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バラデュークの編集履歴

2013-06-24 03:08:19 バージョン

バラデューク

ばらでゅーく

1985年7月にナムコ(現・バンダイナムコゲームス)よりアーケードゲームとして発売されたアクションシューティングゲーム。

概要

キャッチフレーズは「ブキミが気持ちいい!」。当時子供向けでライトなイメージが主流だった市場で、大人向け&マニア層へのアプローチを狙った作品である。

デザイン面や広告面でもそのイメージは徹底されており、ナムコ内はもとより当時の国内アーケードゲーム市場でも異色のラインナップだった。

そのマニアックさからか、家庭用への移植は1997年発売の『ナムコミュージアムVOL.5』まで待たねばならなかった。

主人公である「ファイター」は当時は固定の設定が存在しなかったが(呼称としては1P側が「KISSY」、2P側が「TAKKY」と表記されていた)、後に同社の『ミスタードリラー』に、「トビ・マスヨ」の名前で『ディグダグ』の主人公「ホリ・タイゾウ」の妻として登場。『NAMCO x CAPCOM』にも同様の設定で登場しており、10年以上の歳月を経て正式な主人公設定が加えられた。


ストーリー

平和種族である「パケット族」のSOSをキャッチした宇宙辺境警備隊。

その原因は、地下要塞「バラデューク」を支配する邪悪な生命体「オクティ族」だった。

プレイヤーは、宇宙辺境警備隊員の腕利き「ファイター」となり、迫害を受け続けているパケット族を救い出す。


ゲーム内容

基本システム

  • プレイヤーは、8方向レバーにより主人公を動かし、ボタンで銃(波動ガン)を発射して敵と戦う。これは主人公の向いている方向(左右)にしか撃つ事ができない。
  • プレイ開始時、主人公のシールド上限は2目盛に設定されている。敵(一部を除く)や弾に触れると減っていき、全てなくなるとストック(残機)を一つ失う。シールド上限が3以上の場合、ストックを失うごとに上限は1つずつ減っていく。フロアをクリアすると、シールドは上限まで全回復する。
  • シールドによるライフ制ではあるものの、ライフ制のゲームの多くが採用している「ダメージを受けた際の無敵時間」が発生しないため、敵に追い詰められて連続ダメージを受け、あっという間に死に至ることが多い。
  • 波動ガンには反動があり、発射すると主人公はわずかに後退する。また、緩やかではあるが重力が存在し、足場のない空間で静止していると、主人公はゆっくりと下方向に降下する。ただし敵キャラやパケットは、一部の例外を除いて重力を無視して移動する。

構成

  • 1ステージは6フロアで構成されており、全8ステージの計48フロアが存在する。
    • 第1~第4フロア - 複数のモンスターが行く手を阻む「オクティ・フロア」。
    • 第5フロア - 少数の敵しか出てこないボーナス面「カプセル・フロア」。
    • 第6フロア - ボスとの一騎打ちを行なう「グレート・オクティ・フロア」。
  • フロアにいるオクティを倒すと、カプセルが出現する。カプセルの中にはパケット(後述)、ジュエル(得点)、パワー波動ガン(銃が1段階パワーアップ)、バカン(敵)の4種類のうちどれかが入っている。ただし空っぽの場合や、カプセル自体が出現しない場合もある。
  • パワーガンは、取ることによって銃を3段階までパワーアップできるが、ダメージを1つ受ける度に1段階ずつパワーダウンしてしまう。パケットを8体持っている状態でカプセルを開けると、中身は必ずパワーガンになる。
  • フロア内のオクティを全て倒すと、次フロアへの入り口が開く。一部のフロアでは複数の入り口が開き、どちらを選ぶかで次のフロアのスタート地点、ひいては攻略に違いが生じるケースもある。ちなみに高次フロアではオクティが最初に透明化している場合があり、このことに気づかないと「オクティを全滅したはずなのにクリアできない」という危機的状況に陥ることも。第5フロアにはオクティがいないため、最初から入り口が開いている。

パケット

  • 次のフロアに進む直前、パケットを所持しているかシールド上限が3目盛以上の場合はボーナスルーレットが行われる。ルーレットには「パケット」「N」「オクティ」の3種類のマスがある。「パケット」に止まるとシールド上限が1つ増加、「N」に止まると何もなし、「オクティ」に止まるとシールド上限が1つ減少する(ただし2目盛まで)。取得しているパケットの数だけパケットマスが増え、(シールド上限-2)×2の数だけオクティマスが増える。ルーレットでシールド上限が上昇した場合、所持パケット数はリセットされ0に戻る。なおフロアクリア時、パケットを1つも所持していない場合でもシールド上限が3目盛以上の場合は「N」「オクティ」の2種類のルーレットを行わなければならない。
  • パケットを所持してボス戦に臨んだ場合、一定時間ごとにパケットが一匹ずつ特攻して一定時間ボスの動きを止めてくれる。そのため、ボス直前のルーレットでは敢えてシールドを獲得しない、という手もある。特攻は一匹ずつなので、持ちパケットが全て特攻する前にボスを倒せば、残ったパケットは次ステージに持ち越せる。ボス戦の後はルーレットは行なわれず、直ちに次のステージへ進む。
  • 波動ガンでパケットを射殺することもできる。10匹殺すとKISSY、20匹殺すとTAKKYという隠しキャラが出現。どちらも開発スタッフがモデル。出現した隠しキャラに数発撃ち込むとそれぞれ1万点、2万点を得られるが、パケットを射殺する度に所持パケット数が0になるので、シールド上限を増やせないという厳しいゲーム展開になる。

その他

  • 特定のステージで特定の敵を倒すと、一度だけランダムで隠しキャラクターが画面上から降ってくる。
  • 画面上にいる敵モンスターを倒さずに放っておくと、以降の出現頻度がどんどん上がる。
  • エフィラ、ブルースナイパーなど一部の敵はそれ自体に当たり判定がない。
  • ゲーム中にBGMは無く、心音のような音が流れている。ダメージを受けライフが少なくなると心拍数が上がったようにテンポが加速、プレイヤーの焦燥感を煽った。

外部リンク


関連タグ

レトロゲーム アーケードゲーム

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