概要
CV:佐久間未帆
性格
育った環境（後述）のためか、不意をつかれると反射的に銃に手が伸びてしまうという、プロフェッショナルとしての片鱗を見せる。報酬さえ受ければどんな仕事でも請け負うタイプで、その仕事のためには己の感情をも冷徹に切り捨てる一面がある。それを垣間見たネギからは「仕事人」や「鬼軍曹」のイメージで認識されてしまったらしく、「龍宮隊長」と呼ばれ敬われている。
任務遂行のためには手段を選ばない（学園祭で楓を相手に1枚80万円の「転移魔法符」を使用したり、まほら武戦会で古菲を相手に大量の五百円硬貨を武器として放る羅漢銭を使うなど）反面、日常生活ではやたらとお金に細かいところがあり、その外見故に映画館入場の際などに中学生と信じてもらえず大人料金を取られてしまうのが悩み（183時間目では年齢詐称薬で幼い外見に化けて小学生料金で入場するも、薬代で結局損したという失策を犯している）。
生い立ち
本人曰く、かつてあるマギステル・マギの魔法使いの従者（ミニステル・マギ）として、魔法使いによるNGO団体「四音階の組み鈴（カンパヌラエ・テトラコルドネス）」に所属しており、世界中の紛争地帯を渡り歩いていた経歴を持つという（ただし、その説明を真に受けると、真名は年齢不詳の人物である）。そのころに契約したと見られるパクティオカードには"MANA ARCANA"(マナ・アルカナ)という名が書かれており、これが本名と見られる。所属するバイアスロン部の部長がそのマギステル・マギに似ており真名も恋心を寄せているようであるが、その部長にすら殺傷能力の無い麻酔弾とはいえ弾丸を放ったことがある。真名曰く「私の戦場に男は必要ない」とのこと。
裏の世界ではかなり名の知られた実力者であり、ネギ達を助けにかつて赤い翼だった高畑と共に魔法世界入りし、ドネットからも信頼されている所からもその片鱗を窺い知る事が出来る。 魔族とのハーフであることが明かされている。
身体的特徴
褐色肌とストレートロングの黒髪と三白眼が特徴。中学生らしからぬ大人びた雰囲気とナイスバディのクールビューティーである。身長も184cmと、クラスで最も高い。またクラスNo.3の巨乳。あだ名は「たつみー」。生徒名簿の欄外に「龍宮神社」と書かれてあり、その一人娘。普段は神社の巫女として働いているらしい。こんなでかい巫女がいたら経営に響きそうな気もするが。刹那、小太郎と同じく半魔族(ハーフ)である。
作者曰く、3-A最強のイロモノキャラ。初期設定では日本人とプエルトリコ人のハーフだった。
人間関係
桜咲刹那とは寮のルームメイトであり、たまに魔物退治の仕事を一緒にする仲。また長瀬楓ともプロとして実力を認め合う仲である。基本的にネギの理解者でその努力と成長を見守るスタンスではあるが、プロとして「仕事」を請ければ敵対することも厭わない姿勢。さらに超鈴音一味とネギ・パーティとの対決では、パートナーを亡くしている経験からか報酬のみならず超の計画に賛同して彼女の側についたもので、ネギに対し何ら恥じるところはないと語っている。
能力
本人によると「魔眼」の持ち主で（左目のみ）、それを用いて幽体を可視化したりしている（他にも魔眼を使用していると思われるシーンがいくつかある）。普段は使用していないことから気、若しくは魔力を消耗する物と考えられる。ただし、具体的にどのような能力かは明らかにされていない。なお、刹那によれば敵の攻撃を察知する能力が非常に高いらしい（高畑先生の居合拳に反応できるレベル）。魔物の正体を見破ったり、超長距離狙撃の役に立ったりしている。
射撃技術はかなりのもので、ライフルによる長距離狙撃から拳銃による近接格闘（ガン=カタ？）までこなす。狙撃の腕は跳弾を利用して遮蔽に隠れた標的を狙えるほど、近接格闘では剣を装備した魔物のグループの包囲をいなすほどのレベルである。更に、戦闘能力を有する魔法先生であるシスターシャークティを軽くあしらってもおり、その実力の高さが窺える。
得物の銃は、ただのエアガンであるなどと本人は嘯いているが、真名の狙撃時の到達距離や跳弾狙撃はエアガンのものではなく、発砲時に排莢やブローバックもあり、挙げ句に「ただの麻酔弾だ」と言った時にネギに見せていた弾の形状は明らかに7.62mmNATO弾だった。
真名の放った弾丸は着弾時に神秘的な光を発するのが特徴で、何らかの超常的な力や技術をエネルギーの素にしているか、超常的な力に対抗するための何らかの特殊な加工をしていると思われる。
これまでにレミントンM700、IMIデザートイーグル、PGMウルティマ・ラティオ、FN P90、H&K PSG-1、バレットM82（の形をしたエアガン？）を使用しているが、いずれもどこから調達したのかは不明。また超製のもので、強制時間跳躍弾＝B・C・T・Lと呼ばれる特殊な銃弾を使用している。
銃器の使用を禁じられた「まほら武道会」に出場した際は、五百円硬貨を連続して親指で弾き飛ばす技を見せた。豪徳寺薫は「羅漢銭」、「銭形平次の投げ銭」などと呼んでいたが、これらは手首のスナップで投げるものであり、彼女のはむしろ指弾に近い。他にも相坂さよ事件の際に串状の投擲武器を使用したケースもあり、彼女が飛び道具全般のエキスパートであることを窺わせる。これらの投擲術も銃器同様、何らかの超常的な体術を伴うものと思われる。
アーティファクト
所持しているパクティオーカードは、パートナー（龍宮の持つペンダントの写真のKOUKI T.なる人物）が2年前に死亡しているため、今は「記念のカード」と化し、当時の名残として所有するに留まっている。そのため、ネギのパートナーが持つ「生きている」パクティオーカードには存在する紋様や表記の一部が失われている。また、本編中で「死んでいる」パクティオーカードを見せた最初のキャラクターでもある。
