那波千鶴
なばちづる
「もう素直に「ノーパン喫茶」でいいんじゃないかしら?」
クラス1の巨乳で、中学生でありながらバスト94と肉感的なプロポーションをしている。
左目の下の泣きぼくろが特徴。
豪胆で、どんな事態でも動じず、「あらあら」と微笑みながら冷静に対処する。また、いかに相手が強大であっても、自分の意思を貫ける芯の強さを備えている。その反面、顔色一つ変えず大嘘をつくなどトラブルメーカーになることも。
母性本能の固まりで、保母のボランティアをしている。現在は犬上小太郎がその主な対象(むしろ犠牲者?)で、半ば強引に保護者となり、寮で居候させている。他のルームメイトは村上夏美、雪広あやか。両名も千鶴のいいおもちゃとなることが多い。夏美のことは、二人きりの時は呼び捨て、人前では「ちゃん」付け、小太郎のことは「くん」付けで呼ぶ(まれに「コタちゃん」と呼ぶこともある)。
先述のプロポーションもあり、とても中学生とは思えない大人びた風貌・言動は貫禄と風格に満ちている。そのせいか、夏美や鳴滝史伽からは「ちづ姉(ねえ)」と呼ばれている(ただし、誕生日は千鶴よりその2人の方が早い)。
クラス委員長のあやかを名前で呼ぶ唯一の人物でもある。
ただし、「老けてる」「おばさん」などの発言には敏感に反応し、笑顔のまま強烈な怒りのオーラを放出し威圧する。その恐ろしさは夏美や小太郎を震え上がらせ、絡繰茶々丸といった強者をも凌駕する。
高熱を出した小太郎の尻に葱を突っ込もうとして以来、この風邪の民間療法が気に入った様子で、現在でも大量のネギを買いこみ、夏美を悩ませている(後にドラマ版でもこのネタが使われる)。
麻帆良祭編の最終決戦では、運よく超鈴音を発見したことにより特別報奨金(10,000ドル)を獲得。明石裕奈が賞金全額をクラスメイトにたかられたのに対し、千鶴は夏美と小太郎に口止めしてちゃっかり独り占めするという要領の良さを見せている。
初期案では、灘つつみという名前で、明石裕奈と設定が逆だった。
夏美の振り回し方が原作よりも激しく、いじめとも思えるほどのやりたい放題ぶりになっている。特に「質問に対して意味不明な答ばかり返す」という行動はそれまでの知性的な千鶴の印象を一変させており、演じる小林も「急にキャラが濃くなって……」と述べている。
ただし、このような行動をとるのは夏美相手の時だけらしく(後半では長谷川千雨も標的になった)、綾瀬夕映から相談を受けた際は普通に受け答えしていた。
「ネギま!」における黒歴史の筆頭でもあるが麻帆良祭編を見る限りではこの要素は原作にも少し逆輸入されてしまった模様。
こちらではネギに対し玉の輿を狙う目的でアピールするという、違うベクトルで酷いキャラとなっている。
原作とは違い自分が嘘を吐くのではなく勘違いしているキャラとなっている。