概要
ロストベルトNo. | Lostbelt No.7 |
---|---|
分岐基点時代 | BC.???? |
異聞深度 | A++ |
場所 | 南米 |
キーキャラクター | ??? |
クリプター | デイビット・ゼム・ヴォイド |
章クリア報酬 | ??? |
シナリオ担当 | ??? |
第2部開始時点では、分岐基点が紀元前であること・南米に位置していること以外の情報が非常に少なく、殆ど謎に包まれた状態である。
2部開始後も長らく「樹海」の2文字以外一切不明で、6章のクリア後に表示されるバナーでさえもノイズがかかっていた。
なおこれは5章後編クリア時の6章と同様の処置だが、この時と異なりアイコンすらも表示されておらず、徹底的に情報が隠匿されていた。
2022年4月12日発売のTYPE-MOONエースにてタイトルの前半が『黄金樹海紀行』と判明。
曰く、本筋とは関係ない内容ばかりの「大ボリュームの繁雑な寄り道」だった6章とは逆に、2部全体の真相を明かしつつ、1部前半ばりの「非常にシンプルな物語」になる事が語られている。
特徴
第2部の1章・3章intro・5章で明かされた情報によると、ベリルが担当するブリテン異聞帯と共通点がある。
- 「どこが有り得たかもしれない人類史なのかと疑いたくなる」レベルで酷い有り様であること
- 原始的な状況であるため、クリプターにとっては殺しの機会が多いこと
- 上記の理由から、トリスメギストスIIによると自滅の可能性が高いと分析されていること
- 人間以外の強大な存在が社会の中心を構成していること
その具体的な内容だが、シオン曰く「詳細は一切不明だが、文明が死に絶えた」という地区らしく、トリスメギストスIIはこの異聞帯を「人類史において異例中の異例だが、他の人類史と競い合うものではない」と分析している。
のちに判明した具体的な環境は、広大な地下冥界(シバルバー)をその胎に抱いた、巨獣達の闊歩する黄金の樹海とのこと。
そんな南米異聞帯の異聞深度は「A++」であり、計測ができないイギリス異聞帯を除けば最も高い数値。
単純な領域の大きさだけを見ても大西洋異聞帯に次ぐ大規模な異聞帯でもある。
さらに、第5章冒頭の時点では、(原因は明かされていないものの)この異聞帯の空想樹は少なくとも上空の天幕と接続されておらず、本来確認できる外部からも確認不能になっている。だがこの直後、ベリルの計画によってブリテン異聞帯の空想樹に着火された炎が、天幕のネットワークを通じて大西洋異聞帯の空想樹へ延焼し、オリュンポスが破壊されている。つまり、どのような経緯かはわからないが、この異聞帯の空想樹は天幕から切り離したことで巻き添えを逃れたことになる。
異星の神は顕現後、今の自分にとっての不確定要素を潰せる新たな体として型月世界における物理最強生物たるORTを求めて、侵攻しようとしている。第2部後期OPでは、その巨大な影を映し出している。
トリスメギストスⅡは、白紙化地球という状況が継続する限りにおいては異星の神が南米から動く未来は見えないという計算を弾き出していた。
………が、20XX年12月31日にコヤンスカヤとの決着を終えた彷徨海のノウム・カルデアの居場所を検知した異星の神は即座に奇襲を仕掛けてきた。
この奇襲からストーム・ボーダーで辛うじて逃れることに成功したカルデアは、ドックが失われた都合上、大規模な作戦リソースを一回残すのみとなり、それが最後の異聞帯の攻略に充てられることになる。
異星の神が攻撃目標を直接カルデア陣営に絞っている状況であることから、シオンの見立てではこれまでの異聞帯攻略と違う点として、カルデア陣営側に欠員が発生しない形での勝利はもはや望めそうにないことが語られている。
ゲームにおいて
2021年12月31日の大晦日特番にて、2022年内に配信されることがアナウンスされた。
同時に「Road to 7」と題して、これまでの異聞帯を振り返るキャンペーンが順次行われている。
ストーリー
登場人物
異常者とされた天才 | グランドクラス | 異聞帯の王 |
---|---|---|
CV:??? | CV:- | CV:- |
眠りし極限の単独種 | 異星の使徒・神父 | 異星の神 |
CV:??? | CV:中田譲治 | CV:米澤円? |
ユーザーによる予想
第2部に先駆けて実装されたエルキドゥの幕間にて、彼は至高神エンリルに鋳造されし黒杉森の番人フワワに思いを馳せていたことから、ユーザーの間ではバビロニアが候補地のひとつとして考えられていた。
有力とされる候補地には、第二部OPで彼が立っていた遺跡に刻まれているものがマヤ文字であることから南米も候補に挙げられていた。
また、デイビットの契約したサーヴァントがグランドクラスである事から、この異聞帯には冠位指定のサーヴァントが召喚されなければならない要因……即ち、人類悪が出現していると思われる。
前述の通り、この異聞帯には極めて凶悪なORTが存在している事も考えると、どの異聞帯よりも恐ろしく危険と予想されている。
トネリコがマシュに語った内容から、6章以上に過酷な展開が待ち受けると予想される。
芳賀敬太氏によると、キリシュタリア戦のBGMが最後の空想樹戦とコメントしている。中身を干されて炎上処分されたブリテン異聞帯のセイファートだけでなく、この異聞帯の空想樹にも戦闘の機会が無い理由たる異常事態が起こっている模様。
舞台について
ケツァルコアトルの発言によれば、アステカ神話における第一の世界は型月史では白亜紀に当たるらしい。(ちなみに同神話での人間世界の誕生は5番目)これを踏まえて、彼が担当する南米異聞帯の状況は以下のような予想がされている。
- 恐竜が絶滅せずに生き残った世界である説。
- 彼女の乗騎が翼竜であったり、異聞帯の位置から見て北西には恐竜を絶滅させる原因の隕石が落ちたユカタン半島があること。またウルティモ・トペ・パターダや、ケツァル・コアトル〔サンバ/サンタ〕の宝具はユカタン半島に隕石が落ちたという出来事の再現である。(ただし、ユカタン半島の位置に異聞帯はない事には留意されたし。)
- 概念礼装『Team Phoenix』では恐竜について触れている。また、この概念礼装ではサーヴァント・ユニヴァースについても触れていたが、そのサーヴァント・ユニヴァースを主軸に据えたイベントではブラキオサウルスらしき恐竜が背景に描かれていたり、ケツァルコアトルと同じく原始的な金星の女神が主役だったりするのである。
- 実は同じく7番目の章である絶対魔獣戦線バビロニアに登場したキャラクターではティアマト神が自身の霊基をジュラ紀相当までに回帰したり、エレシュキガルがバスター攻撃に恐竜の化石を召喚するなど『7章』は何かと恐竜に縁があったりする。
- ちなみに恐竜が生き残っていたら人型に進化したのではないかという学説があり、しばしば都市伝説(特に陰謀説)において題材にされている。2部もオカルトを扱っている辺り、この手のオカルトネタを組み込んでくる可能性は大いにあり得る。ちなみに人と恐竜が混ざったような姿をした…正確には基本形態が恐竜そのものなのだが…サーヴァントもFGOに実装されている。
- この他、南米は恐竜に少なからず縁があり、ケツァルコアトルのお膝元である、メキシコのアカンバロにおいては恐竜の形をした土偶が発見されている。(贋作という説もあるが。)
- マヤ神話において、ケツァルコアトルはククルカンと同一視されるが、このククルカンと同一視される神にイツァムナーが存在しており、姿形は双頭のイグアナに似ているという。また、マヤ神話の世界観では巨大な爬虫類が世界を形作っているとされており、南米の神話において爬虫類は切っても切れない関係にあるようだ。
- デイビットの従えるグランドサーヴァントがテスカトリポカという説から以下の事が考えられる。
- ケツァルコアトル達は地球外生命体が神になった存在であり、テスカトリポカの化身には蜘蛛が存在している。この為、テスカトリポカは蜘蛛に例えられる水星のアルテミット・ワン『ORT』の関係者なのでは無いかという疑惑が上がっている。
- 相対するケツァルコアトルが金星の神であるように、実はORT同様に金星に対応したアルテミット・ワンもおり、名を『タイプ・ヴィーナス』と言う。こちらは植物の特性を持っていることからサブタイトルとの関連を見出されている。ケツァルコアトル自身も木に姿を変えてテスカトリポカと共に天空を支えた逸話がある。
- アステカの暦には金星や水星の周期を基にした暦があり、これらの説を一層強めている。
- また、アステカ神話において先述の第1の世界を治めるのがテスカトリポカとされている為、実は異聞帯の王も兼ねているのではないかと推測される。
- 第1の世界での人類に当たる種は巨人とされている。既に公開されている情報では巨獣達が跋扈している異聞帯との事なのでこの巨獣がその巨人なのではないかと思われる。なお、この第1の世界はジャガーが巨人を食い尽くした事で滅びたという。この事から、ジャガーマンがキーキャラクターであると推測される。
- クトゥルフ神話の要素が入った世界になっている説。
- クトゥルフ神話において、邪神イグはケツァルコアトルと関連性を見出される事・さらに型月のケツァルコアトルも地球外由来であることが根拠。
- また、空想樹の種子の正体はクトゥルフ神話におけるアザトースの種子ではないかとする考察もあるが、現時点では不明。
- この異聞帯のクリプターであるデイビットは伝承科出身の魔術師だが、FGO作中では同じ伝承科の出身である魔術師ブリシサンがクトゥルフ神話について研究していたとラウムが言及済み。
- また、『禁忌降臨庭園セイレム』に登場したメッフィーを名乗る怪人物などクトゥルフ関連で回収されなかった伏線が多く存在している点などから、伏線が回収されるなら「地球外」というワードが絡むこの章ではないかという考察もある。
- 水晶渓谷により異星へと環境が変貌してしまった世界になっている説
- この異聞帯にはORTが西暦以前に落下していることが判明しており、その能力が「侵食型固有結界である水晶渓谷を展開し、自分のもといた環境に変化させ続ける」というものであることから、これがもし全域に広がってしまえば通常の人間が住むには過酷すぎる環境になる、というより別の星と化してしまうため異聞帯化は必至である。さらに、空想樹のネットワークからこの異聞帯のネットワークからは切り離されており、維持するためには、ロンゴミニアドのようなもので全域を覆うかそれともルールそのものを変えるしか方法はないため、別の星にしてしまえば維持が可能な可能性があるためである。
- 異聞帯の正確な位置について
- 現在判明している情報では汎人類史の国に置き換えるとブラジル、ペルー、ガイアナ、スリナム、ボリビア、エクアドル、コロンビア、ベネズエラ、フランス領ギアナ、チリ北部の約10カ国に跨り、異聞帯の中でも大西洋異聞帯に次ぐ広さ。
- どちらかといえば、これらの国々はマヤ神話やアステカ神話などの文化圏と言うよりも、インカ神話やナスカの地上絵、カンドンブレなどの文化圏である。メソアメリカ圏はこれらの国々よりも北にある。
- なお、ケツァル・コアトル〔サンバ/サンタ〕の着ているサンタ衣装はちょうど異聞帯があるブラジルの文化であったりする。また、例年通りなら新クリスマスイベントの前にクリスマス復刻があるのだが、今年はサンバ/サンタが登場した2018年クリスマスイベントの復刻は告知されなかった。該当イベントは南米に関係した内容である為、7章実装前に復刻する事が考えられる。またこれによりイベントで登場したブラダマンテか、存在が示唆されたロジェロが登場する可能性もある。
その他、世界や登場人物に関する予想は以下の通り。
- タイトルについて
- 地名について
- 前述しているORTが関与する可能性が高い事から『タイプ・ヴィーナス』が有力視されている。
- また前述のアステカの世界観から『ナウィ・オセロトル』(テスカトリポカが治めている第一の世界)か、『ナウィ・エヘカトル』(ケツァルコアトルの治める第二の世界)説もある。特に後者は風で太陽が破壊されて当代の人類は猿になってしまったとの事。もしかしたら『どこがあり得た人類史なんだよ』という評はそうした状況を指した発言なのかもしれない。前述の恐竜説と結びつけるならば、落下した隕石の破片(風)で太陽が覆い隠され、当時の人類とも言うべき恐竜が絶滅。地球の支配者が猿(現生人類)になったという事なのかもしれない。
- クトゥルフ神話関連も示俊されている事から、『ンガイ・フォレスト』等の考察もある。
- 令呪関連
登場サーヴァントについて
1部7章では、バビロニアの地に南米鯖が登場したため、その逆として、同章には(直接)登場しなかったエルキドゥやフワワなどのメソポタミア神話勢が登場する可能性も考えられている。
エルキドゥが幕間の物語にて「人類の脅威特攻」を会得した事もこの章で関わってくるのかもしれない。
関連要素 | 既存 | (FGO以外) | シリーズ未登場 |
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中南米の神話 | |||
スペイン | |||
冥界 | |||
異星の神陣営 | |||
クトゥルフ神話 | |||
その他 |
その他
- 謎のヒロインXXのバレンタインボイスによれば、地球に存在する脅威として「膨張する太陽を幻視する祭壇」を挙げており、それがこの異聞帯にある何かではないかと言われている。
- 本来はアステカ神話の神であるケツァルコアトルがマヤ神話の冥界(シバルバー)について言及しており、この事から型月世界ではアステカ神話もマヤ神話も根本は同じだと考えられ、マヤ神話の要素も関わってくるものと思われる。
関連タグ
Fate/GrandOrder Cosmos_in_the_Lostbelt 異聞帯
南米 樹海
前後のストーリー
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