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三犬の編集履歴

2021-08-28 21:15:01 バージョン

三犬

さんけん

三犬とは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するエンテイ、スイクン、ライコウの総称。ポケモンスラングの一種。

概要

金・銀』で初登場した準伝説ポケモン、エンテイライコウスイクンを総称する言葉の一つであるが、モデルとなった動物は犬ではない (開発段階では今よりは犬っぽかった)。


デザインを担当した漫画家の斉藤むねお氏によると、エンテイ=ライオン、スイクン=豹、ライコウ=虎のように見え、デザインの道筋的には「各属性のエレメントを背負った精霊・もしくは神様」を目指したとのこと。

(つまり三犬ではなく三猫と呼ぶのがモチーフ的には正しいことになる)

上記を反映してか、海外では主に「Legendary Beasts」などと呼ばれている。

その関係から、この呼び方を好まないユーザーもいるので注意。


他の呼び方として「伝説の三聖獣」という単語もあり、『ポケモン超不思議のダンジョン』で「三聖獣」の語が出てくるあたり、こちらの方が正式と言える。

何故「三犬」の呼び名が定着したのかといえば、当時使われていた四足獣ポケモンのアイコンが狛犬のように見えたからということのようである。


このポケモン達は、エンジュシティにおいてはカネの塔(現焼けた塔)が焼け落ちた際、亡くなったとされるが、それを悲しんだホウオウにより復活を果たしたという伝説が残っている。塔に落ちた雷がライコウを、塔を焼いた炎がエンテイを、そしてスイクンが火事を消した雨を表しているのだと言う。


なお、公式で展開されるWebアニメ『ジェネレーションズ』でホウオウに復活させられる前の姿はどちらかといえば犬だったのだが、実は体験版段階の三犬は『エン』、『ライ』、『スイ』という名前の正に犬のような外見のポケモンだった。現在の姿の名前に王を意味する言葉が付けられているのも復活した事でそれぞれの属性を支配する王になったという意味合いが込められているのかもしれない。

やけたとうの伝承はさながら、体験版時代の彼らの設定が焚書されて、新しいポケモンに生まれ変わった事を示唆しているかのようである。

また、一説によれば、この三匹のポケモンは初代の3大イズだったのでは無いかとも。


伝説ポケモンでは初めて専用BGMが使われたポケモン(『クリスタル』で実装)で、リメイク版『HGSS』ではそれぞれ違うアレンジ曲が使われている。


このポケモン達は俗にいう「徘徊型ポケモン」の元祖で、ある地方の町やダンジョンをランダムに移動し、手に入れる迄に膨大な時間を有する。そのためこの3匹の捕獲にはトラウマすら感じる人もいる

このうち第3世代ではFRLGで徘徊するが、何と「HP」「こうげき」以外の個体値が0に設定されている。今では考えられないくらいの低スペックでとても実用に耐えるものではなかった。

それ以外の入手は『ポケモンコロシアム』でのみだがこちらはこちらで厳選環境がすこぶる悪く、とても素人が手を出してよいものではなかった。

漸く第4世代HGSSになってまともに手に入るようになった……と思いきや、こちらでもスイクン以外は徘徊するので厳選は困難を極めた。

ORASでは、マボロシのばしょで入手が可能になり捕獲するのが楽になった。ただし、ホウオウまたはルギアが手持ちに入っている必要がある(もちろん過去作から連れてきてもよい)。

USUMではウルトラワープライドによって行ける世界にいることがあるが、何故かライコウは『ウルトラサン』でのみ、エンテイは『ウルトラムーン』でのみ出現する。そして2匹を手持ちに揃えて初めてスイクンが出現するようになっている。


なお、第6・第7世代で登場するこいつらのBGMは『クリスタル』版の原曲(のGBプレイヤー版)である。HGSSでアレンジされたものは使われていない。

更に言うと第7世代で登場するまで専用の雄叫び(登場するときの鳴き声を文字にしたもの)が存在していなかった。


設定の関係上、このポケモン達のマスターにあたるのはホウオウである。


対人戦においては、スイクンは圧倒的な耐久力から「めいそう」を積んで特殊を起点にしつつ全抜きしていったり、「ゴツゴツメット」を持って物理を相手にしたりと要塞として活躍。更に映画限定配布の一撃必殺技ぜったいれいど」で一世を風靡し、遂に第7世代で自力習得を果たした(が同時に弱体化もした)。

エンテイは不遇ぶりから唯一神と呼ばれていたが、第6世代にて「せいなるほのお」を習得しほのお単タイプとしてはトップクラスと言われるまでに。相性の良い「とつげきチョッキ」も獲得し攻守で隙が無い。

ライコウはでんきタイプでは珍しく「めいそう」を覚え、その高い素早さとそこそこの耐久力から圧倒的な詰ませ性能を誇る他「リフレクター」や「バークアウト」等でサポートもこなす。第6世代から「まひ」にならなくなったことで高い素早さを維持しやすくなった。

そして、3匹とも特性「プレッシャー」を持ち、「まもる」「みがわり」の時間稼ぎ戦法を展開できる。特に有名なのはライコウで、発案者の名を取りノイコウと呼ばれた。

総じて歴代準伝説でも特に高い評価を得ている。


なお、3匹の並びをライコウ、スイクン、エンテイにして、それぞれ頭文字を並べると…。


ポケモンGO

2017年9月1日より三鳥およびルギアに差し変わる形でレイドボスとして登場。

1週間交代で登場していた三鳥とは異なり、3匹同時に実装、ただし地域ごとに出現するポケモンが変わり、1か月ごとに出現場所が変更されるという特殊な措置が取られている。各地を放浪しているという設定を取り入れたが故の措置ともいえる。

なお、地域ごとに登場する時期は以下の通りとなっている。

エンテイライコウスイクン
9月ヨーロッパアフリカ北アメリカアジア太平洋地域
10月南北アメリカアジア・太平洋地域ヨーロッパ・アフリカ
11月アジア・太平洋地域ヨーロッパ・アフリカ南北アメリカ

また、2019年7月のアップデート後には、トレーナーバトルのトレーニングモード(マスターリーグ相当)で、チームリーダーたちが一番手として三犬たちを繰り出してくるようになった(ブランシェ:スイクン、キャンデラ:エンテイ、スパーク:ライコウ)。


ポケダン

赤/青の救助隊

金銀での関係性を反映してホウオウに出会う為にパッチールから託された「とうめいなはね」に色を加えていくイベントで戦うことになる。

炎の大地でエンテイを倒すことで「しんくのはね」、稲妻の大地でライコウを倒すことで「ゆうひのはね」、最終的に北風の大地でスイクンを倒して「なないろのはね」へと変化させていく。

いずれもエンテイはプライドが高く、スイクンは穏やかで、ライコウは荒々しい性格となっており、当初は主人公たちを侵入者と勘違いするが、主人公たちを認めると冒険の手助けをしてくれる知性の高さを備える。


時/闇/空の探検隊

原作での徘徊性を反映し、「ひみつのせきばん」や「なぞのパーツ」を持っているとランダムで出現するようになった。

ライコウはかくされたいせきB20F・B29F、エンテイはやみのかこうさいしんぶB10Fで出現する。スイクンだけは出現方法が異なり、うみのリゾート解放後にさいごのまB29Fに現れる…上記のアイテムを出現させるのもかなりの手間であるが、スイクンの出現するダンジョンはアイテムの持ち込みの出来ない場所である為、フロアに到達できただけでも幸運なレベル。

空の探検隊では挑戦状を受け取る事で彼らと戦って仲間にできる依頼に挑戦することが可能という大幅な仕様変更がなされた。


仲間にするとエンテイやライコウは伝説のポケモンらしい尊大な口調で話すが(挑戦状も同様)、スイクンだけは女の子みたいなハキハキとした敬語口調で話す(ラティアスを想像してもらえばわかりやすい)。可愛らしいが…どうしてこうなった



関連イラスト

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