CV:釘宮理恵
人物像
人類に敵対している「霧の艦隊」と呼ばれる第二次世界大戦時代の艦の形状を模した艦艇群の中の一隻。戦艦ムサシのメンタルモデル。艦の形状は、旧日本海軍の大和型戦艦二番艦の武蔵を模している。メンタルモデルの容姿はロングストレートの髪に白いポンチョのような衣装を纏った女性の姿。盲目はメンタルモデルの性質上ありえないが、常にその目は閉じられている。
物語開始時点から主人公の千早群像の父親、千早翔像を艦長として霧の一艦隊を「緋色の艦隊」と称して率い独自行動している。詳細は不明だが、他の霧の艦隊に先んじて司令ユニットたる「アドミラリティ・コード」の捜索に勤しんでいる様子。翔像のことを「お父様」と呼んで慕っている一方、翔像は彼女に対して何らかの負い目があるような描写がなされている。
音楽や言葉集め、お洒落など、本来の彼女たちの性質から考えれば無駄な事に興味を示す傾向にあるメンタルモデルの例に漏れず、原作8巻では翔像とゴルフをしていたかのような描写がある。
その実、ヤマト、イオナに並ぶ最古参クラスのメンタルモデルの一人で翔像が行方不明になった年の11年前と思われる回想ではその当時からメンタルモデルを持っており、その場には傷ついた翔像、ヤマト、イオナがいた。
またこの時、ヤマトをにらむように目を開けていた。
本来は艦隊旗艦クラスのデルタコアを有していたために、ヤマト、ナガト、ビスマルクらと同様に二人組のメンタルモデルを有していたが、過去の事件で死の淵にあった翔像を生き延びさせるために二人組の片割れを形成する演算力を持って翔像の体を維持していた。
本来のもう片割れは内巻きのショートカットに帽子を被った少女の外観。
だが、ビスマルクの正体がわかったことでビスマルクらの真の緋色の艦隊と訣別し交戦。
交戦の最中、演算力をフル稼働させたことで翔像の体の維持ができなくなり、翔像から遺言を託される。
ムサシを密かに護衛していたシナノによって生き延びた。
キャラ崩壊がデフォなアド探での通称はファザコン超戦艦。人類を支配するならまず胃袋からと言ってカレーを作ろうと力説。コトノの「食材が(自分たちのせいで)手に入り難いのに材料をどうするのか?」という問いに「ナノマテで作ればいい」と答え(これにはコトノ様もドン引き)さらにはクラス問わずナノマテを全艦から20kg徴集しようとしたりした。また群像のことをお兄様呼びしており、彼がコンゴウが沈めた際には「流石お父様の血を引くお方」と千早家信仰的なことを言ったかと思えば「大戦艦などが触れれる存在ではない。お兄様を沈められるのは私だけ」「お兄様を傷付けて良いのは、全てを捧げて千早の血を愛している私だけ」「戦った後は。このムサシがお兄様の面倒をずっとみてあげる」とヤンデレ発言と「私がお兄様をお守りしてお兄様のサーヴァ○トになってあげるわ」と中二発言までした。さらにはそんなムサシに「霧はもう終わりだ…」と絶望していたコンゴウが群像と相打ちになっていたことを知ると千早家の名誉を守護する者としてあなたを野に放つわけにはいかないと言って追いかけた。(なおコンゴウ様は高速戦艦だったのでなんとか逃げ切った)
TVアニメ版では登場しなかったが、劇場版のDCでは翔像と共に衝撃の登場を果たした。白い服装を纏っている原作版とは異なり、黒い服装を纏っている。
ちなみになんの偶然か、DC放映中にモチーフ元が発見されていたりする。