概要
レベル5の倍数の敵全てにデスの効果を与える青魔法。レベル系の青魔法の一つであり代表格とも言える。
効果だけを見るとかなり強力であり、条件は結構厳しいとはいえ、即死魔法であるデスを敵全てにかけるため結構強力である。しかし、作品によって細かい性能が違い、あまり強くない作品もある。
作品毎のレベル5デス
ファイナルファンタジー5
初登場でありみんなのトラウマ、と言っても過言ではない。古代図書館の64ページにレベル15で遭遇し、何のことか分からないうちに全滅したという苦い思い出を持つプレイヤーは決して少なくないのではないかと思われる。
この作品ではリフレクを掛けていれば反射することが出来るがそもそも古代図書館に行った時点でリフレクを習得する手段は無いためこの時点での無効化は不可。その上、普通に進めると何故かレベル15程度で古代図書館に到達するあたりが制作者によって仕組まれた罠を思い起こさせる。
また、この作品では一部のボスがレベル5の倍数であるためレベル5デスを覚えて使うだけで瞬殺、といえるボスがそこそこいる。なぜなら、本作では即死耐性を貫通するため。また、調合やオールドなど、レベルを操作する手段もあるため相手がリフレク状態でなく、尚かつアンデッドでなければほぼ全てのボスに命中させられる、と言っても過言ではない。もちろん、限りなく面倒臭いが。
ライブラを使って相手のレベルが5の倍数ならラッキーなので、結構ボス戦でも青魔法が活躍する。
ファイナルファンタジー6
崩壊後の世界で飛空艇を手に入れた状態で時折遭遇するデスゲイズなどが使う。デスゲイズの場合はエンカウント直後に必ずレベル5デスを使う為全員レベルが5の倍数の時に遭遇すると全滅がほぼ確定する。運が悪くなければそんなことならないだろう、と思いがちだが、パーティメンバーのレベルは似通いやすいので、やはり場合によっては殺される。
今作からはリフレクは貫通するが、即死を無効化する敵には効かない。つまりボスなどに対してはレベル5デスが効かない。逆に言えば、味方も即死耐性でガードできる(即死耐性はあまり多くないのは事実だが)。
バニシュデスという裏技が存在することもあって覚えても使う機会はあまりないといえるだろう。
ファイナルファンタジー7
7でも欠かさず登場。今回も「てきのわざ」としてプレイヤーキャラも習得可能…
…なのだが、ラストダンジョンでしか習得できないため使い所があまり無い。
ついでに習得方法も微妙にややこしいので影が薄い。
ちなみに7のみ「レベル4デス」という亜種が存在する。
ファイナルファンタジー8
今回は「レベル?デス」という変数技。キスティスが使用可能。
ピンチの度合いにより4~1(つまり全キャラ即死)の数字があてがわれる。
と書くと強いようにも思えるが、ボス相手だと効くとは限らず、他キャラの特殊技が優秀すぎるためやはり影が薄い。
…と思いきや、忘れた頃にクァールやオメガウェポンが使ってくる。
特に今作はレベルキャップが100なので、限界まで育ててから後者に挑んでしまうと余計な対策を採らざるを得なくなるというトラップ。
ファイナルファンタジー9
7、8で影が薄かった反動か今回はやたらと役に立つ。何故かと言うと5の倍数レベルの雑魚モンスターが妙に豊富なためである。しかも今回は、即死耐性無視のうえ、アンデッドにも即死効果が発動する。レベル上げの穴場に出現する敵も5の倍数レベルというおまけまで付いて来る。9はクイナが強いと言われる理由の一つである。
ファイナルファンタジー12
10、11と二作続けて登場せず、今回も5にあたるレベル系魔法は「レベル5リバース」でありレベル5デスは不参加、…と思った矢先に死の天使ザルエラが「レベル素数デス」を放ってくる。まさかの算術。
ファイナルファンタジータクティクス
「レベル5デス」自体は無いが、先ほど少し触れた「算術」により様々な魔法とレベルの組み合わせが可能。ただしTでは敵味方の区別無くマップ全体に効いてしまうのでいきなりデスはちょっと危険。
この事から通常はリスクの少ない他の魔法と組み合わせて使うが、デスより強力なことも多く、敵には無効化されることは少なく、味方は無効化させやすいのでデスが使われる事は少ない。
アドバンスでも登場するが敵専用技である。
総括
シリーズを重ねる毎に印象が薄くなっているようである。また最近の作品はレベル概念その物がないため登場しない作品も多い。
とはいえ、初出のFF5ではいきなりの全滅で呆然としたプレイヤーも居るだろうから、印象が強い魔法であることは間違いないだろう。