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九条貴利矢

くじょうきりや

九条貴利矢とは「仮面ライダーエグゼイド」の登場人物である。
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「どいつもこいつもノッてるねェ・・・」
「真実を伝える事が正しいとは限らない・・・真実が人の人生を狂わせる事だってあるんだよ!」

演:小野塚勇人

概要

仮面ライダーレーザーの変身者であり、監察医務院に所属する監察医。第1話終盤より登場した。
アロハシャツの上に赤いレザージャケットを羽織ってサングラスをかけていると言うチャラ男じみている外見が特徴。一人称は「自分」。27歳。

3年前、ゼロデイについて調べる中で幻夢コーポレーションへと辿り着き、ゼロデイの真実を公開しない交換条件として、檀黎斗からライダーガシャットゲーマドライバーを手に入れた。
そしてそれから3年後にあたる現在、バグスターウイルスに感染した同僚の西脇を介して宝生永夢らCRの面々と接触を図り、ライダーとバグスターの戦いに参入した。
その際に「ゼロデイの時に友達がバグスターの犠牲になった」と自ら語っている。

人物像

上記の外見や普段の立ち居振る舞いからやや軽薄な印象を受けるが、CRのライダー達の様子を伺いつつ、自分の目的の為に利用すべく立ち回るなど食えない人物。

監察医という特殊な職種の医者(「患者を治す」のでは無く「患者の死因を特定する」のが仕事)であるためか、患者を救おうという意思は(ある意味花家大我以上に)薄く、目的の為なら平気で嘘をつくことさえある。一方で司法寄りの職種と後述の過去も手伝って「真実をいかなる手段を用いても解明する」事に関しては人一倍熱心な面もある。

また、他のライダー及び彼らの関係者に先駆けて「ゼロデイの秘密」や「仮面ライダーゲンムの(本当の)正体」に勘付いた事もあり、監察医としての洞察力と情報収集能力は伊達ではない様子(後にその能力が命取りになったのだが…)。

他にも、本編では殆ど描写が無いが本業の監察医としての能力も中々に優秀らしく、普段はキチンと本業に勤しんでいる模様(ネットムービー「ポッピーピポパポの部屋」第11話より)。

ちなみに、ハワイが好きと言う一面があり、上記の外見はこの趣向に基づいている。その為か、好きな食べ物はロコモコ(「ポッピーピポパポの部屋」第11話より)。

バイクに変身するライダーのためか、「ノってる」「乗せられる」「悪ノリ」等の、「乗る」事に関する言い回しが多い。

主な本編での活動

基本的には「バグスターの謎を解明する」ことを目的に、CRや幻夢とはつかず離れずの距離感を保ちながら独自に行動している。

本編で本格的に活動し始めたのは第4話。西脇がゲーム病に感染した事を切っ掛けに他のライダー達に接触。その内の1人である永夢に目を付けて彼のガシャットを奪還したり友人を救いたいと彼に伝える等して興味を引いて彼とのコンビを結成。2人で協力して西脇から分離したモータスバグスターを撃破することに成功した。
しかし、実際にはゼロデイで犠牲になった友人などおらず、貴利矢の本当の目的はバグスターの正体を調べるための検体を入手する事であった。なお、バグスターを倒さずにレースゲーム勝負に勝利してゲームクリア=患者の治療成功を成し遂げた為、バグスターの肉体=検体が残った。
だが、その直後に突如現れたゲンムによってバグスターを完全に消滅させられて証拠隠滅を許した挙句、レベル3へとレベルアップしたゲンムに手も足も出ず、敗北を喫した。

その後の第5話ではゲンムの正体を掴むことに成功、CRの面々には嘘の情報を伝える一方でゲキトツロボッツガシャット争奪戦を利用してゲンムに挑み彼の秘密を暴こうとするが、本当の正体を知っていると言うゲンムへの挑発が仇となり、集中砲火を浴びて重傷を負って入院する羽目になった。

第7話では久々に登場。入院先で病室が一緒だった男性がゲーム病に感染した縁で再びCRと関わる事に。そして、同話では彼のもう1つの過去が明らかになった。
実はゼロデイが元で死んだ友人自体は実在した。
5年前、貴利矢の友人・藍原が謎の病気を発症した。貴利矢は衛生省から密かに入手した資料でそれが死に至る病「ゲーム病」であると知り、藍原へ告知した。だが、藍原は未知の病気と死への恐怖からパニックを起こして逃げ出してしまい、ショックで呆然自失のまま、交通事故に遭い死亡してしまった。彼の死はバグスターとは関係ないただの事故死として処理され、貴利矢の胸には「真実を伝える事が人生を狂わせる事もある」と言う思いが刻み込まれた。

そして同話終盤では、永夢たちの信用を得ようとして自信満々に「こいつの正体は檀黎斗だ」と宣言した上でゲンムの正体を暴こうとする。しかし、パラドが変身解除した黎斗と素早く入れ替わった事でごまかされた形になり、結局永夢や飛彩の信用を得るどころか、ますます孤立を深める結果となってしまった。

第8話でのゲンムとの決闘の中で永夢が他のライダー達と違い適合手術を受けていないと言う事実を知った彼は、第9話にて別の病院から宝生永夢が受けた手術が16年前の手術のみである事と、その担当医が日向恭太郎であることを突き止めCRへ潜入。ゲーム病のせいで消えかかっている恭太郎に疑問の言葉を投げかける。
「先生って、本当にあいつの命の恩人?」

そして、第11話では改めて日向恭太郎を調べるために彼の助手を務めた看護師に接触。裏があると睨んでいた貴利矢だったが「当時大人気だったゲーム機を買って永夢にプレゼントした」という話を聞かされる。誰からも信頼されていた恭太郎の真実に驚く貴利矢。
その後、死のデータを獲得する為に数々の嘘でエグゼイドを惑わしドラゴナイトハンターZガシャットを暴走させてトドメを刺そうとしたゲンムの攻撃から彼を庇い、精神的に不安定になっていた彼を叱咤激励する事で彼の暴走を止める事に成功、彼を救った。そして、これまでの紆余曲折を得て「永夢を信じる」事を決めた彼はその決意を口にして永夢とのコンビを再結成、他のライダー達と共に4人協力プレイでゲンムを圧倒したのだった。なお、同話にてゲンムの正体が発覚したため、第7話で生まれてしまった周囲からの誤解も解けた。

クリスマスの悲劇と彼が遺した物

第12話では更なる真相を突き止めるべく、刑務所で服役している黎斗の父・檀正宗と面会した。そして他のライダー達を招集して彼らに自分が得た「真実」を伝えようとするも、その場に真っ先に現れたのは黎斗。「口止め料」として新たに開発したガシャット『デンジャラスゾンビガシャット』を差し出されるが、交渉を拒絶してガシャットを奪取。「懺悔してもらおうか!ライダー全員に対して、それと、ゼロデイで死んだ自分の友達にな!」と彼の野望を終わらせるべくレーザーに変身。デンジャラスゾンビを2本目のスロットに差すが何とガシャットが拒絶反応を起こし、ライダーゲージを一気に削られてしまった。
黎斗は初めから自分にとって不都合な真実を知った貴利矢を消すつもりだったのだ。

奪い返されたガシャットでゲンムの新たな形態である『ゾンビゲーマーレベルX』に変身した黎斗に敵うはずもなく、『ギリギリチャンバラガシャット』と『ガシャコンスパロー』を奪われた末、必殺技「クリティカルエンド」の直撃を受けた貴利矢は敗北。ライダーゲージがゼロになったことで、ゲーム病患者の様に彼の身体は粒子と化していき、永夢たちに看取られながら、自身のドライバーを永夢に託して彼へ激励の言葉を贈った後、ドライバーから発せられた「GAME OVER(ゲームオーバー)」の音声と同時に消滅・死亡した

「忘れんなよ・・・お前が笑顔でいる限り、お前はお前だ!お前の運命は永夢・・・お前が変えろ!」

忘れんなよ永夢



まさかの早期退場に、多くのファンが涙した。

ちなみに、彼が突き止めた永夢に関する恐ろしい真実とは「永夢が適合手術を受けずに仮面ライダーに変身出来る真の理由」と「16年前に黎斗と永夢には接点があったこと」。どうやら仮面ライダー適合手術に関係しているらしいが……?
なお、これらの真実は第13話と第22話で明らかになった。

彼の死は一般的には秘匿されており、世間では「失踪」として扱われている。事実、第21話で登場した男性刑事は彼の事を行方不明扱いしていた他、第22話冒頭で久しぶりに登場した友人の西脇も「貴利矢とはしばらく連絡が取れてない」と言う認識だった。

しかし、彼はバグスターウイルスの根絶及び不死身のゲンムを倒す為の手がかりとなる「リプログラミング」のデータを自分のパソコンに残していた事が第22話にて判明。飛彩もこの成果を称賛した。
このデータと彼が永夢に託したゲーマドライバーが鍵となり(前話で永夢のドライバーは使用不能になっていた)、『ゾンビゲーマーレベルX』と黎斗は完全敗北を喫し消滅する事になる。間接的ではあるが、自身を消滅させた相手に無念を晴らしたとも言える。

主な人間関係

宝生永夢
同僚の西脇がバグスターウイルスに感染したことで協力を仰いだ、小児科の研修医にして天才ゲーマー。それ故か彼のことは「名人」と呼ぶ。
一度はコンビを組んだものの利用していただけに過ぎず、彼のついた「嘘」が永夢を怒らせる原因となった。
第5話でも永夢は警戒していたが、ゲンムの正体(当たり前のように嘘)を信じているあたり、貴利矢とは対照的に純朴な彼の人柄が伺える。
第7話では彼がゲーム病患者にゲーム病が死に至る病であることを軽々しく教えた事に憤り、上記の過去から来る言葉で彼を諭した。また、同話終盤では彼に「少しは人を疑え」と忠告した。
第8話で黎斗の言葉から彼の身に何が起きているのか興味と不信感を抱き、調査を開始した。
そして、紆余曲折を経て彼を信じる事に決め、第11話では彼の窮地を救いコンビを再結成した。
第12話では消滅間際、自身のドライバーとガシャットを永夢に渡し、彼に激励の言葉を贈った。
第23話にて、永夢は腐敗した自分のドライバーの代わりに貴利矢の形見のドライバーで、彼が遺したリプログラミングシステムを取り入れたマキシマムゲーマーレベル99へと変身。不死身のゲンムを打倒し最終的に変身不能へと追い込んだ。
第24話でも永夢はラッキーに共に戦う仲間が3人いると語っており、その1人に貴利矢を数えていた。

仮野明日那 / ポッピーピポパポ
貴利矢が幻夢コーポレーションに接触していたことは知っている様子。

鏡飛彩
一見ヘラヘラしていて、部外者なのに首を突っ込んでくる貴利矢を「こいつの言葉に真実など1つもない」と嫌っている。5年前の藍原が亡くなった一件を調べたものの、その裏に秘められたバグスターの影には気づかず、ますます不信を高めている。第11話で一応誤解は解けた。
第22話にて貴利矢の遺品を調べた際に彼が遺した「リプログラミング」のデータを発見。貴利矢の成果に賞賛を贈った。

花家大我
第4話で貴利矢が永夢のライダーガシャットを取り返すために勝負を挑んだ相手(ただし、永夢に貸しを作るのが目的)。
彼が仮面ライダーブレイブと戦っている最中に、貴利矢は隙を突いてホルスターに刺していたマイティアクションXガシャットを奪って永夢に渡した。

檀黎斗
自身に変身アイテムを提供した相手。その際の手口こそ脅迫そのものであるが、そこまで邪険に扱われているわけではなく、盗まれたガシャットの情報を彼から教えられていた。
また、黎斗が変身する仮面ライダーゲンムの正体を知っているようなそぶりを見せたが、ゲンム本人にそれを仄めかした瞬間、レベル1のレーザーがレベル3のゲンムにボッコボコにされるという事態に発展した。他の変身解除されたライダーが青息吐息ながら意識を保っていたのに対し、貴利矢だけは仰向けに倒れ失神KO。重傷を負って入院する羽目になった。
更に第7話では彼の正体を暴こうとして逆に自らが信頼を失う羽目になった。
第8話で黎斗は貴利矢の前で正体を隠さずに変身して対決。戦闘の末に永夢に纏わる謎を聞かされ、調査を始める切っ掛けとなった。
その後は彼の正体を知りながら手が出せない状況にやきもきしていたが、第11話にて遂に彼の正体を暴くことに成功した。
しかし、第12話では彼の罠に嵌り重傷を負い、ライダーバトルの末に彼に命を奪われる事に。

西脇嘉高
同僚で友人である男性。莉子と言う妹がいる。
彼がゲーム病になり妹がバグスターに連れ去らわれた事が貴利矢が他の仮面ライダーに接触する切っ掛けになった。第4話におけるモータスバグスターの宿主でもある。
なお、上記の通り貴利矢が故人となった事は知らない。

藍原淳吾
医科大時代の友人。故人。
本編の5年前にバグスターウイルスに感染、その事実を貴利矢に突き付けられた事で恐怖に捉われてしまい、最終的に事故死してしまった。

日向恭太郎
16年前に事故に遭った永夢の手術を担当した元医師で衛生省の役人。
貴利矢は彼が行ったその手術内容に疑問を抱いていたが、最終的に彼を疑う事は止めた様子。

余談

「監察医」という仕事

本作に登場する衛生省や聖都大学病院は架空の組織・施設であるが、監察医務院は実在の組織である。
正式名称を「東京都監察医務院」といい、東京都福祉保健局の外部部局で、監察医の養成も行っている。

そもそも「監察医」とは、死体解剖保存法第8条に基づいて、都道府県知事が特定の地域(市町村単位。東京都の場合は東京23区)を対象として設置する役職である。
伝染病・中毒・災害により死亡した疑いのある死体や死因が判明しない死体を検案(死亡を確認し、死因とその種類、死亡時刻、異状死との鑑別を総合的に判断すること)・解剖し(「行政解剖」と呼ぶ)、死因を解明するの監察医の仕事である。
犯罪の疑いのある死体を解剖する「司法解剖」は裁判所が大学医学部に依頼するのが通常で、監察医本来の業務では無いが、東京都の場合は東京地方裁判所が東京都監察医務院に依頼する場合もある。

2017年現在、監察医を設けている都道府県は東京、大阪(大阪市)、兵庫(神戸市)、愛知(名古屋市)の4都府県だけで、「監察医務院」という形で常勤の監察医と自前の解剖室を持っているのは東京のみ。大阪と兵庫は事務所を設けているが実務は大阪大学神戸大学が行い、愛知は「愛知県死因調査研究会」を構成する名古屋大学・名古屋市立大学・愛知医科大学・藤田保健衛生大学に委託している。
『監察医・室生亜季子』(『エグゼイド』と同じ東映制作)などのヒットで脚光を浴びている仕事だが、あまり充実しているとは言えないのが現状である。
東京監察医務院は元々東京大学慶応義塾大学の法医学教室に委託されていた流れを汲む。
上記の事情から監察医専業というのはかなり少なく、大学の法医学教室教員や開業医と兼業している者が数としては多い。

本作の設定がどこまで現実に準じているかは不明である(ゲーム病は患者の死と共に肉体が消滅するため、解剖が行えない)が、貴利矢も基本的には臨床より法医学寄りである。
作中では衛生省や幻夢コーポレーションの意向に背いて貴利矢が行動している場面も多い。

番組関係

第12話放送後の2016年12月25日朝、東映公式ニュースがtwitterで第12話についてのツイートを発信したが、その際#なんできりやすぐ死んでしまうんと言う公式ハッシュタグを発行した。このタグ及びそれが原因で起きた騒動は個別記事を参照されたし。
更にその後、有料サービスの東映ファンクラブ限定で仮面ライダーレーザー メモリアルTシャツの受注開始を発表したが、前面のレーザーレベル3のドット絵の下に大きく描かれていた言葉は、よりにもよって「GAME OVER」であった・・・何故そのチョイスにしたし。
おい東映公式、貴利矢先生が何をしたというのか

仮面ライダー鎧武』にて早期退場し物語のターニングポイントを作った初瀬亮二/仮面ライダー黒影役の白又敦氏が、第11話と第12話の放送後にtwitterで貴利矢へのメッセージを送っている。
※①第11話後のツイート
※②第12話後のツイート

第14話のOPでは彼の姿が消滅している。他のライダーに差し替えではなく存在していた場所にノイズだけが残っていると言う演出は、ますます視聴者のトラウマをえぐった模様。なお、第25話以降の新OP映像でもこの演出は引き続き採用されている。

なお、東映HPによると(スタッフ側で)一番彼の消滅に焦ったのはリプログラミングを作品に取り入れようと提案していた医療監修の林昇甫《しょうほ》氏だったとか。

第12話とその後の出番

「レギュラーと思われたキャラクター」が「物語のターニングポイントとなる時点」で「死亡(消滅)」するという点から言えば、次回予告である程度覚悟は出来ていたとはいえ彼は第3話の悲劇の亜種とも言える。
もしかして戦場のメリークリスマス

彼の死亡が決定的になった直後、ネットでは「ナリアこい」「ナリアはよ」と30分前のコンティニュー担当者を呼ぶ声が多数投稿された。
その甲斐あってか、どうやらコンティニューする機会を得たようである。
超スーパーヒーロー大戦』『仮面戦隊ゴライダー』『【裏技】仮面ライダーレーザー』

そして、第30話放送後に黎斗を演じる岩永徹也氏が投稿したツイートが、もしもの可能性を浮上させている。
該当ツイートへの外部リンク

外部リンク

TVLIFE webの小野塚氏のインタビュー
劇団EXILE公式twiiter上の第12話についての小野塚氏のツイート
第12話後の小野塚氏の公式ツイート
番組公式ブログの第12話についての小野塚氏の記事

関連タグ

仮面ライダーエグゼイド 仮面ライダーレーザー

ザンキ/仮面ライダー斬鬼:貴利矢と同じく12月25日(クリスマス当日)に放送された回で退場した仮面ライダー。
神代剣/仮面ライダーサソード:12月24日(クリスマスイブ)に放送された回で退場した仮面ライダー。

手塚海之/仮面ライダーライア:貴利矢と同じく主人公の協力者で、真実の一端に近づき、パワーアップの鍵を遺して退場した仮面ライダー。

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