概要
革命機ヴァルヴレイヴ世界の地球を二分する大国の一つ。ロシアやドイツ、東欧や中東などのユーラシア地域を主体とする。
もう一つの大国、環大西洋合衆国ARUSとは対立している。
「力なき者は理想や正義を成せない」という暴力的な思想の下で国家運営がなされており、厳しい言論統制や反体制分子・市民への弾圧が存在する、所謂全体主義国家でもある。
その軍事力で第3勢力の中立国ジオールを無条件降伏に追い込むなど、世界の全てを併合しようと目論む。
赤い木曜日
本編の十年前、現ドルシア総統であるアマデウス・K・ドルシアによって引き起こされた軍事クーデター。
この事件以前の国家は王政を執っており、古都ドルシアを中心に千年以上もの王家が続いていた。しかし、アマデウスとその右腕であったカイン・ドレッセルを中心とした派閥によって旧来の王政は崩壊。リーゼロッテをはじめとした王族は多くが総統派によって拘束されてしまっている。
この一件以降、ドルシアは軍事国家として地上、宇宙に進出していく事になった。
現在の情勢
アマデウスの引き起こした「赤い木曜日」によってドルシアは急進的な軍国主義を貫いていく事になった。しかし十年を経た今も総統派の上層部には旧王党派の巻き返しを恐れている風潮が見られ、古都を中心に彼等の反政府運動は後を絶たない。
またクリムヒルトの様に軍の将校の中にも王党派は少なからず存在しており、咲森学園から不時着したハルト達と一時協力関係にあった事もある。
*国軍に関する記事は「ドルシア軍」を参照。