「お前に足りんもんはええ意味での『アホっぽさ』や、ネギ」(原作)
「ガラスの靴なんぞ無くても、今はお前が主役なんや!」(ネギま!?neo)
概要
単行本5巻38時間目より初登場。関西弁で話す。男の勝負にこだわる少年。後にネギ・スプリングフィールドの良きライバルとしての位置を確立する。
狗族と呼ばれる妖怪と人間とのハーフで、関西呪術協会に所属する狗神使い(千草の出てこない『ネギま!?neo』ではルーキーランキング1位という設定)。気を用いた残像分身をも可能とする脚力から生み出される超高速の近接戦闘や獣化が可能。忍術も使える。修学旅行で矛を交えた長瀬楓を師と思っている節がある。
本来は犬耳を生やした可愛らしい少年の姿だが、前述のとおり犬や狼に変身することもできる。
10歳くらいの年齢だが、なぜか学ランを戦闘服として愛用している。戦闘では女を殴らない主義のようなので、女子との戦闘では手加減気味のことが多い(実際、後述のまほら武道会1回戦で佐倉愛衣と対戦した際には、『実際には命中させない寸止め掌底アッパーの拳圧で吹き飛ばしてリングアウト勝ちする』という手法を取っている)。
好きなものは仮面ライダーで特に平成ライダーがお気に入り。2003年が舞台なので、ネギと一緒に見ていたのはファイズだろう。
前述の通り戦闘(喧嘩)は得意だが口喧嘩はそれほど得意ではないようで、作中でも綾瀬夕映と口論になった際には思うように言い返すことができず負けてしまっている。
時々「犬神小太郎」と誤表記されることがあるので、間違えないように注意。
また、UQHOLDER!の主人公である近衛刀太と雰囲気が似ているが、血縁関係は不明。
来歴
元々は天ヶ崎千草に雇われ、フェイト・アーウェルンクスや月詠と共謀して近衛木乃香の襲撃に参加していたが、雇い主の千草があっけなく敗北したのに伴い下野。
麻帆良で行き倒れていた所を那波千鶴・村上夏美に拾われ、悪魔ヘルマン伯爵との戦いを経てネギと和解、後に彼女達の部屋に住み込む。同じく同室の雪広あやかとは(初対面で小太郎があやかをおばさん呼ばわりしたのが原因で)仲が悪い、というより口喧嘩をよくしている。
この時、夏美の弟という名目で転校(初等部か中等部と思われる)したため、「村上小太郎」名義を使用することもしばしばとなった。
麻帆良祭のまほら武道会(格闘大会)ではアルビレオ・イマにコテンパンに負け、2回戦で早々に敗退してしまう結果となり、傷付き陰で涙を流すなど繊細な一面も見せた。
魔法世界編でようやく村上夏美とパクティオー(仮契約)を果たした。
最終回では今までの「村上小太郎」への意趣返しが行われた。
人物
少年らしくかなりのバトル好きで、趣味も修行であるあたり長瀬楓とは気が合う。
明るくも短気な性格。色々な場面で少々、油断が多い傾向がある。
頭より身体が先に動くタイプと思われがちだが、実は繊細なところもあり、化け物ぞろいの登場人物の中では比較的、読者の共感を呼ぶ思考の持ち主。
幼少の頃に両親を亡くし、食べていく為に裏の世界で仕事をこなしてきた為、ネギや3-Aの生徒達よりも大人な部分もある。
スプリングフィールド親子程ではないが、結構な恋愛フラグ建築士でもある。年齢詐称薬を使用した際の大人verの彼はかなりのイケメンである。(くぎみーは大人verの彼に惚れてしまった。)
能力
戦闘では、魔力は扱わず、気を使用した身体強化や、呪符や霊符、式神などを併用する。
狗族と人のハーフであるというルーツがあり、彼固有の能力として、漆黒の狗神を使役したり気の一種として気弾などの技や身体強化、即席の呪術にも応用する事ができる。
ただ、作中では狗神がどういったものであるかについて詳細は語られておらず、“影使い”と表現されることもあった。
魔法世界編でネギと共にかなりの強者へと成長していくのだが、闇の魔法を会得したネギとはライバルとして張り合っていくと宣言しながらも、実情、かなりの差をつけられてしまった。
彼の活躍を望んでいたファンにとっては、終盤、ラカンやエヴァンジェリンといった強者に認められるような描写がなかった事や、アーウェンルンクスシリーズに太刀打ち出来なかった事は結構残念な事だった。
余談
アニメ1期は原作で言う修学旅行編が描写されていたが、小太郎はそちらには登場しなかった。