概要
帝都大学の理工学部物理学科第十三研究室に所属する天才物理学者。
どんなに少ない事実からでも論理的な思考で事件を解決していくことから、警察関係者からは「ガリレオ」と呼ばれている(ただし、本人はその呼ばれ方を嫌がっている様子)。実写ドラマ版では、学生時代の同期である草薙俊平や研究室の学生から「変人ガリレオ」と呼ばれている。
上記のとおり、職業は探偵ではなく大学の教員(准教授)である。
しかし、大学時代の友人である草薙(ドラマ版では内海薫や岸谷美砂)がしばしば超常現象絡みの事件について相談に訪れ、(なんだかんだ言いつつも)その事件の捜査に協力している。
なお、彼自身はあくまで「超常現象の原理や正体を解明すること」を最終的な目的としているため、事件の起きた背景や真犯人の正体、事件の顛末がどうなったか等については一切興味を示さない。ただし、自分の仮説を証明するための実験を通して、犯人像を特定したことはある。
ちなみに、子供の相手は苦手。本人曰く「子供は論理的ではないから」らしい。
女性は論理的な人物もいるため特に苦手意識を抱いてはいないようだが、交際している女性はいない。
癖・嗜好など
実写ドラマ版では、事件に興味を示した際に、「実に面白い」「実に興味深い」と言ったり、不可解な事象に遭遇した際に突如笑いだし、「さっぱりわからない」と言うのがお決まりのパターンになっている。また、謎が氷解した際には、頭の中を整理するために所構わず数式を殴り書きし、最後はフレミングの左手の法則のようなポーズを顔に当てる(上の画像が正にそれ)のもお約束。
が、これは実写ドラマ版において彼のキャラ付けをするために独自に付け加えられた要素であり、原作では彼がこのような行動を取ることはない。
実際、原作に忠実に構成された劇場版『容疑者Xの献身』では、湯川が数式を書いて頭の中を整理するシーンは挿入されなかった。
原作・ドラマ版共通の設定として、インスタントコーヒーが好きという設定がある。これは、インスタントコーヒーを美味しいと感じているからではなく、単に「レギュラーを入れる時間が無駄だから」というある意味合理的な理由からである。ちなみに、彼の淹れるコーヒーの味は薄いらしい。
モデル
作者曰く、モデルは俳優の佐野史郎だったらしいが、実写ドラマ版以降はやはり福山雅治をイメージしてしまうようになったらしい。
実写化の影響恐るべし。
担当俳優
実写ドラマ版・劇場版:福山雅治
『容疑者Xの献身』舞台版:岡田達也