概要
犬夜叉一行と敵対する奈落一派の首魁。
全ての黒幕たる「四魂の玉」を除けば本作のラスボス的存在である。
人物
髪の毛がワカメっぽいことから通称ワカメとも呼ばれる。またすぐに全裸になる。
犬夜叉同様に半妖であり、月に一度動けない時が存在するが、普段は本物の妖怪をはるかに凌ぐ圧倒的な邪気と妖力を持ち合わせる。
強さと逃亡癖
実力は作中最強と言っても過言ではない。
殺生丸すら溶かす瘴気を武器とするが、奈落の強さは無敵にすら感じる絶対的な防御力にある。
物理攻撃完全無効、冥道にも飲み込まれない異次元耐性、殺生丸のチート武器「爆砕牙」でさえ奈落には決定打に成り得ず、挙句の果てにはさんざん弱点と語られてきた四魂の玉を貫かれてもすぐには死ななかった。
ガイドブックに記された生身の身体能力は29巻時点でなんと殺生丸をも凌ぐ(ただし作中では白兵戦がなく、自慢の身体能力は活躍しない)。
…と、稀に見る程の凶悪な強さを誇っているが、とにもかくにも逃げまくる。作中では20回以上逃げている。
犬夜叉一行にさらなる苦しみを与える為に、あえてとどめを刺さずに撤退したことも何度かあるが、少しでも状況が不利になると、それ以上抗戦しようとせずにあっという間に逃げ去ってしまう。
結果論だが逃げずに戦っていれば、犬夜叉達はとっくに死んでいただろう状況の方がはるかに多い。慎重過ぎるのも考え物か。
分身
四魂の玉の完成を目指す過程で奈落が生み出した7人の分身。
長女(無)・神無
次女(風)・神楽
長男(悟り)・悟心鬼
二男(影)・影郎丸
三男(獣)・獣郎丸
四男(人の心)・赤子
五男(幻術)・夢幻の白夜
本当の姿:第6巻~9巻及び回想
誰にも変化していない時の奈落の姿。一人称は「我」。
狒々の皮を被っており、素顔を見せない。声は鬼蜘蛛と同じ。
これが奈落の本当の姿であり、人見蔭刀の姿になってからも奈落の傀儡はこの姿で登場する。
第二形態:第9~28巻
美形の城主、人見蔭刀を乗っ取ってからの姿。
奈落の姿としては最も有名。
この状態は「ワカメ」の他に「殿」とも呼ばれる。
一人称は人見蔭刀同様に「わし」になる。
第三形態:第29~54巻
もちろん左が奈落
白霊山で第六の妖怪、赤子を放出した後の姿。
この形態からほとんど無敵の存在となる。また、やたらと全裸になる。
異様にややこしい大量の鎧と、龍の尻尾が3本、両肩の突起、胸の目玉と色々とゴチャゴチャした姿。本編途中からも一部簡略化されて描かれた、具体的に指すと龍の尾等が削除された。
第四形態:第54~56巻
ピクシブ内にはイラストなし。
真っ黒で鎧甲質の超巨大な蜘蛛。
最終形態:56巻
ピクシブ内にはイラストなし。
四魂の玉を完全に取り込んだ最終形態。
殺生丸を溶かす程の瘴気を自在にあやつる化け物。
最後の一線を越えた奈落に悲しみすら覚える程の、凄まじい姿をしている。