概要
「機動戦士Vガンダム」に登場するMS・アビゴルの改造機であり、頭部にカブトムシを思わせる一本角を持つ。
他の同スケールのガンプラと比較すると二回りほど大きく(アビゴル自体22.6mと、Vガンダムの登場MSは元より他作品のモビルスーツよりも頭ひとつ抜きん出たサイズである)、そのサイズを活かしたパワーファイター的な戦闘スタイルを得意としている。
原作通りMA形態へ変形することが可能だが、本機はこの形態において、甲虫の羽のようなビームウィングを展開する仕様となっている。
デザインはかつてアビゴルのデザインを手がけた石垣純哉氏。曰く20年ぶりのセルフリファインであるとの事。
HG化を望む声が多いが、アビゴル自体がHG化されていないこととプラモデル化しない前提でデザインされたデザイナーズ自由枠の1つのため現時点でプラモデル化は難しいとされる。
武装
下記の様に豊富な武装が施されており、あらゆる状況に対応可能だが、あえて拳一つで戦い抜くことも多い。
ビームキャノン
頭部に搭載されている。主に飛行形態時に使用する事が多い。
ビームサイス
MS形態時に使用する鎌状のビーム兵器。二つ繋げることでビームナギナタのように振り回したりできる。
ビームカッター
背中の角と両腕に搭載されている。角自体にビームを纏わせてすれ違いざまに切りつけたり、そのままビーム刃を飛ばす事もできる(MS形態でも使用可能)。腕の方はMA形態時にビーム翼として使用している。
腕部ビーム砲
両腕に搭載されたビーム砲。
設定上ベース機にも搭載されているが「Vガンダム」劇中では使用されなかった物。
両肩ミサイルランチャー
本機で追加された実体兵器。一度に計5発、全弾10発の誘導弾を発射する。
バッティングラム
世界大会第3ピリオド「オリジナルウェポンバトル」で使用。外見は棘付きのバットだが、先端からプラズマ炎を発生させる機能が備わっている。
コンテナに同梱されていたバイザーとセットで装備し、同じくボール型ボールとグローブ、バイザーを装備したスタービルドストライクガンダムと野球勝負を演じた。
余談
前述の通りカブトムシを彷彿とさせる特徴を多く持った本機だが、そうした姿とネーミングから、ガンダムシリーズと同じ富野由悠季監督の手掛けたアニメ作品である、「聖戦士ダンバイン」に登場するロボット兵器・オーラバトラーが裏モチーフなのではないかと噂されている。