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ときめ(風都探偵)

ときめ

ときめとは、『仮面ライダーW』の続編『風都探偵』の登場人物の一人である。 「風都探偵」の重要なネタバレがあるので注意してください。
目次 [非表示]

CV:関根明良(アニメ『風都探偵』)

演:能條愛未(舞台『風都探偵TheSTAGE』)


「私はいつでも餓えている…あなたは私を満たしてくれる人?」


概要

風都探偵』のキーキャラクターにしてヒロイン。

翔太郎がある晩の風都の港で出会った女性。「ときめ」は彼女が自ら名乗った名前で、名字は不明で本人曰く「知らない」。


夜中に出没し、得体の知れない力で物を浮かせ、相手が男性だったら金を奪い、女性だったら服を奪う。彼女を追いかけるとT字路で姿を消すので、市民からはT字路の魔女と呼ばれている。

そして翔太郎が初めて出会った後日、ときめにカバンを奪われたと訴える男・坪崎忠太が、彼女を探し出して欲しいと鳴海探偵事務所のドアを叩き…。


家がないらしく噴水を風呂代わりにし、ハナミズキの木をベッド代わりにしていた。

彼女は何らかのドーパントに変身していたようで、黒いドーパントメモリを持っている所を翔太郎に見られてしまう(パンティーに挟んでいたため、何のメモリか判断できなかった)。


坪崎の依頼を受けて事件を捜査する中で、ときめの異名である「T字路の魔女」の現象に直面し、風都のヤクザ・立川の事務所のビル内に飛ばされ困惑する翔太郎だったが、身元引き受けに来てくれた刃野から「T字路の魔女」絡みと噂される死者が数名出ており(その中に立川の部下も)、風都警察署も事件を追っているという話を聞かされ、驚愕する。


その後フィリップの検索により、ときめをT字路の魔女と呼ばしめている事件に関与しているのがロード・ドーパントであることが判明したが、そのドーパントの力は法外な量のエネルギーを消費してしまうため、『ロードの正体はときめであり、カニバリズムを行って肉体を回復している』と疑われていた。

ときめの容姿や謎めいた振る舞いに惹きつけられ、悪事を行う人物に見えないと感じた翔太郎は再び会いに行き問い詰めるが、彼女は何かしらの原因で記憶障害を患っており、自分が何者であるかさえ分からず、ドーパントなのかさえも自覚していないことが判明する。


実は彼女のメモリは既に破損しており(イニシャル部分が砕けていたため何のメモリかも不明)、使えないことが判明した。

ロードの能力発動をメモリが「熱くなる」ことで感知してそれに乗じて追い剥ぎを行っていたため(物を浮かす力の正体は針と透明な糸を使ったトリック、宙を歩く能力は裏風都の建物の上に居ただけで座標ズレにより自分だけ見えるようにしていた)、「私はいつも“飢えている”」という紛らわしい台詞も含めロードの正体と誤解させる現場状況となっていた。

「私…ドーパントなのかな…

2つの町が揺れるとき、コレが熱くなって私の身体が疼くの…」


ロード撃破後は彼女も事件の関係者ということと追い剥ぎの罪を問われ警察に連行される。その際に翔太郎からは自身の行為は追い剥ぎだけでなく、ロードが狙っていた女性たちを逃がしていたことを指摘される。


それに対して「やっぱ甘いね、半熟の卵……ハーフボイルドは」と答えた直後、彼女は翔太郎の口にハナミズキの香りのキスを交わした。

「好きよ、ハーフボイルド。

「えっ?」

「私はいつも飢えている。あなたが私を満たして…。

1人じゃきっと…罪を数えられないから


なお、記憶喪失とメモリ不明という事情を鑑みた照井の判断により、鳴海探偵事務所で身柄を預かることに。

それに伴い今までの公園住まいをやめて翔太郎のアパートで寝起きする事になった(ただし翔太郎は事務所での寝泊りが常態化しているため、実質ときめの一人暮らし状態)。


鳴海探偵事務所

それから、事務所においては所長・亜樹子の裁量により、翔太郎の探偵助手という形で働いている。

まだ事務所のメンバーになってから日が浅く、探偵としては未熟な見習いであるが、組んでいる「先輩」・翔太郎の薫陶もあり、捜査においても探偵手帳を片手に、迫る危険にはドーパント相手であっても依頼人のために身体を張り、事件関係者の細かい挙動にも注意力を光らせるなど、熱意や努力をもって取り組んでいる。

性格もT字路の魔女時代の妖しさは鳴りを潜めており、物語が進むにつれ感情豊かになっている。

また、メモリを所持していた影響からかドーパントやメモリが発した力を感じ取ることが可能。


身体能力が非常に高く、負傷したスーツアクターの代理としてふうとくんのスーツアクターを担当した事もある。

2022年8月から放映が開始されたアニメ版では、まだ「T字路の魔女」だったころの時点で(ロード・ドーパントの力を利用した裏風都への出入りも併用していたとはいえ)、風都の地理を熟知しハードボイルダーに乗って追ってくる翔太郎から生身で走って逃げおおせるというとんでもない逃げ足を披露している。


あと大食漢でもあり、万灯曰く一日最大五食は食べる。劇中では大量の中華料理を食べている描写がある。


仮面ライダー」、「ミュージアム」、そして裏風都に関与していなければ知らない筈の「ハイドープ」といった言葉に聞き覚えがあるようだが…?


容姿

藤色のロングヘアーが映える美貌に加え、薄い青のシースルーキャミソール(丈の短い黒のハーフトップブラ)にローライズジーンズといった妖艶な容姿を持つ。翔太郎曰く「どストライクの美女」「エロスの塊みてぇな女」

また黒いロングブーツを履いており、原作では編み上げが施されたものだったが、アニメ版では(おそらく作画コスト上の関係で)足首部にベルト・膝下部にリボンがついたものにリデザインされている。


原作では服装に変化はないが、アニメ版では「最悪のm」編の第5話にてメガネウラ・ドーパントが増殖させたヤゴの群れの中を強行突破した際に服が破けてしまい、第6話終盤で以前の服装と似た系統の白い長袖のトップスと黒いジーンズに切り替わった(なお亜樹子により翔太郎からのプレゼントだと発覚した)。


妖艶な服装とスタイル抜群で巨乳(アニメではよく揺れて、胸のドアップもしばしば)だけでなく、煽情的なところもあり、敵にセクハラされることがある。

「超人r」第41話では拾ったビゼルで裏風都に迷い込んだ際にブラキオサウルス・ドーパントこと千葉秀夫から「返してください」と迫られ、逃げる際にビゼルを子供には手出しができない胸の谷間に隠したが、思念波で膝を付かされ一歩も動けなくされた。

そして胸元を引っ張られてビゼルを回収された後、自分自身の事を耳打ちされながらを上下に揺らされて撫で回された。次に思念波で操られるがままに命令されて服を捲し上げて脱ぎ、トップレスの状態で胸を診察されるように身体を調べられた。

この際、普段は比較的クールビューティーなときめも背後から胸を揉まれている際に顔つきは口元が緩み感じている表情となっている。身体を調べられている際には恥ずかしがっており、 終始顔を赤らめ、眉間には皺が寄って目が潤んでいた。

子供姿の幹部とはいえ、逆らえずに上裸姿にされ、自慢の巨乳をやりたい放題に弄られたのは気が強く男勝りな彼女からしたら屈辱だったであろう。第66話では「エロガキ」と愚痴をこぼしている。

また秀夫の正体を考えると、ビゼルを隠す際に胸元を曝け出したのは、無自覚ながら半ば誘惑した事になるのだろうか(秀夫も子供相手に刺激的と発言している)。


アニメ版では流石に背後から胸揉みのシーンは描かれず、脱がされるシーンもときめが抵抗して途中までしか脱いでいないとマイルドに描かれていたものの、ときめの胸のドアップがビゼルを胸に隠すシーンと秀夫に取り出されるシーンの2回もあり、アップでは無いが秀夫に胸元を弄られて感じている表情になっていた他、ビゼルを胸元から取り出された直後に明らかに感じていた声と息遣いをしていたため、声が付けられたのもあってある意味余計にリアルさが増してしまった


「異端児d」では出紋大騎に誘拐された際、(直接の描写は無し)服を脱がされ全裸にされている。それからは終始ビキニ姿。最初はストライプ柄で面積の狭いビキニを着ていたがサイズが合っていないとして眠らされ(出紋が水着を探している隙に逃げようとした)、水玉のビキニに着替えさせられた。

抵抗や逃走を何度か試みるが、ディープ・ドーパントに何度も薬品を投薬され思考能力を奪われた。無抵抗のまま脚を撫でられたり生体コネクタを胸に付けられそうになっている。


なお、煽情的な行動に関しては自覚がないらしく、「yの魔窟」でフィリップからそのことを指摘、忠告された際には顔を真っ赤にして恥ずかしがっていた。


探偵助手になってからの活躍

『W』本編序盤の亜樹子よろしく、『風都探偵』でWを知った初見の読者or視聴者がとるであろうリアクションを取ったり、リアクションという形で手短に解説したりと『風都探偵』の世界観に入り込みやすい役割も担っている(サイクロンジョーカーファングジョーカーの“初変身”、仮面ライダーアクセルの変身/バイクフォームやエクストリームメモリの特性など)。


「最悪のm」では最初、フィリップと馬が合わず喧嘩になってしまう。


その後Wメガネウラ・ドーパントとの交戦中に、ときめは何かに惹かれたようにふらふらと歩きだし護衛対象たる風祭メグがメガネウラの攻撃をくらいそうになる。

Wがなんとか防いだがそれが原因で翔太郎が深傷を追ってしまい、さらにフィリップとの溝が深まりそうになる。

その後再びメガネウラにメグが捕まりかけた際はメガネウラが増殖させたヤゴの群れを突破し、メグをさらい飛んで逃亡しようとするメガネウラにしがみついて上空までついていき、メグを奪還するという自分なりに翔太郎から教わった探偵の動きと勇気を見せる。


メガネウラ「しつけぇな。なんなんだテメェはっ!?」

「私も……知らない」

メガネウラ「ああッ!?」

「でも今は、探偵の助手だ。助手になるって約束した!だからお前を…逃がさない。

後先考えないで彼女を守る。

探偵が…翔太郎がいつもそうしているように!!


その後フィリップが後に亜樹子に悩みを打ち明けると、彼女のアドバイスで自身の無自覚な「嫉妬」であることに気づいてときめに謝罪してくる。


フィリップ「僕は女性にはなれない。君に翔太郎との距離をたやすく飛び越えられた気がして、面白くなくて。言葉に棘が出た。

無礼な印象を与えたことを謝りたい」

「フィリップの方から、そんなことを言うなんて…」

フィリップ「僕は知識の権化のような存在だ。自分に分からないもの、理解できないものが一番不愉快なのさ。

だが全てが分かった今、君への憂いは全て晴れた」


こうして2人の溝は埋まり事件解決後、フィリップからときめが愚痴っていた「自分に通信手段がない」ことの解決のために仲間になった証も兼ねて、専用カラーのスタッグフォンを贈られる

翔太郎、フィリップ、亜樹子のやり取りを見ながらメモリガジェット一同に「ほんと、変わった子だよね。フィリップって」と呟いていた。


「閉ざされたk」では、ときめからアクセルについて「バイクになります!」と亜樹子特製の手帳にて教えられていたのだが、実際の変形を目撃するまで「『バイクにのります』の書き間違い」だと思っていた。普通はそう思うわな


事件が起きてからは亜樹子、照井と共にリボルギャリーで事件現場に急行し、詰まったトンネルの雪を自分のスタッグフォンでリボルギャリーを操作し除去していた。


その後第六感か、何か不吉なものを感じたと訴えると亜樹子に照井と先行するように言われる。


照井「合図をしたら俺に乗れ。」

「うん。はっ!?


実際にアクセルの変身→バイクフォームへの変形を目撃し、「えぇっ!?じ、自分がバイクにぃぃ……!?」と本当にバイクになることにリアクション全開で驚いていた

(漫画では顔面崩壊、アニメ版では某少女漫画風の白目のリアクションとなっている)

そしてアクセルバイクフォームに乗り、ノーヘル、ライダースーツも着ないという大変危険なスタイルで翔太郎達の元へ急行した(地味に金田のバイク風の停車をしている)。


人間関係

上述の通り探偵助手になって以降は彼をサポートし、自分の記憶がない不安の中でも幾度もの困難を乗り越えて行く。基本は探偵助手のため翔太朗と共に行動する事が多く、裏風都絡みの事件の調査に乗り出していく。

物語が進むにつれて二人の関係は深まっていき、ビギンズナイトの事を話し、鳴海荘吉の死に悲しみ泣きじゃくる翔太郎を抱擁したりなどしている。→翔とき


フィリップとは当初、超然とした振る舞いや、やや上から目線になりがちなモノの言い方少し『不思議ちゃん』的な性格ガイアメモリ犯罪絡みで記憶喪失になっている…そして「翔太郎の相方(バディ)ポジション」など共通点がかなり多く(翔太郎や亜樹子の目から見れば「似た者同士」)、特にその性格上で馬が合わず、少しギクシャクしていた。

その後、フィリップは自分のときめへの険のある振る舞いは、これまで自分ひとりのものだった「翔太郎の相棒ポジション」に新たに現れたときめへの「無自覚な嫉妬」であったことを自覚。

ときめに謝罪と告白をすることで和解した。

メガネウラ事件終了後はすっかり確執も解け、フィリップからは翔太郎用・フィリップ用に続き3機目となる、ときめ用スタッグフォンをプレゼントされた。


亜樹子とは、若い女性同士ということもあって良くしてもらい仲も良好。

ときめの身柄が探偵事務所預かりになり、翔太郎の助手として働いてもらうことを決定した際には、亜樹子に手製の「ひみつ手帳」(Wアクセルメモリガジェット等についての情報が書いてある。ただし亜樹子なりになので、ファングジョーカーの外見が正確に伝わっていなかったり、旦那であるアクセルの紹介がほぼノロケと化していたりする)を貰っている。


余談

彼女の異名である『T字路の魔女』の元ネタは道路の守護神で、魔術の神とも称されるギリシャ神話の女神ヘカテー、別次元へと繋ぐ道を作り出す能力は丁字路や四辻が異界やあの世に繋がっており、そこに魔物が棲みつきやすいという伝承であると思われる。

ときめという名前自体もヘカテーが三位一体の観念からや運命を司るメーネと同一視される事から来ているものと思われる。

また、古代ギリシャ時代では丁字路に建てられたヘカテ像に黒い動物を供物にする風習があり、これがロード・ドーパントが作り出した道が黒い由来であると思われる。


なお、W本編に限らず、平成ライダー作品における「怪人の正体探し」にはミスリードがよく用いられており、当初から「ロードは彼女ではなく別の誰かではないか」という推理をしていた読者は多かったであろう。

ただし、今回はそれ以上のミスリードが施されていたが。


アニメ版ではサービスショットが多く盛り込まれていたり、オリジナルの要素として新しい衣装に切り替わるなどヒロインとして優遇されている(後者に関しては、トップスをシースルー→無地に変え作画コストを減らす目的もあると思われる)。

また「W」本編で園咲若菜が担当していたラジオ番組「ヒーリングプリンセス」のパーソナリティーを、ED後のミニコーナーのひとつという形で引き継いでいる

その際の性格はアイドル時の若菜に似せた、アニメ本編とは違いはっちゃけたものとなっており、ネット上では普通にかわいいと称される一方で「本編とのギャップがすごいwww」とネタにされることも。

照井「教えて!照井さん」というリスナーから送られた質問を照井に答えてもらうコーナーをやっているが、照井の性格的に毎回例の台詞で一蹴されてオチがついてしまうという、1番オチがわかりやすいコーナーである(アニメ視聴者いわく「世界一オチがわかりやすいコーナー」「天丼)。それでもオチに至るまでの流れが面白いとアニメ視聴者からは高い評価を得ている。

アニメ版でときめを演じる関根氏は仮面ライダーの事を何も知らないというときめのキャラを演じるためあえてテレビ本編を見ずに芝居をしたと語っている。

舞台版でときめを演じる能條氏は、舞台版で亜樹子を演じる生駒里奈氏と同じく元乃木坂46のメンバーであるため、今作でOG同士の久しぶりの共演が果たされた。

また、アニメ風都探偵でメインアニメーターを務めた富永一仁氏はときめを推しており自身のTwitterにてアニメ終了後も毎日ときめのイラストを上げている。


関連タグ

風都探偵 仮面ライダーW 鳴海探偵事務所














ネタバレ注意

センシティブな作品

「pは悪魔だ」第37話において、彼女が所持していたメモリの正体がジョーカーメモリであることが明示された。

「超人r」でメモリの修復は完了(とはいえもう人体には差せない上、イニシャルの部分も直せていない)し、メモリを起動するが反応はなし。亜樹子によると生体コネクタの痕跡は発見できなかったというのだが……。


また、「bたちの宝物」第73話では彼女の記憶の中で時折、ダブルとエターナル激闘を繰り広げた事件の光景が呼び起こされていた。

それらが何を意味するのかは現時点では謎である。


出紋大騎に「今日ドーパントになってもらう」という言葉から、「自分はドーパントになったことがない」という推測を立てている。さらに彼女と最も適合率が高いメモリがジョーカーであることが明言され、ドーパントになってないことが改めて判明した。

だが、薬品を使われ洗脳を受けていたにもかかわらず、回復が『早過ぎないか』とフィリップは疑問を抱くが……。


それ以降はジョーカーメモリの適性のせいか身体能力が上がっており、シザーズ・ドーパントで苦戦するダブル達を俊敏な行動でサポートしている。































更なるネタバレ注意

























「覚悟しろ。おまえには、罪を数える資格もない!」


第124話にて「魔女」や「守護神」の異名を持つ裏風都の最強最悪の殺し屋であったことが発覚。

また、万灯とも非常に親密な関係(2人でのシャワーシーンがある)であったことが断片的にだが明かされた。

しかし、スクリーム・ドーパントこと五条一葉が自身の後任となった辺りからガイアメモリと裏風都に対して不信感や敵意を抱いており、足を洗うように説得していた様子。


そして次話にて、デス・ドーパントに一葉が処刑された上に、その死に様やダブルの行為を万灯たちに嘲笑われたことへの怒りから記憶が復活。


怒りと悲しみに涙を流しながら一葉の遺したガイアドライバーrexとジョーカーメモリを使って、ジョーカー・ドーパントに変身を果たした。


その力を振るい、ダブルを翻弄したデス・ドーパントを圧倒し、怒りのままにトドメを刺してしまうが、それでも彼女の怒りは収まらず、撤退しようとする万灯達を独自に追跡する。

それを見た翔太郎は引き留めようと必死に叫ぶが…


「ときめ!行くなっ!頼む!行かないでくれ!」



「ごめん……フィリップ。私は…翔太郎みたいにできなかった…!」


その言葉を最後に、ときめは彼らの前から姿を消し、一人で裏風都に立ち向かう覚悟を決めた。

彼女が最後の言葉を返したのはフィリップのみであった。何故なら翔太郎には何かを言い残そうにも言葉が出ずに、「さよなら」と言うことさえも出来なかったのだから…


「街」の路地裏で骨の付いた肉を貪るその姿は、もう探偵助手の面影は微塵も無い、怒りと復讐に燃える「魔女」そのものだった。その顔には一葉が死に際につけた血の跡が残ったまま…


彼女は再び裏風都の住民になってしまうのか、それとも翔太郎達の元に戻れるのか、はたまた何者にも肩入れせず独断でメモリ犯罪者を狩る私刑人へ成り果てるのか…

全ての記憶を取り戻した魔女を待ち受ける運命とは一体……


今では裏風都のロード・ドーパント用の食糧を奪って生活を送っている模様(本人曰く「すっかり追い剥ぎに逆戻りだが、向こうの街に迷惑をかけないだけマシ」)。
















本当のネタバレ










実は万灯の双子の姉であり本名は万灯時女(ときめ)。まさしく上記の考察通りの名前だが、漢字で書いたことは一度もないとのこと。

また、万灯が彼女を本気で愛しつつ弟扱いに不満を抱いていたこと、優秀な両親から意図的に遺伝子配合で生まれ、孤児として共に人体実験施設で育ったところを財団Xに引き取られて戸籍や教育を受けたことも判明した。

更には財団Xに陶酔し、ガイアメモリで人体実験を行うする万灯に呆れ、世界を放浪していたことも明かしている。

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