概要
CV:川浪葉子
無印版美少女戦士セーラームーン37話「めざせプリンセス? うさぎの珍特訓」に登場。
ネーミングは「社交界」と「シャコガイ」をかけたものである。
イギリスの貴婦人・ローズがクンツァイトによって妖魔化された姿であり、セーラームーンの正体を突き止めるために自身の洋館で「プリンセス・セミナー」という表向きは令嬢養成を目的とした教室を開催した。
外見は青い肌をしており、頭部や肩に貝を装着している。
能力
身体に装着した貝から緑色の蝋液を発射し、命中させた相手を蝋人形に変える。
作中では、プリンセス・セミナーの試験に合格した令嬢たちを洋館の一室に招き、目の前で妖魔としての正体を現しつつ蝋液を全方向に射出し、瞬く間に彼女たちを蝋人形へと変化させてしまった。
合格者の中には亜美とまことも含まれており、正体を現したシャコウカイに対して身構えていたにもかかわらず、いきなりの蝋液の射出にどうすることも出来ずに他の令嬢同様蝋人形に変えられてしまった。
戦闘に際してもこの蝋液は強力な効力を発揮しており、セーラーマーズのファイヤー・ソウル、セーラーヴィーナスのクレッセント・ビームも同様に蝋で固めて無効化した。
それを見たセーラームーンも「ムーン・ティアラ・アクションも通じそうにない」と言っている。
作中の活躍
上記のプリンセス・セミナーの最終試験に合格した令嬢たちの前にローズの姿で現れる。
室内に配置されている何十体もの緑色の蝋人形に訝しがるまことと亜美に対して、「ここにいるお人形さんたちは、本物のお嬢様たちですもの」と衝撃の事実を伝える。
そして、目を赤く光らせ妖魔としての正体を現す。
ドレスの裾を持ち上げ、優雅に自己紹介をしながらそのまま身体を回転、全身の貝から粘液を射出する。
初めにまことを蝋人形に変え、その後高笑いを響かせながら亜美や他の令嬢にもまとめて粘液を浴びせ、同様に固めてしまった。
その後、最終試験に落ちて取り残されたうさぎ、レイ、美奈子の前に出現。
試験に落ちた彼女たちを「ドジでまぬけでおっちょこちょいでミーハーなセーラームーン」の正体とみなし、まとめて蝋人形に変えようとするが、ルナとアルテミスの助太刀によって変身を許してしまう。
それでも、彼女たちの必殺技を自身の蝋液で無効化し、徐々に追い詰めてゆく。
だが、もう一歩のところでタキシード仮面とクンツァイトが乱入。
それぞれ銀水晶、セーラームーンの打倒と命ずるが、どちらを優先すべきか分からずに板挟みになってしまい、混乱してしまう。
その隙をセーラームーンに突かれ、ムーン・ヒーリング・エスカレーションによって浄化された。
ローズ夫人に戻ったことで蝋人形と化したまことや亜美たちも元に戻った。
登場する話はコメディ色の強いもので、彼女の倒される展開もギャグとなっているが、少なくともセーラー戦士の2人を行動不能に追い込んでおり、必殺技も無効にしていることから、シャコウカイ自体はかなりの強敵と見て間違いない。
タキシード仮面とクンツァイトの乱入がなければ、かなりの窮地に追い込まれていたのではないかと思われる。
二次創作など
「相手を蝋人形に変える」能力ゆえに、状態変化や固め等のフェチ方面から高い人気を得ている。
特に、人気の高い亜美も容赦なくまことに一緒に蝋で固められてしまうシーンは多くの固めフェチの琴線に触れたと思われる。
また、この37話の作画監督はのちに美少女戦士セーラームーンSuperSのキャラクターデザインも務める伊藤郁子氏が担当しており、作画のクオリティも高い。
腋を全開にし悲鳴を上げたまま固まったまことや、戸惑いの表情で蝋人形と化した亜美は必見である。
創作では他のキャラクターを彼女の蝋液で固める…というシチュが多いようである。