ネタバレ注意。
概要
神に等しき存在へ生まれ変わった鹿目まどかとの別れ際、まどかとの思い出を忘れない約束の証として彼女の赤いリボンがほむらに託された。
新たに構成された世界でのほむらはまどかの記憶を唯一失わず、彼女のリボンを髪に結び、新たな魔法少女としてキュウべえと共に魔女に代わる存在「魔獣」との戦いに明け暮れている。
まどかが抜けた世界の空席を埋める形で、まどかが本来獲得するはずであった能力を継承したため、武器が砂時計の盾ではなく黒い弓になっている。
リボンではじまり、リボンで終わるアニメであった。
ファンの間ではメガネ+三つ編みヘアの頃のほむら⇒「メガほむ」に倣い、「リボほむ」と略して呼ばれることが多い。
小説版においては終盤の展開こそアニメとほぼ同一であったが、最後のまどかのモノローグでは「鹿目まどか」という意識体の心が潰れないのは、ほむらがまどかを記憶してくれてるおかげということが判明した。
これこそまさしく相互依存の関係であると言えよう。
ちなみに漫画版第3巻では…。
「叛逆の物語」にて
劇場版「叛逆の物語」のネタバレ注意。
しかしそんなほむらの心も、戦いを続けていくうちに、疲弊しボロボロになっていった。
まどかに会えない寂しさが募り、それを誰にも分かってもらえず、しまいには最初からまどかなどいなかったのではないか・あのループは自分の思い込みが捏造した記憶だったのではないかと思いそうになってしまった彼女のソウルジェムは、遂に魔女化寸前まで濁ってしまう。
そしてこれに目をつけたキュゥべえは、ほむらのソウルジェムを干渉遮断フィールドに隔離し、「円環の理の影響下にないソウルジェムが、どのような結末を迎えるのか」を調べるための実験に踏み切る。
そしてこの実験が引き金となって、誰一人予想できなかった結果を招くことになり……
新房監督からは「TVアニメ版と劇場版は別物で、TVアニメ版は完結している」と明言されているので、リボンほむらが好きだった方々はこれを心に留めることをオススメする。
TVアニメ版では「順当に三人で戦い続け、長い時間をかけてまどかへの想いを発散させていき、キュゥべえとも良好な関係を持ち、最期はまどかの元へ帰った」
などと考えた方が、三年弱なされてきた二次創作を潰さないで済むだろう。