妖星ゴラス
ようせいごらす
東宝が1962年に製作した宇宙SF映画。または、本作に登場する黒色矮星。
あらすじ
1979年、地球の6000倍の質量をもつ黒色矮星ゴラスをパロマ天文台が発見した。
第一次土星探検に出発した宇宙艇JX-1隼号は協力要請を聞き、観測へ向かうが、ゴラスの引力に捉えられて吸収されてしまう。
しかもゴラスは、このままの進路では地球に衝突することが判明。
ゴラスを爆破するか、地球が逃げるかその二つしか手段はない。
そこで人類は南極大陸に巨大ジェットパイプを建設し、噴射力で地球の軌道を変更する「南極計画」を開始。
ついに地球は動き出すもゴラスは周りの星を吸収し、質量は増大。
運命の日が刻々と迫る……。
解説
予告編
余談
2004年に公開された『ゴジラ FINAL WARS』でも、地球に接近する天体として登場する。
X星人はこの天体が接近していることを地球に警告し、この天体を破壊することを約束して友好的な宇宙人であるフリをしていた。しかし、後にこの妖星ゴラスはX星人が地球人に投影して見せていた単なる立体映像に過ぎなかったことが判明する(いわゆる自作自演)。
しかし、最終版でガイガンを倒されたことを受け、統制官の命令によりなんと本物の妖星ゴラスが呼び寄せられ、地球へと接近してきた(とはいえ、サイズは原典のものと比べてかなり小さく、隕石程度であるが)。その正体はX星人の切り札であるモンスターX=カイザーギドラであり、地球の覇権を賭けてゴジラと激しい戦闘を展開することになる。