概要
漫画『東京卍リベンジャーズ』の鶴蝶×佐野万次郎の腐向けカップリング名。
原作での描写(コミックス28巻までのネタバレを含む)
23巻
198話
「いいのか?今日は6月19日だぞ」
東卍が結成された記念日でありタイムカプセルを掘り起こす約束をしていた日を
東卍に所属していなかった鶴蝶がなぜそれを知っていたのか?
またマイキーが人の心を失っていると思っていたなら、古き仲間との再会に確認を入れる必要はないはずであり
東卍は佐野の宝であり、佐野が自ら仲間達と縁を切ったのは彼らの幸せを優先したからである。
肩書上「部外者」な鶴蝶にこの重要な情報を託したというのであれば、佐野は鶴蝶の事をかなり信頼していたと考えられる。
ポケットに手を突っ込んだまま・敬語を使わない「No.3」と「首領」という関係性なのも対等さを感じられる…
26巻
226話
「関卍を抑えろ」というサウスの命令に従って動いた鶴蝶が真っ先に目掛けたのが
関東卍會の総長:佐野万次郎を倒せという命令ではないのではある為、自分の意思で動いたと思われる。
眼前の万次郎に集中しすぎしていた為か三途に攻撃を受ける。
229話
「お前らしくねえじゃねえかよ」
前回会ったのが関東事変だと考えられるが、そうすると初対面から2年近くの時が経っているうえに
直接対話していない為、鶴蝶が「佐野万次郎らしさ」を語るというのは情報不足を感じられるが
鶴蝶の中の佐野万次郎らしさとは…
「流石カクチョー」
自分の事を知ったかぶりのような口調で話す鶴蝶にまるで動じない。
鶴蝶のことを「一目置いている」「実力を認めている」状態でないと言いにくい言葉である。
「本気でぶつかってみたかった」
自分を嫌悪されても、妹を殺されても、イザナの事を家族として受け入れようとしてくれた佐野万次郎
佐野の言葉に反応している鶴蝶は原作では描かれていない。
しかし、大事な「王」を懸命に受け入れようとする佐野の姿を見て、情が深い鶴蝶が何も感じなかったとは考えにくい。
幼馴染のタケミチにイザナの事を救って欲しいと願った鶴蝶だが、実際は敵チームの総長であるマイキーがイザナを救おうとしていた事をはたして、
どう思ったのだろう…
1ページ前の「やっとたどり着いた」は、三天抗争の始まりからなのか、
それとも関東事変からなのか…
28巻
243話
親衛隊長になぜかなっている…
245話
少し離れた場所にいながら鶴蝶とマイキーがタケミチを「バカ」呼ばわりするコマのシンクロ率が高すぎる。
246話
タケミチに殴られ倒れた鶴蝶に対し
「もう終わりか?カクチョー」
しゃがまなくてもいいはずなのに、わざわざしゃがんで話しかけ
「そろそろ天竺で喧嘩屋と恐れられていた男が見てぇモンだ」
とカツを入れようとしても無言な鶴蝶に最後の一押しである
「こんな廃人 生かすために アイツは死んだのか」
という言葉を伝える。
カッと目を見開き、むくりと起き上がる鶴蝶
「テメェに何が分かる」
佐野が鶴蝶の事を「分かっている」とは言い難いがかもしれないが
この言葉を言えるのは鶴蝶と同じく大切な人との別れを経験しすぎてしまった人間である、佐野万次郎しかいないと思われる。
「俺が沸かしちまった熱 冷ましてくるわ」と言い戦いに出た鶴蝶は久しぶりに生き生きした表情を見せた
24巻212話で武臣の「王の鞍替え」の煽り後に見せたリアクションと対比して読むとより違いが明確に見られる。
放った言葉自体は決して優しくないかもしれいなが、鶴蝶に「戦う意味」を思い出させたことや
わざわざしゃがんで目線を低くして話している姿が佐野の人間性を感じさせられる。
数ページ前にギラギラと瞳孔を細めていた佐野万次郎は、この瞬間「人の目」をしているように思える。