概要
月刊少年ギャグ王創刊号から、1996年12月号まで掲載。作者は三笠山出月。
コミックスは全二巻だが、最終回周辺は未収録であり2003年に大都社から出た完全版でようやく収録された。
完全版の書き込み曰く「夏休みがヒマだった」という理由で、ファミ通で見たエニックスの新人賞へ10枚百円の画用紙に120円のミリペンで描いて応募したとのこと。
作風はその時点から連載終了まで、どころか完全版書き下ろしまでほぼ変化無し。
特徴
チャレンジブルと言うべきかは微妙だが、「コマの形を変える」「サイズを弄る」「オチを盗まれる」「全部のコマがそれぞれ何をしているか分からない」など、実験的なネタが非常に多い。
また欄外の落書きが異様に多く、更にこっちの方が読者に好評だった回があったりしたために「落書きを可能な限り残せるように、コミックスの版形を大きくする」と言う無茶なことも。
ただしエニックス編集部とのいさかいでストライキを起こした時の部分は、結局収録されなかった。
完全…版?
上記の通り大都社から「蔵出しうめぼしの謎 完全版」が刊行され連載分は全て収録されたものの、「出月とあやの合作大作戦」やコミックスでの書き下ろしパートなど連載外のものは結局未収録。
なので「一人合作大作戦」がまったく意味不明になっている。まぁこれは旧コミックスにも収録されなかったのだが。
その一方コミックス販促の1ページ漫画はしっかり収録…とどうにも腑に落ちない構成になっている。
pixivでは
メイン画像のように絵柄をなぞったものもあれば、東方等違う作品のキャラを当てはめて「うめ謎」っぽくしたものなど色々。