概要
『サムライスピリッツ 天下一剣客伝』にて初登場し、現時点ではこの作品が唯一の出演作となっている。
大筒を担いだ『花火職人のおっさん』(徳川慶寅・談)で、ねじり鉢巻きに青い法被に晒しに褌という祭装束の男性。
ここまでは格ゲーによくいる巨漢キャラの派生系のように聞こえるが、実は身長五尺(約154cm)・体重二十五貫目(約92kg)で、実際、ゲーム中のグラフィックも他のキャラクターより一回り小さい。(ちなみに、史実におけるこの時代の男性の平均身長を考えると、それより僅かに小柄な程度である)
祭装束糸目チビデブ花火職人…格ゲー界はおろかサムスピ内でもかなりの色物キャラであると言わざるをえない。(ただし、『デブ』に関しては実際は『筋肉の塊の上に脂肪の層があるだけ』なので、太って見えるだけである)
ちなみに、SNKにはテムジン(龍虎)や王覚山といった、似たような体型の先輩がいる。(どちらも身長は150cmで、テムジンは85kg、王覚山は87kg)
設定
左上は御前試合最終戦の相手でもある知人・徳川慶寅、右上が妻の歌留多、左下が愛娘の駒、右下が本人である。
花火師を生業とする生粋の江戸っ子で、祭りと人々の笑顔が何より大好きな好漢。
『天下一剣客伝』では御前試合をでっかい祭りと捉え、得意の喧嘩で壮大な祭りに殴り込みをかける。
この設定は彼が一定の条件を満たすと発生する『お祭り試合』の乱入キャラとして登場することからも窺える。
こう見えて既婚者であり、妻の歌留多、娘の駒、飼い犬のぽち、父の門松、母の杵、さらに祖父の初富士、祖母の羽子板といった家族がいる。
家族の名前はみな正月にまつわるものに由来しており、何気に芸が細かい。
うち歌留多と駒は技や勝利時の演出にも登場し、戦いに花を添えてくれる。
ちなみに、悩みは『鍛えても鍛えても腹筋が割れないこと』である。