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ますだくん

ますだくん

ますだくんとは、「となりのせきのますだくん」の表記ゆれタグのひとつ。または、同作に登場するキャラクターの名称である。
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概要編集

「ますだくん」とは、「となりのせきのますだくん」の表記ゆれタグ。

または同作の登場キャラクターを指すタグである。


ますだくんとは・・・編集

小学1年生の男の子で、主人公みほちゃんの同級生。フルネームは「ますだ けんいち」。

5人兄弟の四番目で、中学生の姉、小学校高学年の兄が2人、小さな妹がいる。

引っ込み思案で勉強も運動も苦手なみほちゃんとは対照的に、活発で勉強も運動も得意な生徒。


タイトル通り、学校ではみほちゃんの隣の席に座っており、強引に絡んできてはたびたびイジワルをする。しかも、その姿はみほちゃんより三倍近く大きな、ずんぐりした緑色の怪獣

一年生になったばかりで学校になじめない、気弱なみほちゃんの悩みの種になっていたのだが…。


カラーランドセルもあまり普及しておらず「男子のランドセルといえば黒」という作品発表当時には珍しく、赤いランドセルを背負っている。これは姉の使っていたランドセルを見て「赤がかっこいい!」と思ったますだくん自身の好みによるもので、姉が中学校に上がる時に譲ってもらったおさがり

みほちゃんは対照的に青いランドセルを使っていて、「自分以外に青ランドセルの女の子はいない」と嫌がっていたのがきっかけで接点ができる。


2作目『ますだくんのランドセル』や3作目『ますだくんの1ねんせい日記』では1作目の内容がますだくんの視点から描き直されており、みほちゃんに対する行為は全てイジワルなどではなく、親切のつもりだったことが明らかに。

ちょっと乱暴な兄に囲まれていたおかげで気が強く物怖じしない性格だが、幼い妹の相手をする役目が多い影響か、困っている子を見るとほっておけないタイプ。それが奏功して泣き虫なみほちゃんを気にするようになった。

ただ、やり方が強引なこともあって空回りに終わってしまうことも度々あり、一度だけ、自分の誠意がみほちゃんに伝わらず「またイジワルしようとしている」と勘違いされたことに腹を立て、みほちゃんの大事にしていた鉛筆を壊して泣かせてしまったこともある。

後日、不器用ながらも鉛筆を修理してきちんと謝罪したため、みほちゃんも彼を許してあげた。


実は1作目ラストシーンの時点で、後姿のみで顔は判らないものの、ますだくんの姿は人間の男の子になっている。

それまでの「怪獣」は、みほちゃん側の苦手意識を反映したものだったのである。


態度はともかく、内心では割と素直にみほちゃんを「かわいい」と思ったり、泣き顔を見て複雑な気分になってしまうマセた所もあるますだくんだが、その後も相変わらず強引ながら、みほちゃんに助け舟を出したりして二人の距離は縮まっていく。


以降のシリーズ作品では、短髪、濃いマユゲ、まんまるな目の男の子として描かれるようになり、主人公として扱われるようになった。

ただし、キャラクターとして他の書籍等に起用される場合、「男の子の」ますだくんではなく、「怪獣の」ますだくんが使われる事が多い。

表記ゆれ編集

作品の正式なタイトルは、となりのせきのますだくん


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