概要
1945年2月5日生まれ。
静岡県出身。スルガ銀行創業家に生まれ、曾祖父である岡野喜太郎は同行初代頭取、父は同行第三代頭取を務めた岡野喜一郎。2016年7月に死去した実弟である岡野喜之助は同行副社長兼COOを務めた。
慶應義塾大学卒業後、富士銀勤務を経て入行。1985年当時には、地銀業界で最年少となる40歳でトップに就任。個人向けリテール業務への推進に舵を切り、頭取の呼称を社長に変えた。2016年6月、世代交代を鮮明にし若返りを図るため会長に退いたが、今後も経営を支えて行くとしていた。
2018年9月7日、シェアハウスオーナーへの融資に端を発する不正融資問題の調査において、最も責任が重いと第三者委員会の報告書において指摘されたことを受けて、代表取締役会長CEOを引責辞任した。 また岡野は、スルガ銀行系の一般財団法人であるベルナール・ビュフェ美術館、スルガ奨学財団、井上靖文学館、静岡県サッカー協会、企業経営研究所で理事長や理事、代表、評議員を務めていたが、2019年5月17日に開催されたそれぞれの理事会で辞任が承認された。
2013年度役員報酬1億9400万。2014年度役員報酬1億9200万円。2015年度役員報酬1億9200万円。2016年度役員報酬1億9200万円。2018年3月期の報酬は1億9700万円。
2018年11月、スルガ銀行より上記不正融資で多額の損失を招いたとして、元社長の米山明広らと連帯して総額35億円を支払うよう求める損害請求訴訟を提起される。