概要
三つ目の頭部が特徴。
本機は高い汎用性を誇り中でも機体構造はノーザンベル制圧戦の際には高空からの降下をパラシュートなしで行い無事着地、そのまま作戦を続行可能という驚異的な頑丈さを誇る。
バルチャーが使う機体の多くは戦前に製造されたものだが、新連邦や後述のアルタネイティブ社では新品が製造されている。
バリエーション
DT-6800 ドートレス
基本となる機体。
バリエント等新型機が配備されるまでは新連邦でも主力を務めていた。
新連邦所属機のみビームサーベルを装備している。
重量7.5t
DT-6800W ドートレス・ウェポン
右肩に500mmキャノンを装備した支援用の機体。
機動性がやや低下している。
胸部のカラーリングは紺色。
重量7.3t(アルタネイティブ社仕様機体)。
DT-6800C ドートレス・コマンド
通信機能を強化した指揮官機。
頭部の形状が異なり、アンテナが2基に増設されている以外は一般機と変わらない。
胸部のカラーリングは深緑。
重量7.1t。(アルタネイティブ社仕様機体)
DT-6800F ドートレス・フライヤー
飛行用バックパックを装備した機体。
機動性などに難はあったが、戦後の地球では航空兵器がほとんど失われていた為それなりの戦果を挙げた。
カラーリングは胴体中央部が灰色、他は橘色。
携帯式(ボックスランチャー型)の魚雷発射機を持つ機体も登場している。
DT-6800HM DHMファイヤーワラビー
ザコット一味が使用した機体。
頭部は通常のドートレスに近いデザインであり、ホバリング専用スラスターを増設し極端に大型化した推力増強型の脚部が特徴的。
フレームの見直しから改良が行われているため全体的に元のドートレスより重厚だが重量そのものの増加はそれ程多くはない。
戦術的利用価値が高く旧連邦時代からパイロットに人気が有った。
カラーリングはブラウン系。
オプション武装として火炎放射器を装備する事もある。
DT-6800HMC DHMCワイズワラビー
陸上での機動性向上を目的に開発された機体。
高機動指揮官機でファイヤーワラビーの上位機。
違いは頭部が性能向上型に換装されている事。
カラーリングは青。
劇中に登場したのは青いエニル機のみで、これが正式カラーかどうかは不明。なおワラビー系はビームサーベルを標準装備としている。
背部にハードーポイントが有り作中ではファイアーワラビーと共にパーツ回収用のコンテナを装備していた。
NRX-0018-2 ドートレス・ネオ
戦後に開発された直系の新型機。開発にはガンダムヴァサーゴのデータも転用することで単機での飛行能力も有しており、両腕に装備されたワイヤードビームライフルによって無類の近接戦闘力を得たがビームカッターで切りつけると見せかけて刃先を伸ばして射撃武器のように使い分けるといったフェイント戦法も可能。劇中で登場したのは終盤で、しかも量産化の最終テスト段階であったため、実戦配備はフロスト兄弟親衛隊にのみ行われている。
ドートレス改
バルチャーが改造を施したドートレス。
旧宇宙革命軍の機体であるジェニスのパーツを使用するなど、様々な機体のパーツによりカスタマイズされている為、機体毎に姿が異なる。
ドートレス・タンク
ドートレスの上半身と戦車の車体を組み合わせた機体。
頭頂高は10.3mと下がっている。
ジャンクパーツから再生した機体であり、正規のバリエーションではない。
両腕が70mmガトリング砲に変更されており、肩にはドートレス・ウェポン用のキャノン砲が追加可能。
重量6.3t
アルタネイティブ社仕様
旧連邦の技術士官フォン・アルタネイティヴが有する北米の都市セントランジュ郊外にある
軍事企業アルタネイテイブ社で生産された言わば「戦後生産型ドートレス」の一種。
放棄された旧連邦の軍事施設を接収しており、旧連邦の機体の再生産を行っている。
形式番号が通常型のみDT-6800Aと末尾にアルタネイティブ社の頭文字が付く。
外見はカラーリング以外は旧連邦仕様と変わらない。
そのまま再生産するのではなく、独自の仕様として軽量化(重量が7.0tに)などを施している。
前述のウェポン・コマンド仕様は重量設定が当社仕様機体の物を基準にしている為、連邦本来の
ドートレスのスペックより軽量という矛盾が生じてしまっているが連邦本来のコマンド・ウェポン仕様の重量が資料に記載された事は無い(一応標準仕様の7.5t+αになると考えるのが妥当ではある)。