概要
「機動戦士ガンダム0080ポケットの中の戦争」に登場するMSケンプファーの改造機。
ガンプラバトルを主催するPPSE社の研究班が、総力を挙げて作り上げたワークスモデルであり、アラン・アダムスが基礎設計を行っている。
多機能であるがゆえに扱いが難しいが、メイジン・カワグチが使用する事が前提の設計であり、その性能を出しきる事で圧倒的な強さを誇る。
機体各部にPPSE社独自の技術が導入されており、ポリキャップを強化したハイ・ポリキャップを採用、更に水中で剥離しない特殊塗装によってバトルフィールドを選ばないオールラウンダーな機体となっている。
また、各武装にプラフスキー粒子を圧縮したエネルギーパックを内臓しており、長期戦にも対応する他、四肢の突起状のパーツは格闘用ヒート兵装となっている。
一方で、機体そのもののスペックの高さや武装の豊富さに対し、武装自体はオーソドックスな装備が多く、ガンダムX魔王やキュベレイパピヨンのような一撃必殺の武装やスタービルドストライクガンダムやジムスナイパーK9のような「隠し玉」機能は備わっておらず決定打に欠けるという短所も見られる。
デザインは石垣純哉氏による。
ガンプラはHGUCケンプファーのリデコ。劇中でアメイジングウェポンバインダーを複数装備する姿が描かれているが、これは別売のウェポンバインダーを用いる事で再現可能。
武装
アメイジングウェポンバインダー
背中と足に装備可能な各種武器を格納したバインダー。
バインダー内にはアメイジングライフルなど各種銃器を格納可能。武装はバトルの状況に合わせて事前にカスタマイズされ、バインダーに収納される。
また、ウェポンバインダーはそれ自体にスラスターが搭載されている為、重量増加による機動力低下を抑える工夫がされている。
なお、アメイジングウェポンバインダーはあくまで使い捨ての装備であり、バトルが進む中で用済みとなった場合は次々と破棄される。用済みになったバインダーを直接相手にぶつける戦法も可能。
アメイジングナイフ
近接戦闘用のヒートナイフ。刃の形状はククリナイフに似る。そのまま投げつける事で中距離戦にも対応できる。
専用の鞘に収める事で機体各部に装着可能となっており、通常は脇部に収められている。
アメイジングピストル
アメイジングライフルなどの基部となるビームピストル。
射撃戦や格闘戦に使用するだけでなく、ミサイルの迎撃や相手のセンサーを破壊するバルカンの代わりにもなる。
ケンプファーアメイジングの射撃兵装は、このアメイジングピストルに様々な装備を追加する形式となっている。
アメイジングライフル/アメイジングロングレンジライフル
銃身を換装することで用途に応じた使い分けが可能なビームライフル。
通常サイズの銃身のアメイジングライフルは取り扱いが容易な上に威力も高い。
フォアグリップを有したアメイジングロングレンジライフルは連射性は低下するが威力は更に高まり、本機のセンサーと連動する事でより高度な狙撃を可能にする。
グリップ部を分離すればアメイジングピストルとなる。
アメイジングマシンガン
連射性と取り回しに優れたビームマシンガン。
アメイジングライフルと同様にアメイジングピストルを基部とする。
アメイジングミサイルランチャー
ビーム兵器主体の本機では珍しい実弾系兵装。
同時発射可能数は四発。長距離攻撃が可能な誘導弾を発射し、状況に応じて他の武装と使い分ける。
アメイジングガトリングガン
ビーム兵器主体の本機では珍しい実弾系のガトリングガン。
他の兵器と違って逆手持ち。銃身には冷却用プレートが配されてる。
ベース機であるケンプファーの原作での末路を考えると何とも因縁深い武装である。
ビームサーベル
この機体で唯一原型機にも搭載されている兵器。
搭載場所も同じく大腿部。