アザゼル
あざぜる
旧約聖書の堕天使
旧約聖書に登場する堕天使。通称「荒野の悪魔」。名前は「神の如き強者」と言う意味のヘブライ語に由来する。
その容姿については諸説あり、「7つの蛇の頭、14の顔、12の翼を持つ」姿が有名。
元はグリゴリ(Grigori、天使によって構成される人間界監視団)の総司令を務める高位の天使だったが、人間の女性に懸想し情事に及んだ(一説には全能神が人間の次の位に天使を定めた事に異議を唱えてとも)為に天界を追放され悪魔となって神と天使に反逆したとされる。
神に復讐する為に「人間に神の英知を与えた」事で知られ、武具(剣や小刀・楯・胸当てなど)や装飾品(指輪、腕輪など)に関する知識、男を欺く為の化粧法などを人間に伝授したのはアザゼルだと言われている。
ユダヤの慣習として次のような風習が伝えられている。
「2頭の牡山羊を用意し、1頭は神に捧げる為に殺し、その血は贖罪に用いる。残ったもう1頭の山羊は司祭が両手を置いて自らの罪、民衆の罪を告白し、その全ての罪を山羊に背負わせた後、沙漠に放逐する」。
この山羊を俗に「アザゼルの山羊」と呼ぶ。近世、他人の罪を負わされ身代わりとなる者を「スケープゴート」(scapegoat)と呼ぶのはこの風習に由来する。
「よんでますよ、アザゼルさん。」のキャラクター
→アザゼル篤史を参照
「鉄拳」のキャラクター
「鉄拳6」及び「~BR」のラスボス。
ザフィーナが聞いた伝承における『封印が解かれ世界が滅ぶ』とはコイツの存在を指す。
前作のラスボスを凌ぐ凶悪かつ理不尽な性能でプレイヤーを苦しめる。
具体的な凶悪性
- ライフは260、プレイヤー(全キャラ一律180)の約1.5倍
- オートガードとスーパーアーマーを搭載している為一方的に殴られるケース多数
- こちらの投げ攻撃が無効化される(打撃投げも無効化される)
- 逆にアザゼルの投げは絶対に抜けられない
- 発生が早すぎて視認不能なガード不能技(しかもコンボ始動技)を持つ
- and more...
しかし決して勝てないほどの強さではなく、攻略法はきちんと存在する。
「エルシャダイ」のキャラクター
「進化こそ最も素晴らしい! 神よ!何故理解して下さらんのか?」
イケメンお爺ちゃん。
(声 - 森山周一郎)
エルシャダイに登場するキャラクターで、主人公が捕縛すべき7人の堕天使の一人。
人間の「進化」する力に強い憧れを抱き、天界を捨て堕天した。堕天の首謀者であるセムヤザの右腕的存在であり、「進化」と「技術」を司る天使である。彼の堕天により天界の様々な技術が地上に流出することとなった。
黒に緑色の筋が入った鎧(?)を纏った老人。
PVでの初登場が、鎧を被った状態故に一つ目というかなりのインパクトを与える姿だったため、現在pixivには専らその姿ばかりが描かれているようだ。
バックベアード様とひっかけてよく『このロリコンどもめ!』と叫んでいるが本編にはそんなセリフはないのであしからず。