概要
『勇者カタストロフ!!』(ゆうしゃカタストロフ!!)は、牧野博幸による日本の漫画作品。『月刊少年ギャグ王』にて、1994年5月号から1996年12月号まで連載された。
全31話、単行本は全4巻。単行本は長らく絶版となっていたが、2010年に復刊ドットコムから上下巻で復刊された。
あらすじ
混沌とした時代、大魔王の封印は解かれ、恐怖と暴力の支配に陥った世界。だが、そんなある日、混沌の闇の中より、新しい光を求め一人の勇者が立ち上がった!!
より、詳細なあらすじ
…という、上記のロマンを求めてかつて倒された大魔王の封印をわざわざ爆破したアホな王様がいた。
王様は歴戦の勇者「シェカネア」を呼び寄せるも、たまたま大物の鯛を卸しに来た魚屋の青年「ズック」が兵士の聞き間違いにより「勇者」と勘違いされ御前に連れてこられてしまう。
王様は人違いに気づくも、本物の「シェカネア」は40年の月日によりヨボヨボの爺となっておりとても大魔王と戦えるような人物では無くなっていた。
王様は面倒事を押し付けるために「ズック」を「勇者様」に仕立て上げ無理やり旅立たせる。
フグそっくりの妖精「ハチ」の助けを借り何とか大魔王を再封印して名実共に「勇者」の称号を得たズックであったが、やはりアホ国王に振り回されるばかりでロクな事は無かった。
そして、ダイ・バザールとの「激安大戦争」、森に住むエルフ族とのいざこざの後、知り合ったハーフエルフの少女「リプリィ」に世界に起こっている異変を調べるために共に旅をして欲しいと頼まれる。
店があるから、と渋るズックだったが、リプリィが行方知れずのズックの父親の作るへんてこな木彫りを持っていたことから父親探しも兼ねてズックは店を閉め旅立つ事を決意する。
さて、ズックは父と再会し、カタストロフを未然に防ぐ事が出来るのか…?