ストーリー
水の都・アメマドイ。
海上に作られた人工島は、華やかで彩りのある美しい町並みを形成していた。
そんなアメマドイに住まう僕たちは―― いくつかの問題を抱えている。
礼儀正しく、心優しい幼なじみ・煤ヶ谷小夜(すずがや さよ)。
奇想天外系妹・茅ヶ崎夕桜(ちがさき ゆうら)。
ヒーローに憧れる後輩・小不動ゆるぎ(こゆるぎ ゆるぎ)。
裏路地のゴミ箱にはまっていた、汐入玖々里(しおいり くくり)。
そして、僕こと、茅ヶ崎英士(ちがさき えいし)。
心に傷を負った僕たちを待ち受けるのは、様々な思惑・事件の数々。
時には部室を賭けて神経衰弱をしてみたり。 捨てられていた少女とババ抜きをしてみたり。
打ち上がる花火に心を奪われながら、失くしたものを補おうとする。
僕なりの方法で、何かを成そうと懸命に生きていく。
こんな僕でも、誰かの力になれるなら――
「――ハッピーエンドを、約束しよう」
みんなが笑顔になれますように。
涙が失われたこの町で、僕たちの成長物語は始まっていく――。
キャラクター
煤ヶ谷 小夜 (すすがや さよ)
CV:御苑生メイ
包容力あふれるおしとやかな少女。
人との距離感を計るのがうまく、他人に興味はないので友達が少ない。
主人公とは同い年の幼なじみで、一時期は義理の妹として共に過ごしていた。
その後も兄と慕うが、兄妹ではなく幼なじみとしての関係を強いられて俯く毎日。
父親から引き継がれた無催促・無利子の借金を抱えているため、
夜はアメマドイのカジノ施設でディーラーのアルバイトをこなしている。
主人公のところに突然現れた 汐入玖々里 に並々ならぬ興味を抱いている。
汐入 玖々里 (しおいり くくり)
CV:くすはらゆい
儚い容姿のクールな少女。
ある日 突然主人公の前に現れて、そのまま居候することになってしまう。
過去に英才教育を受けていたらしく頭の回転はとても速いが、
根っからの諦めやすい性格が積極性を失わせてしまっている。
学園に通ったことがなく、制服姿の主人公たちに憧れの眼差しを向けていた。
茅ヶ崎 夕桜 (ちがさき ゆうら)
CV:秋野花
主人公の妹。 奇想天外、意味不明のアッパー少女。
口を開けば その場しのぎのノリだけの言葉や、取ってつけたような適当な語尾が飛び出してくる。
あまりのハイテンションに周囲は置いてけぼりだが、本人はまったく気にしない。
その性格から学園でも孤立してしまっているが、
小夜と同様に彼女も、周囲の人間に対してとても興味が薄い。
小不動 ゆるぎ (こゆるぎ ゆるぎ)
CV:桜似あかり
茅ヶ崎夕桜のクラスメイト。 元気ハツラツの純粋少女。
かつてヒーローに心を救われたことがあり、誰かを助ける存在に憧れを抱いている。
そのため悪を許すことができず、常に正しさを追い求めてしまう。
その純粋で強固な思いは、主人公たちの環境を変えていくことになる。
八椚 紅葉 (やつくぬぎ くれは)
CV:藤崎鎖夜香
アメマドイに滞在する道楽家。
主人公の面倒を見てくれていたり、小夜の借金を肩代わりしてくれたりと、
平穏を求める主人公たちの生活を支えてくれている謎の少女。
もちろん、その分の見返りを主人公たちに求めているらしいが……。
自らの過去を一切語らず、ただ悲劇を探し求めて存在している。
神峯 灯 (こうのみね あかり)
CV:綾瀬あかり
八椚紅葉に従うメイドさん……ではなく秘書。
柔和な笑顔と物腰が特徴的。
かつてはヒーローを志し、正義の味方を自称しながら悪をなぎ倒していたらしいが、
今ではかつての輝きを失わせ、紅葉の従者に甘んじている。
清濁併せ呑む紅葉の生き方に様々な感情を抱きながらも、彼女の秘書として暗躍する。