菜花黄名子

なのばなきなこ

『イナズマイレブンGOクロノ・ストーン』の登場人物。

CV：悠木碧

プロフィール

2期「クロノ・ストーン」の第18話から登場した、雷門初の女子選手。化身使い。

1年DF（但し、GK以外のポジションは全て出来るらしい）。背番号は78番（苗字『なのばな』に由来）。

天馬たちが戦国時代へ赴いている間、何者かの干渉によって以前から雷門の一員であったこととなる。

どうやらタイムパラドックスの影響によるものであるらしいため、当然他の現代残留部員たちにその自覚は無く、初対面としての様相を見せる天馬以外の人達の方がむしろとぼけた発言をしたと認識している。

エルドラドは彼女の事を何者かがタイムルートに植え付けた「特異点」と考えており、調べても彼女の存在にブロックが掛かっている様子で調べられずじまいである。

天馬たちがサッカーを取り戻すためにタイムジャンプをしていることを知っており、出会ってすぐに天馬たちとタイムトラベルに同行する。

中世フランス編では、最初は同じ女性ということでジャンヌ・ダルクの力の担い手を立候補するが、霧野とジャンヌの交流を見るうちに力を受け取るべきなのは霧野だと悟り、ワンダバにミキシマックスガンを霧野に向けるよう指示した。

恐竜編ではフェイを何かと気にかけており、彼の誰にも話していないはずの人形および化身ロビンのことを何故か知っており、説得してフェイの化身を発動させた。

幻想世界編では、親戚に大金持ちがいると嘘を言ってアーサー王の王冠を渡し、アーティファクトにしてキャメロットへ向かわせる。キャメロットでは神童達と共に円卓の騎士を演じていたが、洗脳体マスタードラゴンに浚われた後閉じ込められてしまう。だが、マスタードラゴンが操られていることに気づき心を通わせるも、助けに来たアーサー王によってマスタードラゴンが殺されたのを見て一度は落胆するものの、その後のパーフェクト・カスケイド戦中に復活したマスタードラゴンとミキシマックスを成功させ、時空最強イレブン「9の力」を手にした。

ちなみにアニメにおいて初めて、天馬の事を作中のキャラで唯一「キャプテン｣と呼び、帰ってきた天馬を見つけた瞬間、真っ先に駆け寄って喜びを表すなど、天馬に懐いているようだ。

※ 突然「キャプテン」と呼ばれた天馬は、彼女に対して何て返していいのか思いつかなかった。

名前の由来はおそらく春の季語である黄粉(きなこ)。

また、菜の花は山頂に咲く花の一種である。

日野晃博氏曰く「物語に絡む謎のヒロイン」。

イナズマイレブンGOにおいて、日野晃博氏にはっきりヒロインと明言されたのは、空野葵に続いて彼女が2人目である。

特徴

ほっぺたがおもちのようにやわらかい(ゲームの紹介文より)

天真爛漫で無邪気な性格で、サッカーにはひたむきな思いを持っており、また誰に対しても明るく接する

フレンドリーな所もあり誰振り構わず「チーッス！」とあいさつする癖がある。

茶髪のぱっつんロングヘアーで、焦げ茶色と茶色の瞳をしており、オレンジのカチューシャをしている。大人の姿でフェイと再会した時は、オレンジ色のゴムをつけて髪を左下に結んでいた。普段の明るい印象から、おとなしい印象を与える。

また、成長したため、ぺったんからスタイルがよくなった。

制服時はオレンジのリボンに黄色のベストを着用しており、イメージカラーは黄色。

語尾の「～やんね」などの方言のある口調が特徴。この方言は愛知県の岡崎弁と思われたが、日野さんが考えた架空の方言。やんねの分量も決まっているらしい

実は、未来のフェイの実の母親であり、支援者Ｘことアスレイ・ルーンの妻に当たる。

フェイを産んですぐに亡くなっている為、200年後の未来においてはすでに故人であり、雷門メンバーの一員として活躍する黄名子は、未来の夫であるアスレイがフェイを守る事を頼むためにタイムジャンプで連れて来て来た中学生時代の黄名子である。

そのため、息子のフェイと同世代になっている。

なお、アニメ・ゲームのエンディング後にて大人かつフェイを出産間近の妊婦の黄名子を見ることができる。自らの末路を知っても、未来は変えられると前向きな様子を見せ、（生きて）赤ん坊のフェイに会う為にがんばると発言していた。その時のフェイとの切ない会話は感涙物である。

ちなみにアニメージュ2013年6月号によれば、黄名子がフェイを産んだのは27歳とのこと。

黄名子の最後の結末は女性スタッフには「悲しすぎる」と不評だった。

漫画版

アニメとは違い幻想世界編から初登場する。記憶が蘇りそうになって気絶したフェイに布団を掛けまくったり味噌汁を出すなど看病（？）していた。タイムジャンプした時はアーサー王が姫を助ける為にマスタードラゴンと対決している場面であり、さらわれた姫の役を演じており、アニメで葵が着用していたドレスを着用しており、代わりに葵は別の服を着用していた。