CV:小西克幸
人物像
デカダンスの装甲修理人。人生への諦観と共にただただ無気力な日々を過ごしている。ナツメの先輩に当たり、彼女からは「組長」と呼ばれている。
こっそりガドルのパイプを飼っている。
デカダンスの総司令官、ミナトとは旧知の仲。クレナイからは一方的に行為を寄せられている。
ミナトと並び、公式公認のイケオジ。
以下、二話以降の内容を含みます
実は、カブラギはタンカーではなくサイボーグ。デカダンス世界においてヒト(=タンカー)は滅亡寸前で、サイボーグが一般的な人類となっている。そのサイボーグやタンカーはソリッド・クエイク社に管理、監視されており、もちろんカブラギも例外ではない。
戦士部門に属するサイボーグは、地上のデカダンス内の素体に意識を移し(これをログインと言う)、「ギア」として戦う。(デカダンスは、VRMMORPGではなく、どこにも「仮想(映像)」はなく、視界も肉体も全て現実である。)
かつて彼はトップランカークラス(ランキング最上位級)の戦士だったが、同僚に禁止行為の「リミッター解除」を教えたため、ランカーとしての地位を剥奪された。(同僚はスクラップ処分)
そして、表向きはタンカーに紛れてデカダンスの装甲修理人として働きながら「バグ回収(システムのミスによってできた不要な存在や、犯罪人などの管理チップ回収)」をするようになった。
ランカー時代の経験から、現在でもその戦闘力は非常に高い。
装甲修理人兼バグ回収人となった7年後、ナツメと出会い、彼の枯れた心に大きな変化が起きる。