概要
カゲロウデイズを生み出したメデューサのアザミが持つ「目にまつわる力」の一つ。
「目が冴える」能力の蛇。
「目が冴える」能力は現在ケンジロウの持つ能力であるが、
具体的にどういった能力であるかの詳細はまだ不明。
以下、「メカクシティレコーズ初回盤ブックレット」及び、
「カゲロウデイズⅣ the missing children」のネタバレあり
『 ようこそ。 ようこそ、我が主よ。 』
『 どんな主、どんな願いだとしても それを叶えるための私なのですから、どうぞご安心を。 』
『 では、また次のよき夢でお会いしましょう。 』
自身が不死である為に寿命の違いからくるツキヒコとの別れに恐怖していたアザミに、
「終わらない世界」であるカゲロウデイズを創り出すよう提言した張本人。
小説4巻においては、ツキヒコと恋に落ち娘であるシオンを授かり幸せに暮らす中、
頭でどれだけ納得しようとしてもぬぐい切れないツキヒコとの死別の不安に泣き疲れたアザミに
『夢』という形で初めて現れて干渉した。
具体的にどういった能力であるかは上述の通り不明だが、
アザミが能力について記した日記を読んだキドとシンタローによれば、
他の能力の蛇とはあまりに異質で、そもそも能力と呼べるものかどうかさえ疑問と取られていた。
アザミ本人ですらコレを『能力』とは認識していなかったらしい。
上述の夢に関しても、「目が覚める」蛇の能力も持っていたアザミには睡眠を必要とせず眠気自体感じないはずの為、
この時の“夢を見る”という事自体この蛇による何かしらの影響だったのではないかという推測もある。
ブックレットではアザミにカゲロウデイズ創造を助言した事自体がこの蛇の「謀略」と書かれており、
カゲロウデイズに関わる全ての根本的な元凶であると考えられている。
この事に気付いているアヤノと、彼女から事情を知らされていたエネからも、カゲロウデイズを攻略するにあたり絶対に倒さなければならない存在として認識されている。
楽曲「アウターサイエンス」も、メカクシ団やアザミさえも見下し嘲笑する歌詞の内容からこの蛇の視点による話ではないかと推測され、
楽曲の中心人物として描かれている「黒コノハ」の正体こそがこの蛇ではないかと最近は仮定されている。
ただし、上述の通り現時点ではいまだケンジロウの能力として宿っているはずのため、
今後どの様に物語に関わっていくのかも注目していきたい。