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ジムスナイパーK9

じむすないぱーけーないん

ジムスナイパーK9は、アニメ『ガンダムビルドファイターズ』に登場するプラモデル(ガンプラ)。
目次 [非表示]

機体データ編集

型式番号RGM-79K9
製作レナート兄弟
生産形態カスタムガンプラ
全高18.0m
重量80.2t
固定武装ビームガン×2、ヒートナイフ、ビームサーベル×2、K9ドッグパック
携行武装ビームスナイパーライフル、スナイパーライフル、ブルパップ・マシンガン、シールド

概要編集

型式番号RGM-79K9

レナート兄弟が世界大会の決勝トーナメントに投入したガンプラ

機体のベースとなっているのは『機動戦士ガンダム0080』に登場したジム・スナイパーⅡ

一見してみるとモスグリーンに塗装された本体に、増加装甲や装備を追加した機体に見えるが、実際にはレナート兄弟による作戦プランを形にする為の多くの隠し機能が搭載されており、これによって他のガンプラでは考えられないバトルを展開する。その数々の戦法は見るものを驚かせる。

また、軽量機でありながらアビゴルバインのような重量機とも渡り合うことが可能であり、長距離狙撃戦を得意とするように見えるが、その実は格闘戦にも対応出来る汎用機である。

尚、K9とは訓練を受けた警察犬のことで、犬を意味する「canine」をもじって、「ケイナイン」=K9となる。


なお、K9ドッグパックなどといった装備の一部は、レナート兄弟の次作であるゴーストジェガンでもオプションとして引き続き使用されている。


デザインは寺岡賢司氏。

プラモはHGBFから発売。HGUCジム・スナイパーⅡのリデコとなる。また、K9ドッグパックの単品版も販売されている。


武装編集

ビームスナイパーライフル編集

折りたたみギミックを備えた200mm口径の大型狙撃銃。フォアグリップだけでなくメイングリップも可動式にしたことで、大型兵器特有の取り回しの悪さを改善している。銃身に銃架も装備する為、安定した狙撃が可能。

折りたたんだ状態でK9ドッグパックに装備する事が可能で、ドッグパック用のメイン武装となる。


スナイパーライフル編集

狙撃に特化した75mm口径のスナイパーライフル。ジム・スナイパーⅡ本来の武装。

K9ドッグパック分離後はこちらが本体用のメイン武装となる。

ジム・スナイパーⅡのライフルは設定上実弾を発射する仕様となっているが、こちらはビームを発射する仕様になっている。「無反動なため精密狙撃が可能」とされており、反動を抑制するためにビーム兵器としたとも考えられる。


ビームガン編集

大腿部に増設されたホルスターに計2基が収められている20mm口径の小型銃。

連射性は高いが威力は低い。グリップ部にはバッテリーが装填されており、戦闘中のリロードが可能。


ヒートナイフ編集

右肩のホルスターに収められた小型ヒート武装。両刃の直刀の様な形状をしている。

格闘戦に用いられるだけでなく、壁に刺しての移動やトラップ設置作業などにも用いられる。


ビームサーベル編集

スカート後部に2基装備された近接戦闘用のビーム兵装。ジム・スナイパーⅡ本来の武装。

狙撃戦を得意とする本機による使用頻度は低いが、フェイルセーフティとしては有効。


ブルパップ・マシンガン編集

90mmの実弾を発射するマシンガン。ジム・スナイパーⅡ本来の武装。

バトルの内容によっては携行しない場合もある。


シールド編集

対ビームコーティングシールド。こちらもジム・スナイパーⅡ本来の武装である。

障害物を活かして戦う場合は装備しない場合もある。


K9ドッグパック編集

ビームスナイパーライフルとバックパックを合体させた四足型自走砲。レナート兄弟によるコードネームは「ブラッド・ハウンド」。

本体とは別に行動し、挟撃など多彩な戦術を可能とする。

ビームスナイパーライフルを装備するジョイント部は、アタッチメントを装備する事で他の武装も装備する事が出来る。

更に後部ユニットはホバータイプの兵員輸送車となっており、「ブラッド・ハウンド隊」を搭載する。


ブラッド・ハウンド隊編集

K9ドッグパックに搭載されている1/144スケールのジオン兵フィギュア。

兵士フィギュアはそれ自体に大した戦闘能力は無いものの、こちらも本体から離れて行動させる事ができ、相手に気付かれずに敵機の関節部に爆弾を仕掛ける「タイム・ストップ作戦」(作戦名と作戦内容は『機動戦士ガンダム』第14話『時間よ、とまれ』からの引用)に用いられる。この作戦でアビゴルバインを葬ったが、次の対戦相手であるケンプファーアメイジングには対策を施されていた(関節に滑りやすいグリスを塗っていた)こともあって、無効化された。

なお、ジム・スナイパーⅡそのものは連邦の機体なのだが、何故ジオン兵のフィギュアが使用されているのかは不明。ジオンが鹵獲・改修した機体、もしくは連邦とジオンが合同製作した機体という設定なのかもしれない。

また、この作戦を目の当たりにしたラルさんは『ガンプラバトルではない』と半ば批判的に評していたが、解釈次第ではただの『人型の(自爆型)ファンネル』とも見なすことが出来るだろう。

ちなみに、HGBFのキットに付属するブラッド・ハウンド隊は、HG U.C.HARD GRAPHの「ザク地上戦セット」に含まれる一般兵フィギュアの造形を流用しており、ジオン兵に加えて連邦兵も含まれていたりする。



EXAMシステム編集

ブルーディスティニーシリーズに搭載されている対ニュータイプ用戦闘システム。

狙撃戦や各種作戦が破られた場合の最後の切り札として用いられ、発動すると頭部センサーが赤く発光し、機体性能を飛躍的に向上させる。EXAMシステムの負荷に耐える為にフレームは強固なものとなっており、本機が重量級と渡り合える要因でもある。


関連項目編集

ガンダムビルドファイターズ レナート兄弟

ジム・スナイパーⅡ

ジム・スパルタン - ジムスナイパーK9と同様、ミリタリー風味強めのジム・スナイパーⅡの派生機。

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