概要
黄道十二宮における双児宮(ふたご座)に配される悪魔(ルカヴィ)である。二つ名・ジョブは「死の天使」。
死神の姿をした、およそ天使とは呼べぬ異形の者。
FFT
初出。作中では人間であった頃は全く冴えなかったエルムドア公爵の肉体を借りて、ランベリー城の地下墓地にて降臨する。
その姿は“銀の貴公子”と呼ばれた人間時とは打ってかわって醜悪で、身体は痩せ細り、目が飛び出て口をあんぐりと開けた顔、小さなコウモリの翼を持ち、手足を拘束されて椅子に座ったような格好で宙に浮いている。
しかし降臨する前の戦闘まで美女に化けさせたデーモン、レディとセリア連れ歩いたり、墓場では埋葬された兵士を呼び起こすなど、ベリアスやハシュマリム以上に部下に恵まれたルカヴィである。
特殊な詠唱
ザルエラのみが唱える魔法「トードジャ」の詠唱は以下の通りである。
「か~~え~~る~~の~~~~ だい がっ しょ~! トードジャ!」
現世に降臨したルカヴィの中では賑やかし担当であった可能性が高い。
なお、FFTには魔法・特技のほぼ全てに詠唱テキストが設定されている。
これらは発動時に一定確率で表示され、これらを見ることもFFTの隠れた楽しみとなっている。
FF12
世界観を共有する本作においては、神(と称する種族)が創った異形の者(闇の異形者)で、人の死後を裁定する者。いわゆる閻魔様。
しかし天を呪う者たちに自身の魂を侵されてしまい、神に使える巫女を人質にとり反旗を翻し、神へと戦いを挑む。
だが遂には戦いに敗れ封印されることとなった。
その姿は翼と一体化した両腕を持つ骸骨の死神で、平時は身体をマントの様に包んでいる。上記の巫女も抱えられていた左翼に取り込まれて一体化しており、正に「ふたご座」である。
召喚技は「ディバインデス」。巫女の絶叫に呼び集められた悪霊の渦をファンネルの如くけしかける。
各種演出を見るに、取り込まれた女性側は既に自我を失っているか、それとも開き直ったのか、従順にザルエラの一部として機能している。
ザルエラもダメージを被るモーションで彼女を盾にするような仕草も全く見られず、後者の場合その仲はなかなか円満であるようだ。
封印された異形の者の中ではリア充に属するが、同じく巫女を人質に取っているマティウスの趣向はSMプレイ。そちらと比べればザルエラは見た目によらず良心的な家庭を築く良き夫であると考えられる。
関連タグ
ベリアス キュクレイン ザルエラ アドラメレク ハシュマリム 聖天使アルテマ
カオス マティウス ファムフリート ゼロムス エクスデス シュミハザ
エメトセルク:闇の異形者「死の天使ザルエラ」と対になる光の異形者「真理の天使エメトセルク」の名を持つキャラクター。