「戦場に向かう前から戦闘は始まっているの!」
CV:悠木碧
人物像
アキバ系のガンプラアイドルとして活躍する少女(?)。トップアイドルを目指してガンプラバトル選手権に出場し、知名度を高めようとする。
本名は「ミホシ」で、メイクをしていない時はそばかすがチャームポイントの地味な印象の女性。アイドルゆえにスタイルは良い。平時の容姿は『機動戦士ガンダムAGE』のユリン似。アイドル活動の際には派手な衣装を身に纏い、髪をピンクに染めているため、パッと見では同一人物とわからない。そのあざとさや素顔とのギャップは『機動戦士ガンダムSEEDDESTINY』のミーアを彷彿とさせる。
持ち歌に『ガンプラ☆ワールド』があり、挨拶はあざとく「キララン☆」。
年齢は明かされていないが、担当声優の悠木碧曰く「20代後半も後半の設定」。おしゃれなバーで自分の活躍を肴にお酒を嗜む場面もあり、それなりの年齢であることは疑いようもない。
事務所の方針で何故か「ガンプラアイドル」として売り出すこととなり、ガンダムアニメの全視聴をはじめ、膨大な機体名の暗記、さらにはガンプラ制作を究め、モデラーを名乗れるまでになってしまった自分にアイドルとしてのアイデンティティを揺さぶられたことも。数々の苦労を経て身につけた知識は、重度のガンダムマニアであるセイを相手にしたガンダム談義で盛り上がれるレベル。
とはいえガンプラやバトルをあくまでも商売道具として捉えており、勝つためなら対戦相手のガンプラに細工することも厭わないなど、彼女の努力はえげつない方向へ。夢のためになりふり構わない姿勢はレイジから評価されている。
ストーリー面で評価が高い『機動戦士ガンダム0080』を好きな作品として挙げるなど、「悪人」と言う訳ではなく、厳しい芸能界で生きてきた「大人」である事が理解できる。
予選での敗退後、晴れてガンプラバトル選手権世界大会のイメージキャラクターとして抜擢され、メディアでも取り上げられるように。
レセプションパーティの場でフェリーニに口説かれたのをきっかけに、彼とはたびたび絡んでいる。フェリーニの酒癖にドン引きしていたものの、あるていど親しくなったようで、彼が操るガンプラの危機に反応を示したり、決勝トーナメントを目前に酒を酌み交わすなどしている。
その後、チョマーへのインタビュー中、彼のフェリーニを扱き下ろす発言にイラついた挙句、フェリーニと自身との交流を冷やかされて何かしらの報復を行っていた模様。
使用するガンプラはピンクのカラーリングが施されたガーベラ・テトラ(本来の赤味掛かったカラーではなく、ストライクルージュに近い配色)。
ガンプラとしての完成度は高いが、ツーショット写真と引き換えにファンに作らせたことをあっさり暴露。なおガンプラ制作を担当したファンは、彼女の世界大会での活躍も熱心に追っかけている。
活躍
ガンプラバトル選手権地区予選大会を謎の不戦勝で勝ち上がり、三回戦の対戦相手であるセイに接近。試合前にビルドストライクの関節を傷つけ、バトル中に半壊状態に追い込むが、ビルドブースターの分離・変形ギミックを見抜けなかった為に不意を突かれ、上空からの砲撃を受けて敗北した。ガンプラこそ自作してはいないが、操作はこなれており、搭載している武装を間断なく用いる波状攻撃を見せた。
予選敗退後、セイとレイジが挑む決勝戦を観客席から見守る姿が確認できる。
地区予選大会終了後は世界大会のイメージキャラクターに抜擢され、主にレポーターとして活躍。自分を負かして世界大会へと出場したセイ達には注目しているようで、彼らが窮地に立たされた第8ピリオドにおいては、既に決勝トーナメント進出を決めた上でセイ達と対戦するフェリーニが、二人に勝ちを譲るように祈ってもいた。
セイとレイジを相手に激しい戦いを繰り広げるフェリーニの振る舞いに戸惑いを隠せなかったキララだが、両者共に死力を尽くして戦う姿に感じるものがあったようで、双方が戦闘不能になるほどの死闘を経て、勝負が引き分けに終わった時は目に涙を浮かべ、健闘を称える拍手を送った。