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ハラバリーの編集履歴

2023-12-14 12:44:15 バージョン

ハラバリー

はらばりー

ゲーム『ポケットモンスターシリーズ』に登場するポケモン(モンスター)の一種。

先にこの動画を視聴してね!


基礎データ

全国図鑑No.0939
パルデア図鑑No.171
ぶんるいでんきがえるポケモン
タイプでんき
たかさ1.2m
おもさ113.0kg
とくせいでんきにかえる / せいでんき / しめりけ(隠れ特性)
タマゴグループすいちゅう1

他言語版の名称

言語名称由来と思われるもの
英語Belliboltbelly(お腹)+volt(電圧の単位)
フランス語Ampibidouamphibien(両生類)
ドイツ語WampitzWampe(太鼓腹)+Blitz(雷)

進化

ハラバリーとズピカ

ズピカ(かみなりのいしを使う)→ハラバリー


概要

初登場は『ポケモンSV』。

青緑色のボディを持つカエルポケモンで、まるでゆるキャラの様にファンシーな姿が印象的。

先のナンジャモが配信する「ドンナモンジャTV」にて開催された相棒当てクイズの正解となるポケモンだが、正解発表前に自分から映り込んできてしまい彼女が慌てるという一幕も。


腹の中央にある丸い部分は「へそダイナモ」という発電器官で、よく見ると透明な膜のようなもので覆われている。

ぷにぷにした全身は弾力性に富み、体を伸び縮みさせるたびにへそダイナモで発電が行われ、身体に電気が貯まってゆく。


頭の側面には目玉のような形状と模様をしたものがあるが、実はこちらはデコイのコブであり、内側の鼻みたいな黄色い部分が本当の。そのため、顔立ちはズピカ時代をほぼ踏襲している。

作中世界でも間違える者が多く、威圧感を出したい時の擬態として役立っている。実際、目玉模様は現実の生物界でも威嚇に使われることが多い。

更にこのコブは放電器官としての役割も持っているらしく、前述のへそダイナモで発電・蓄積した電力はここから放射される。放電時はコブが発光する他、瞳に見えている部分は放電に指向性を待たせる役割を果たしているらしい。


基本的にはのんきな性格で、攻撃されるまで周りの敵意に気付かず、自分からは反撃でしか攻撃を仕掛けない温厚なポケモン。

その為ハラバリーを育てるトレーナーは、攻撃されなくてもバトルに臨むようになるやる気を育てるのが大変らしい。動きも決して機敏ではないが、上記の弾力から意外な素早さを見せる事もある。


カエルらしく野生では水辺や湿地帯に棲んでおり、そこでは日没後に「ぐもー、ぐもー」と不思議な音が聞こえるが、これは鳴き声ではなくお腹から出る音で、空腹を主張していることが分かっている。

生息地からして水棲生物と思われるが、みずタイプではない。みずタイプを持たない蛙モチーフのポケモンはグレッグルドクロッグ以来。


なんと高さは1m超えで、重さも100キロオーバーである。

名前の由来は腹でバリバリと発電する生態に由来するものと思われる。あるいはお腹の特徴から『腹が張っている』から来ているのだろうか。


性能

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
10964911038345495

大方の予想通り、耐久が高めな鈍足特殊アタッカーとなっているとデンリュウに似ている。中でもHPと特攻が大きく伸びる。

高いHPに支えられる耐久種族値はあのガブリアスとほぼ同水準(BDの関係上ほんの少し劣るが、こちらは弱点が少ない)といえば、その硬さがわかるだろう。


新特性「でんきにかえる」は、攻撃を受ける度に「じゅうでん」が発動する斬新なもの。

もう一つの通常特性である「せいでんき」は、あえて先手を取らせて麻痺させるという使い方が出来る。

なお、隠れ特性は残念ながらハズレ特性である「しめりけ」。どうしても「でんきにかえる」を相手にコピーされたくない時に採用されるくらいか。また上記の気性に反して特性のバリエーションに「どんかん」は含まれていない。


「でんきにかえる」を活かせた時の火力は相当のもの。C特化「こだわりメガネ」ハラバリーの「でんきにかえる」発動状態かつテラスタイプでんき状態の「10まんボルト」は、HD特化キョジオーンが確定1発。こうなるとでんき等倍以上の耐久型は相当特殊耐久が高くない限り、1発でも耐えるのが難しいだろう。


でんき単タイプなだけあって覚える技もでんき技が中心だが、カエルモチーフなだけあってみずタイプ技やじめんタイプの技を少々であるが習得可能。

ただし、みずタイプ技は「みずでっぽう」「ひやみず」「みずのはどう」と威力が60以下のものがほとんどで80以上の威力を持つのはタマゴわざで持ってくる「だくりゅう」ぐらい。

あまごい」→「ウェザーボール」もできるがあまり現実的ではなく、タマゴ技の「みずびたし」で強引にでんき技を通してしまうのもアリ。


弱点がじめんタイプのみで耐久が高く「なまける」まであり、更にデバフをかける技を多く覚える事から、電気タイプには珍しい持久戦が得意なポケモンと言える。

特に、今までタイプの都合で使いづらかった「パラボラチャージ」を最大限に活用できるのは特筆に値する。即じゅうでん状態になって火力を確保できる特性「でんきにかえる」との相性も抜群。習得はデデンネからの横遺伝となる。


また「ボルトチェンジ」との相性も良好で、倍になった威力を叩き込んだ後に味方を無傷交代させる等、他のでんきタイプにはない戦術を可能にしている。

惜しむらくは「どくどく」を覚えず、「なまける」のPPも5まで弱体化した辺りだが、バランス調整だと思って諦めよう。


一応、過去にライコウがでんき単タイプの耐久型として使われたことがあり、サンダーもでんきタイプの耐久型として名高いが、いずれも素早さを活かしたハメ性能がある程度考慮されるもの。

ハラバリーのように鈍足の耐久型でんきは初だったりする(過去には"一応耐久型としても使える"レベルのバチンウニなどもあるにはあったがこちらの真価はあくまでもエレキフィールド張りである)。


テラスタイプはでんき火力に特化できるでんきは当然のこと、雑にドラゴンに強気に出られるようになるフェアリー、じめんを無効化できるひこうが目ぼしいところ。

オージャの湖にデザイナーズコンボ的に配置されているみずテラスタルの個体も選択肢の一つ。ハラバリーの場合は隠れ特性が死に特性なので通常特性固定でも別段問題ない。


持ち物は「とつげきチョッキ」が主流。デバフ技、回復技は攻撃技として持つことができるためである。物理技のじめん技ぐらいでしか弱点を突かれにくいというのもある。シーズン1では「こだわりメガネ」型も使われたが、結局「アシッドボム」を使えば十分なダメージを出せるためこれは下火になった。撃ち分けできる上に反動の無い「じしゃく」、堅実な回復アイテムの「オボンのみ」、「たべのこし」も一定数使われる。


シリーズ2シーズン3になると、このシリーズで解禁されたパラドックスポケモンに強いポケモンとして脚光を浴びた。例えば、ハバタクカミテツノツツミテツノドクガに対しては、「とつげきチョッキ」を持たせると有利になる。パラドックスポケモンの多くがガブリアスカバルドンといったじめん枠に強く、パラドックスポケモンの解禁によって目ぼしいじめん枠が駆逐されたのも大きい。使用感は丁度第8世代で解禁されたレジエレキを鈍足重戦車型に変えたものとなっている。

シーズン3最終1桁構築にもちゃっかりエントリーされている。


性格は火力を追求したひかえめを始め、なまいき、おだやかといった特防上昇性格も良く選ばれる。なぜ特防上昇性格かというと、ハラバリーがでんきタイプ状態である限り自身の弱点を突いてくるのがほぼほぼじめんタイプの物理技ぐらいで、それがない特殊型なら安定して受けられるためである。素早さ下降補正性格は「ふいうち」の火力や後攻「ボルトチェンジ」の兼ね合いから選ばれることがある。


また対戦での用途以外でも、お手軽なテラレイドバトル用ポケモンとしても需要が高い。

原則として高難度になるほど何回も殴り合う削り合いになりやすいレイド戦では安定した火力以外にもHPを回復しながら戦える持久力が求められるのだが、ハラバリーは「毎回殴られるので特性『でんきにかえる』が毎回発動してほぼ常時でんき技威力2倍で高火力」「技『アシッドボム』でシールドの上からデバフをかけ、火力が底上げできる」「でんき単タイプであるため弱点が1個しかなく、耐久寄りの種族値」「技『パラボラチャージ』でHPを吸収できる」と言う点から、レイド戦に必要な水準を高いレベルで満たしており、適宜アシッドボムを打ちつつ「メトロノーム」を持たせてパラボラチャージを連打しているだけでだいたいのレイド戦で勝ててしまうお手軽さを誇る。

ナンジャモの中の的にオラオラ戦法やゾンビ戦法と言われている。

最強レイドも最強のゲッコウガを初め最強のジュナイパー最強のダイケンキ等でも活躍。

完全に不利だったのがひらいしん持ちの最強のピカチュウじしん持ちの憎悪の化身という恐るべきスペックの持ち主である。


とは言えでんき無効・半減のじめん・でんき・くさ・ドラゴン辺りには大人しく他のポケモンで挑んだ方が良い。

しかし、それ以外なら等倍相手でも星5、相手によっては星6でさえ等倍でごり押し撃破できてしまう。

これだけ強いにもかかわらず、ハラバリー(の進化前のズピカ)はそこら中に大量棲息している一般ポケであり、「でんきにかえる」は通常特性なので特殊な厳選も育成も必要が無いなど、お手軽に用意できる。他のレイド用ポケモンのようにテラスタイプを変更せず、でんきのままでも十分運用が可能なのが嬉しいところ。「パラボラチャージ」は本人は自力習得しないものの、本作は卵技はタマゴグループが同じポケモンに「ものまねハーブ」を持たせてピクニックを行うだけで遺伝が可能なため、デデンネさえいれば完結する。

弱点の少なさ故、同じでんき特殊アタッカーのミライドンよりも多くのレイドに出しやすいのも嬉しいポイント。


ソロでのレイド戦にとどまらず、野良やマルチでもその性能は折り紙付きである。両壁や眠り対策の「エレキフィールド」や、シールドの上からデバフをかける「ひやみず」や「どろかけ」といったわざも覚えられるため、アタッカー兼サポーターとして動かすことも可能。余った技スペースに覚えさせておくと勝利に一役買うだろう。無論、味方の特殊アタッカーの選出に合わせてアシッドボムを連打しているだけでも強力なサポートになる。サポーター前提の運用ならアイテムは「ひかりのねんど」や「おんみつマント」なども候補。


使用トレーナー

ナンジャモ&ハラバリー


アニメ版

『アニポケ・サトシの旅シリーズ


『アニポケ・リコとロイの旅シリーズ

  • ナンジャモのハラバリー
    • 15話でナンジャモと共に登場。

放課後のブレス

  • 本編前日譚である本作の第4話『息をあわせてにもナンジャモの手持ちで登場。

余談

  • 上述した通り、その正体についての事前クイズが行われたが、全くの新ポケモンだったため正解を予想出来た視聴者は皆無で、「分かるかぁ!」とツッコミが殺到した。
    • 一方、ナンジャモが人気配信者であることから、パルデア在住の視聴者は「一体何バリーなんだ…」とコメントしていただろうと考察した者も少なくなかった。
    • 事前予想では「パモ進化形」や「パルデアガマゲロゲ」等が候補に挙がっていたが、電気蛙を予想した視聴者もおり、第9世代のポケモンであろうという考察も見られた。

  • モチーフは野太い鳴き声を発するウシガエル、または英名とサイケな容姿からベルツノガエルではないかと思われる。
    • さらにタイプが電気である由来として、18世紀後半の物理学者アレッサンドロ・ボルタが命名した、「ガルヴァーニ電気」というカエルを使った科学的作用による電気の発生をモチーフにしたものと考えられる。
    • なお、元ネタのカエルにはヘソはないが、「雷様にヘソを取られる」という言い伝えからの連想からか。
    • カエル型ポケモンはケロマツ系統から9年ぶりである。

  • pixiv内でのハラバリーの絵は、時々単体で描かれることがあるが、やはりなんといっても、ハラバリーを使ってくるトレーナー「ナンジャモ」の存在は、とても大きいだろう。よく一緒に描かれることが多い。というか、9割このナンジャモと一緒である。
    • 因みに碌な凹凸のない体型ゆえか、ハラバリーのR-18率は低めである(ただし無いとは言ってない)

関連イラスト

ハラバリーBellibolt

ハラバリー/ポケモンイラスト・ファンアートハラバリー


関連タグ

ポケットモンスター ポケモン ポケモンSV

ポケモン一覧 でんきタイプ


0938.ズピカ0939.ハラバリー→0940.カイデン


  • ユレイドルアーマルドジバコイル:目の位置が勘違いされるポケモンの先輩。特にアーマルドはハラバリーとは逆に位置的に鼻となる部分の模様を目と勘違いされる事が多い。

蛙ポケモン

フシギダネ/フシギソウ/フシギバナ

(メガフシギバナ/キョダイマックスフシギバナ)

ニョロモ/ニョロゾ/ニョロボン/ニョロトノ

グレッグル/ドクロッグ

オタマロ/ガマガル/ガマゲロゲ

ケロマツ/ゲコガシラ/ゲッコウガ


かみなりのいし繋がり

ピカチュウ/ライチュウ

イーブイ/サンダース

シビビール/シビルドン

レアコイル/ジバコイル(8世代から)

デンヂムシ/クワガノン(8世代から)

ノズパス/ダイノーズ(LEGENDSアルセウスから)


その他

  • ルーバ:同じく任天堂発の『スーパーマリオギャラクシー2』に登場するチコの一個体。顔がそっくり。
  • モゲドン:ハラバリーと同じ“頭頂部に巨大な擬眼を備えた”ウルトラ怪獣
  • カエルタマゴ:似たような体型・顔のカエルのキャラ。
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