表記ゆれ
この単語には二つの意味が存在する。
- 印刷形式の一種、石版印刷の省略形。これは平版印刷の一種であり多孔質の岩石を油脂で処理することにより水やインクをはじく部分を作り出し、それを原版にするもの。
- 岩石を板状にしたもの、主として記録用途として用いるもの。
この項目では後者に関し説明を行う。
岩石の板
本来の意味は石で作られた板状のものである。石板、石盤と表記される場合もある。持ち運びできないものは石碑などと呼ばれることがある。
紙の発明以前に重要な事柄を書き留める為に用いられ、皮革や布などよりも保存性が高いため、発見されると歴史的新事実が明らかになることも珍しくない。
一方でゲームなどファンタジー作品でも遺跡などでアイテムとして登場する事がある。
ドラゴンクエスト7における石版
正式には「ふしぎなせきばん」である。
ドラゴンクエスト7に於ける重要アイテムであり「謎の神殿で石版を一定数集めて台座にはめ込む」ことで新しい世界へと旅立つことが出来る。
このゲームにおいては「過去に起きた世界」の謎を解くと「本来主人公達が居た世界」にその世界が復活するという仕組み( ドラゴンクエスト6の「魔王に封印された世界の開放」に似ている )であり、「過去の世界に旅立ち謎を解く→元の世界で石版を探す→謎の神殿で台座にはめ込む」の繰り返しでゲームは進行する。
ところがこの重要アイテム、イベントで入手したり宝箱に入っていたりするのはわかるのだが、挙げ句落ちているものを拾ったりと入手方法が多岐に亘り、一つでも見逃すと台座が完成しない=ストーリーが進まない、という事になる。
しかもこのアイテムが「現代の世界に必ずある」、とは限らず、「過去の世界で入手するはずのものを入手し忘れている」事もある他、「更にそれ以前の冒険で入手できていない」可能性もある、第三者に攻略法を確認しようにも「どこのアイテムを取り逃がしているか」を確認しづらい、しかも救済手段もない、などプレイヤー泣かせの存在である。
これをドラゴンクエストシリーズの別のたとえで説明すると「ちいさなメダルを行動できる範囲で全部集めないとストーリーが進行しない」という状況となる。
恐らく、このゲームのできが他のシリーズよりもイマイチだと思っているの中には「このシステムがちょっと」という人も少なくないと思われる。