人物像
人類に敵対している「霧の艦隊」と呼ばれる第二次世界大戦時代の艦の形状を模した艦艇群の中の一隻。戦艦ムサシのメンタルモデル。艦の形状は、旧日本海軍の大和型戦艦二番艦の武蔵を模している。メンタルモデルの容姿はロングストレートの髪に白いポンチョのような衣装を纏った女性の姿。盲目はメンタルモデルの性質上ありえないが、常にその目は閉じられている。
物語開始時点から主人公の千早群像の父親、千早翔像を艦長として霧の一艦隊を「緋色の艦隊」と称して率い独自行動している。詳細は不明だが、他の霧の艦隊に先んじて司令ユニットたる「アドミラリティ・コード」の捜索に勤しんでいる様子。翔像のことを「お父様」と呼んで慕っている一方、翔像は彼女に対して何らかの負い目があるような描写がなされている。
音楽や言葉集め、お洒落など、本来の彼女たちの性質から考えれば無駄な事に興味を示す傾向にあるメンタルモデルの例に漏れず、原作8巻では翔像とゴルフをしていたかのような描写がある。
その実、ヤマト、イオナに並ぶ最古参クラスのメンタルモデルの一人で翔像が行方不明になった年の11年前と思われる回想ではその当時からメンタルモデルを持っており、その場には傷ついた翔像、ヤマト、イオナがいた。