丁度倒れる一巡後にツモ和了する」一連の動作である。
ただ天性の能力者ではなく後天的な能力者であるため、本人はそれに引け目を感じているらしい。また、牌を読む事はできるが牌を集める事はできず、未来を改変した場合には2巡は見えなくなる上に、能力発動の際の体力の消耗も激しい。
実は「二巡先(ダブル)」を見ることも可能だがこれには相当の体力を消耗し、一度ダブルを試した際には部室で倒れてしまい、竜華からは「絶対に使っては駄目」だと釘を刺されている。
しかしインターハイ準決勝・先鋒戦において宮永照の「連続和了」に立ち向かうためにダブルを使用してしまう。これは照には通用せず、ツモ切り動作すらおぼつかなくなるものの、自分のために頑張ってくれたメンバーのためにも踏ん張り、とうとう練習すらしていない「三巡先(トリプル)」を発動する。
これで意識が飛ぶほどのダメージを負うが、最終的に照に松実玄の当たり牌を掴ませることに成功し誰かがトんで先鋒戦を終えるのを回避した。そして度重なる能力使用によって試合終了後に怜は病院に搬送されてしまうのであった。
アニメ版ではトリプル発動で怜の額が第三の目のように発光し、視界にはヒビが入って見てきたものがまるで走馬灯のように周囲に映るという原作になかった演出がなされた。
準決勝大将戦ではなんと「怜ちゃん」として竜華のふとももから登場。膝枕によって注ぎ込んできたらしい。竜華が呼びかけることで和了するための完成形を教えてあげるという、相変わらずのチート能力ぶりを見せつけた。
余談
- 回想シーンが増え、OPの影絵がは怜と竜華で、シリアスED「Futuristic Player」の内容は明らかに怜を意識しており、やたらアニメで優遇されている。
- ダブルがダメなら、とトリプルを発動する辺りはまるで孫悟空の界王拳のよう。
- 「怜」の「とき」という読み方の由来は北斗の拳のトキ説が有力である。「病んでさえいなければ」と「トキ」は残念がられたが、「怜」は「病んでさえいなければ」能力に目覚めていないのが異なる。