技プロフィール
| 初出 | 第4世代 |
|---|---|
| タイプ | ひこう |
| いりょく | 60(第四～五世代)→65(第六世代～) |
| めいちゅうりつ | 100 |
| PP | 20 |
| ぶんるい | 特殊 |
| 備考 | 相手を必ずこんらん状態にする(第五世代までは録音した声の音量でこんらんする確率が変動) |
| 範囲 | 単体 |
| 英語名 | Chatter |
概要
第四世代から登場したペラップの専用技。
どこに飛行タイプの要素があるのか全くもって不明だが、まあせいなるほのおが物理技なのと同じ事情だろう。
ペラップの登場がポケモン初のDSソフトだった(DP)のもあり、DSのマイク機能を利用してこの技を覚えたペラップに自分の声が録音出来る。
ペラップに自分の声を認識(録音)させるには、手持ちポケモンのメニューで(フィールド上で使う)秘伝技と同じ並びで出ている「おしゃべり」の項目を選べばよい。
録音すると技使用時のみでなくステータス画面での鳴き声も録音した声になる。
また、おしゃべりにはこんらんの追加効果があるが、第五世代まではその録音した声の音量によりこんらんする確率が変動するという特徴があった。
しかしマイクの録音性能は非常に悪く、実際はろくな声も録音出来ずせいぜい「あー」などといった単純なものしか認識しない。
また、一度録音してしまうと全てのペラップがその鳴き声になってしまい、違う個体のペラップに違う声を個別に録音させる事が出来ない。録音後そのペラップをボックスに預けたり交換に出したりすると録音した声はリセットされ元の鳴き声に戻ってしまう。
そして、この技が後にペラップに予期せぬ悲劇をもたらすことになる…
まさかのペラップ公式大会使用禁止
世代は変わり、ポケモンが本格的に世界進出に踏み出した第五世代。
世界で通用するコンテンツを作るには世界中の色々な厳しい規制(それ以前でもカスミのヘソ問題などは有名だろう)を乗り越えなければならない…
それを意識してか、第五世代では特定の卑猥なNN禁止、NPC戦でのどろぼうの仕様変更など様々な「規制」がなされた。
そして、その規制の牙にかかったのが「おしゃべり」の録音機能である。
この機能を利用して卑猥な言葉を録音して対戦時にペラップにしゃべらせ相手に不快な思いをさせるという事態を危惧し、この技どころかペラップごと禁止扱いされる羽目に。
ペラップは特攻が高く攻撃が低いステータスにもかかわらず、他のノーマル/飛行と違って当時の特殊飛行の主力技だったエアスラッシュやぼうふうを覚えられず、他にもこれといった特殊飛行技もないので嫌でもこの技が主力技になってしまう。
実はドーブルでもスケッチ出来ず、録音機能はペラップだけが持つ特有の物なのである。
しかし、前述したようにDSの録音性能は非常に悪いため、卑猥な言葉を録音してもろくに認識出来ないのが現状なのだが・・・
第五世代ではPGLで何度か禁止級も出場可能な公式大会が開催されたが、
ただし、下記のポケモンは除く
ペラップ
の文字列にある人は深い哀愁を感じ、ある人は大爆笑したという。
しかし、ペラップは皮肉にもこの技が持つ隠し効果のおかげで別の用途で引っ張りだこになる。
乱数調整である。
自分の声を録音したペラップをステータス確認画面で鳴かす事で1乱数を消費する。
他にも乱数を消費する方法はあるのだが、最も的確かつ安定して乱数を消費しやすいのはこの方法である。
ペラップのおしゃべりによる乱数消費が判明してから廃人の手によってある時は育て屋爺さんの前で、ある時は配達員の前で、ある時は伝説ポケモンの前でペラップが鳴かされ続けたという・・・
そして、逆襲の第六世代
この世代からハードの移行によりおしゃべりの録音機能は失われた。
第五世代では禁止扱いだったペラップだったが、晴れて公式大会に出られるように。
そしておしゃべりの性能自体も強化された。
威力は65にアップ、そしてこんらんの確率が100パーセントに上昇。
言うなれば攻撃技とあやしいひかりを同時に放ってる状態になり、相手にするとかなりウザい。
攻撃技なのでちょうはつやマジックミラーなどの影響も受けず、さらに今世代からの音技の仕様変更によりみがわりを張った相手もこんらん状態にする事が出来るため、この技のダメージは抑えられてもこんらんを防ぐ手段がほとんどいない。こんらんを無効にできる手段の一つに「りんぷん」持ちがあるが、この特性を持つ種族はすべておしゃべりが抜群な虫タイプなので意味がないという有様。
威力はそこまで高くないのだが、とにかく厄介な技に強化された。まさに逆襲とも言うべき強化であろう。
